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レポート

【Krush-EX】約2年ぶりの復帰戦で山浦力也が連敗脱出のKO勝ち「これから這い上がる」

2023/08/20 16:08
Krush-EX 2023 vol.62023年8月19日(土)東京・GENスポーツパレス▼メインイベント(第7試合)Krushスーパー・バンタム級 3分3R〇山浦力也(北斗会館/K-1甲子園2018 -60kg王者)KO 1R 2分22秒 ※右ストレート×龍生(ALONZA ABLAZE)  山浦は第4回・第5回・第6回K-1アマチュア全日本大会チャレンジAクラス -60kg優勝、第16回・第18回・第20回K-1アマチュアチャレンジAクラス -60kg優勝、K-1甲子園2018 -60kg優勝とアマチュアで数々の実績がある。2018年9月にプロデビューし、斗麗、新美貴士、稲垣澪、森坂陸と現在のトップクラスたちと対戦し、戦績は2勝6敗。現在4連敗中、2020年11月以来の試合で連敗脱出を目指す。  龍生は卜部功也率いるALONZA ABLAZE所属で、卜部と同じサウスポー。戦績は2勝3敗で、3月のKrush-EXでは堀井海飛に判定勝ち。  1R、サウスポーの龍生は左ストレートとインロー。山浦は右ミドルとインローを返す。プレッシャーをかける山浦が右ストレートを当てると、打ち合いのなかで左フックを当ててダウンを奪う。  再開後、山浦は右ストレートからパンチをまとめてダウンを追加。最後は右ストレートで龍生をなぎ倒し、KO勝利で約2年ぶりの再起戦を飾った。  試合後、山浦は「対戦してくれた龍生選手、会場に足を運んでくれたみなさん、YouTubeを見てくれているみなさん、みなさんの応援が本当に力になりました。今回の試合が2年ぶりくらいで、試合が空いて遠回りしたんですけど、これから這い上がるので次の試合も楽しみにしていてください」とファンにメッセージを送った。 [nextpage] ▼セミファイナル(第6試合)Krushライト級 3分3R×SOUL(IMPACT)判定0-3 ※28-30×2、29-30〇川越亮彦(K-1ジム総本部チームペガサス)  SOULは8勝(2KO)7敗1分の戦績を持ち、4月大会ではTKO勝ち。川越は第26回K-1アマチュアチャレンジAクラス -70kg優勝の実績を持ち、戦績は2勝6敗1分。3月に判定勝ちも5月はKO負けを喫した。  1R、右ローを蹴る川越に対し、SOULは左フック・右ストレートを伸ばす。SOULは左ボディにもパンチを散らし、川越は距離が詰まると右のヒザ蹴りを狙う。  2R、川越は右ロー、ヒザ蹴りとボディブローで前に出る。川越の手数と圧力で、SOULは徐々に手数が減る。  3R、川越が左ボディと右ローで前進。SOULをコーナーまで下がらせて右ストレート・左ボディを打ち込む。川越優勢のまま試合が終わり、判定勝利を収めた。 [nextpage] ▼第5試合 Krushクルーザー級 3分3R×山根武夫(K-1ジム川口TEAM SIRIUS)判定0-3 ※27-30×3〇藤倉 悠(ポゴナ・クラブジム)  山根は第42回K-1アマチュアチャレンジAクラス +75kg優勝で、戦績は3敗。K-1 GROUPには今回が初出場となる。藤倉は今回がデビュー戦。  1R、藤倉が勢いよくパンチと右ミドル・ローで前に出て、右フックでダウンを奪う。再開後、藤倉が荒々しくパンチを振り回すがクリーンヒットはない。  2R、両者ともに組み合う時間が長くなるなか、藤倉が右ミドル・右ストレートを当てる。  3Rは両者ともスタミナの消耗が目立ち、目立った攻防がないまま試合終了。1Rにダウンを奪った藤倉が判定勝利した。 [nextpage] ▼第4試合 Krushバンタム級 3分3R△小島卓也(優弥道場)ドロー 判定1-1 ※30-30、30-29、29-30△呼良(K-1ジム福岡チームbeginning)  小島は2020年9月にプロデビューし、戦績は3勝(1KO)9敗。