2023年9月3日(日)大阪・176BOX『NARIAGARI vol.2』の対戦カード発表記者会見が、8月24日(木)都内にて行われた。
MMAルール57kg契約5分2Rで、多湖リキト(ネックス)vs.野崎大翔が決定。多胡は8月6日に行われた記者会見に乱入し、「DEEPから来ました多湖リキトです。会見を見ていたらお芋畑みたいでお芋だらけ。背負っていけるヤツがいないので、僕がNARIAGARIのエースとしてやっていこうと思う」と突然のエース宣言。皇治が「じゃあ、多湖君の首に賞金懸けます。勝てるって人は首を狩ってください。首を狩ったら賞金50万円」と賞金マッチにするとしていた。
皇治は「この戦いは裏メインくらいに期待している。多湖は俺の柔術の師匠の竹浦さんの弟子で軽く会ったことはあっても面識はなかったんですが華を感じた。人にはないものを持っていると感じた。会見で大きいことを言っていたので、こういうことが出来るのは今の人にはいない。SNSでピーピー言うのは多いが、出てきて面と向かって言うのはいない。賞金50万でたくさんの応募が来たが野崎が一番勢いがあってイケイケやなと。成り上がりたいパワーも感じた。俺の恩師であるSFKの寒川代表が推薦してきました。俺の恩師対決みたいな、推薦されてきた同士がやる試合です」と、野崎に決めた理由を説明する。
野崎は「絶対勝ってやろうと思っています。相手は寝技が上手でダンゴムシみたいな面白くない試合しよる。僕の方が華があるので絶対に勝つ」とギラギラ。迎え撃つ多胡は「前回つまらない会見をやっていたので乗り込んだら、僕の首に50万懸けてくれたので。喧嘩自慢みたいなイケイケなのを成敗するパターンと思ったら、幼稚園の入園式に行くようなスーツで来て練習も一生懸命やっている感じなので、僕も一生懸命に練習しようと思います。試合では塩漬けにして漬物にしてから腕をポキンッとやってやろうと思います」と応戦した。
すると野崎は「プレゼントを持ってきた」と多胡にタコのぬいぐるみを渡す。これに多胡は「ちょっと寒いな。会見の盛り上げ方もイマイチなので、その部分も成り上がらないとこの人は無理。このプレゼントはお返しします」と野崎に投げつけ、野崎も多胡に投げつける小競り合いとなったが、多胡は「相手は幼稚なので試合で見せてやろうかなって感じです」、野崎は「試合を楽しみにしとってください。絶対に勝つので」と試合で決着をつけるとした。
印象を聞かれると多胡は「今週に(相手を)聞いて弘輝チャンネルとか喧嘩自慢のイケイケの大会に出ているってことで。でもアマチュアの試合にも出ているので真面目にコツコツやってきているんだろうなって感じています。今日は一生懸命盛り上げていきがってくれましたけれど、僕もプロなのでもちろんナメてないです。何とも思っていません。いつも通りです」と答える。
野崎はプロに挑戦という形となったが「これまでもプロと何回かやってきました。でも多胡ちゃんはプロだと思っていません。踏み台にしかなりません。僕の方が打撃強いので見とってください」と強気。「前回の試合を見ましたが、5分2Rの8分くらいは抱き合ってダンゴムシみたいにネチネチして。全然しょうもない試合をしとったので今回は打撃で華のある試合を見せます」と挑発する。
これに多胡は「前回はNARIAGARIとの対抗戦ということで、相手がMMA初挑戦だったので寝技の部分も稽古をつけるような試合をして。本当は最後まで漬け漬けにして漬け物にしてやろうと思ったんですけれど、これ以上やるといじめになるなってことで一本とらせてもらいました。まあ、今回もちょっと稽古をつけてやらないと。コイツ凄い生意気なので。MMAなので打撃ももちろんやりますよ。喧嘩自慢には負けていられないので」と、稽古をつけてやるよという姿勢だ。
【写真】フェイスオフで野崎が多胡を突き飛ばし、ピリついた雰囲気に 賞金50万円を手にしたら何に使うかと聞かれた野崎は「それは皇治さんにいいたこ焼き屋さんを教えてもらって、そこでめちゃくちゃお金を使おうと思っています」と、多胡を倒してたこ焼きを食べるとした。
ここで、多胡が勝った場合にも賞金が出るということで「僕も皇治さんと一緒でモテてしゃーないので、いつもお世話になっている人たちに還元できたらと思っています」と話した。
なお、野崎はキックボクシングの経験しかないとのことで「寝技は全然自信ないし、寝技は弱いんですけれど相手も弱いので。寝技は上手いかもしれないけれど打撃が弱すぎるのでボッコボコにしてやろうと思います」と、打撃で対抗すると語った。