キックボクシング
インタビュー

【ジャパンキック】大崎孔稀「いつも通りKOで勝つ」vs石川直樹「大崎選手のセコンドやお客さんがドン引きするようなカウンターのヒザ蹴り」

2019/08/02 16:08
【ジャパンキック】大崎孔稀「いつも通りKOで勝つ」vs石川直樹「大崎選手のセコンドやお客さんがドン引きするようなカウンターのヒザ蹴り」

旗揚げ戦トリプルメインのトリを務めるのは石川(左)vs大崎の二冠王対決

2019年8月4日(日)東京・後楽園ホールで開催されるジャパンキックボクシング協会『KICK ORIGIN~ジャパンキックボクシング協会旗揚げ戦~』。

 同大会のトリプルメインイベント第3試合、52.5kg契約3分5Rで対戦するジャパンキック認定フライ級王者&スック・ワンキントーン認定スーパーフライ級王者・石川直樹(治政館ジム)とJ-NETWORK&WMC日本スーパーフライ級王者・大崎孔稀(OISHI GYM)のインタビューが届いた。

 石川は首相撲からのヒジ・ヒザに徹底して磨きをかけ、2016年10月に日本フライ級王座を奪取。2度の防衛に成功し、2018年6月にはKING OF KNOCK OUT初代フライ級王座決定トーナメントにも参戦している。旗揚げに伴い日本フライ級王座を返上、ジャパンキックボクシング協会フライ級王者に認定された。

 大崎は17勝4敗1無効試合の戦績を持ち、17勝の内12勝がKO勝ちという攻撃力の持ち主。パンチ、蹴り、ヒジ、ヒザいずれでもKOできる破壊力を持ち、タイ人と渡り合うテクニックも持っている。特にボディブローは強烈。2月の『KNOCK OUT』では2度のダウンを奪いながらもタネヨシホに大逆転KO負けを喫したが、4月の『野良犬祭」ではKO勝ちで再起を飾っている。

 二冠王同士の対決に臨む両者のインタビュー。

大崎孔稀「相手の得意な場面でも勝負して圧倒したい」

――今回、旗揚げ戦の参戦が決まりました。

「僕は所属選手ではありませんが、メインイベントをやらせていただき嬉しいです。メインイベンターとしての責任を感じ、しっかり盛り上げないといけないと思っています」

――対戦相手の石川選手にはどのような印象がありますか?

「同じ階級のトップ選手なのでいずれ戦うんだろうなとは思ってました。首相撲とヒザ蹴りの選手で、粘って首相撲に引きずりこんでくるイメージがあります。僕的にはムエタイと同じリズムで来るのでやりやすい相手です。大石道場の先輩方やタイ人の先生に色々と教わってますし、首相撲になっても組み負けない自信はあります。蹴りでもパンチでもどんな攻撃でも倒せるようにはしていて、相手の得意な場面でも勝負して圧倒したいですね」


破壊力のあるパンチを誇る大崎(左)

――アウェーの地で戦うことに意識はしてますか?

「応援してくれる方がたくさんいた方がいいのですが、僕がやることはKOすること、倒すことなのでいつも通りの動きをすればいいかなと思います。そんなに気負うことなく、アウェーの地での戦いなので空気に飲まれないように、いつも通りに戦うことが重要です」

――今回の試合テーマは何でしょう。

「いつも通りKOで勝つことです。判定決着までいくと分が悪いかもしれないので、そうならないためにも倒して勝ちます」

――石川戦の後に何か目標はありますか?

「タイで大きな試合が決まりそうなのでここをしっかり乗り越えて次に向けていいステップにしたいと思います」

(聞き手・安村発)

石川直樹「俺がジャパンキックを引っ張っていく」という覚悟を持ったうえで大トリを務める

──今回はJKA旗揚げ戦の大トリを務めることになりました。

「5月もトリを任せて頂きましたが、もっとお客さんに入ってほしかった。早くファンから『石川の試合を見たい』といわれるようになり、後楽園ホールを超満席にしたい。今回も勝つのは当たり前。『俺がジャパンキックの顔で引っ張って行く』という覚悟を持ったうえで大トリを務めさせていただきます」

──大崎選手の印象は?

「全部がうまいけど、その中でもパンチとヒジの選手という印象を持っています」

──どんな試合展開をイメージする?

「案外早く終わるかもしれないと予想しています」


日本人選手には珍しい首相撲からのヒザ蹴りを得意とする石川

──大崎選手より上回っていると思う点は?

「『絶対負けない』という気持ちは上回ってると思います」

──今回重点的に練習している技術は?

「大崎選手のセコンドやお客さんがドン引きするようなカウンターのヒザ蹴り=テンカオです(ニヤリ)」

──テンカオ以外にはどんなところに注目してほしい?

「ヒジ・ヒザの上下の攻防に注目して頂ければと。今の僕、メッチャクチャ強いんで楽しみにしていて下さい」

(聞き手・布施鋼治)

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