2022年2月に初のKO勝ちを飾ったが、現在5連敗中で連敗脱出を目指す。呼良の戦績は3敗。初勝利を狙う。  1R、呼良がジャブを突いてパンチとヒザ蹴りで前に出る。小島は距離を取りながら右ロー・右ストレートを返す。圧力では呼良、攻撃のヒット数では小島という展開が続いた。  2R、呼良は小島のボディにもパンチを集め、小島を後退させる。小島もパンチとローを返すが、やや呼良の圧力に押される。  3Rもお互い手数を出し続ける両者だが決定打はない。判定は3者3様のドローという結果に終わった。 [nextpage] ▼第3試合 Krushスーパー・バンタム級 3分3R〇嶋 拓実(K-1 GYM横浜infinity)判定3-0 ※28-27×2、29-27×太田 黎(真闘会)  嶋は第28回・第31回K-1アマチュアチャレンジAクラス -55kg優勝で、2020年6月にプロデビュー。デビュー戦はKO勝ちしたものの、以後は3連敗で戦績は1勝(1KO)3敗。連敗脱出を目指す。太田はK-1カレッジ2022 -55kg王者のサウスポーで今回がデビュー戦となる。  1R、サウスポーの太田は、ジャブを見せて嶋の前足にローを集める。嶋は離れた間合いから飛び込んでの右ストレートを当ててダウンを奪う。再開後、太田も左右のパンチと顔面前蹴りで前進するが、嶋が左フックでダウンを追加する。  2R、太田は右フックからパンチをまとめて前進。嶋も左フックや右アッパーを当てるが、太田の前進は止まらない。ラウンド終盤、前に出続ける太田が左ストレート・左の顔面前蹴りを当てる。  3Rも太田が手数を増やして前に出る。嶋も下がりながらインローを蹴り、太田をパンチで迎え撃つ。最後は激しい打ち合いとなったが、嶋がダウンのポイント差で判定勝利した。 [nextpage] ▼第2試合 Krushライト級 3分3R〇瑠唯(リーブルロア)判定3-0 ※30-28×2、30-27×茶圓吏久(K-1ジム蒲田チームアスラ)  瑠唯は第53回K-1アマチュアチャレンジAクラス -65kg優勝、K‐1甲子園2022 -65kg準優勝で今回がデビュー戦。茶圓も同じく今回がデビュー戦。  1R、サウスポーの瑞貴がインローと左ハイ、ワンツーを当てて前に出る。坂本はガードを固めてインローを返すが、瑞貴がテンポよくパンチと左ミドルを当てる。  2Rも瑞貴が左の攻撃を上手く使って、左のヒザ蹴りも突き刺す。瑞貴が坂本の攻撃をかわし続け、左ストレートを当てた。  3R開始直後にバッティングが起こり、坂本が左目付近をカットするが試合再開。再開後、坂本は右ストレートで反撃に転じるが、瑞貴をとらえきれず。逆に瑞貴は左ストレート・ヒザ蹴りをタイミングよく当てる。このまま試合終了となり、瑞貴が判定勝利を収めた。 [nextpage] ▼第1試合 Krushフライ級 3分3R×瑞貴(TEAM3K)判定0-3 ※29-30×2、28-30〇坂本侑生(ファイティングアカデミー・ドラゴンテイル)  瑞貴は第24回・第27回・第30回K-1アマチュアチャレンジAクラス -55kg優勝の実績を持ち、2022年2月にプロデビュー。現在まで1勝2敗の戦績。坂本は1敗で今回が2戦目。プロ初勝利を狙う。  1R、ともにデビュー戦の両者。お互いに序盤からパンチとローで激しく打ち合う。瑠唯がジャブ・右ストレート当てれば、茶園も右ストレートを当てて前に出る。終盤、瑠唯が右ストレート、茶園が左フックをヒットさせる。  2R、瑠唯はワンツーと右カーフキック、茶園はジャブ・左フックを当てる。このラウンドも互いに譲らず、一進一退の攻防が続いた。  3R、茶園が瑠唯のローに左フックを合わせる。これを効かせた茶園が前に出て左ボディ。下がる瑠唯をパンチで追いかける。最終ラウンドに山場を作った茶園が判定勝利を収めた。
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