2023年8月18日(金)東京・後楽園ホール『RISE 171』のメインイベントで、第2代RISEライトヘビー級(-90kg)王座決定戦3分5R無制限延長Rをコントゥアラーイ・JMボクシングジム(タイ)と争う南原健太(極真会館)の直前インタビューが届いた。
南原は幼少時代から極真空手を学び、小学生の時はあの那須川天心とライバル関係にあった。第32回全日本ウェイト制空手道選手権大会重量級第3位、第11回全世界空手道選手権大会ベスト32、第35回全日本ウエイト制空手道選手権大会準優勝、2022オープントーナメント全日本体重別空手道選手権大会軽重量級優勝などの実績を持つ。2021年7月にRISEでプロデビューし、3試合連続KO勝ちを収めたが、2022年4月にカルリ・ギブレインにKO負け。その後、坂本優起にKO勝ちして再起を果たし、今年3月にはK-1との対抗戦で愛鷹亮を1Rでマットに沈めた。6月の王座決定トーナメント準決勝では6戦6勝(6KO)の入田和樹を2RでKO。戦績は7勝(7KO)1敗。
僕の挑戦は自分の挑戦だけじゃなく、極真会館を背負っている
――SNSで梅野源治さんが使う言葉で宣言してましたね。「ひらがなで“やばいだろ”にしたんですけど、梅野選手みたいにローマ字でやった方が良かったですね」
――試合までに1日たりとも無駄にしないと宣言してましたが?
「相手のコントゥアラーイ選手と比べて覚悟が違うし、ベルトに対して獲る気持ちは絶対に負けないので、一日たりとも無駄な日はないです」
――実際動きを見させていただきましたけど非常に軽いですし顔も結構ほっそりしましたね。
「そんなに体重は変わってないですけど、追い込みで身体が締まってきました」
――極真の顔面有りの歴史は1964年の2月にタイではじまってますが、今回タイの選手と戦うことは歴史的な因縁を感じますか?
「もちろんです。僕の挑戦は自分の挑戦だけじゃなく、極真会館を背負っているのでそこの部分では絶対に負けられないです」
――RISEの大きなベルトを腰に巻いてるイメージはできてますか?
「8月18日はベルトを僕が巻く姿を見に来てくださいと断言しているので、自分の中では巻いている姿しか想像がつかないです」
――現時点でどんなフィニッシュをイメージしますか?
「何の技かは言わないですけど、間違いなくコントゥアラーイがリングで失神しているのは想像がつきますね」
――でしたら前戦に続いてチャンピオンベルトと共にMVPも狙いますか?
「MVP、ベストKO、ベストバウト、全部狙います」
――3賞独占ですか?
「ベストバウトに関してはコントゥアラーイがどれだけ熱い戦いをしてくれるかによりますけど、南原健太の試合に外れはないので必ず熱い試合にします」
――物凄くミット打ちのテンポが速く見えましたが、今回の試合はスピードが鍵となりますか?
「はい、スピードが鍵になってます。もともとスピードが武器ですが、ここ最近のKOが僕的にはしっくりきてなくて。嫌倒れというか気持ちが折れて倒れるみたいな感じなので、ヘビー級らしくスカーンと失神させるのが今回の目標です」
――相手のコントゥアラーイ選手はスタイル的に以前KO負けしてしまったギブレイン選手と、体格とかパワーが被るような感じに見えましたが、あの反省を活かして練習をしてきましたか?
「自分ではギブレイン戦からは生まれ変わったなと思ってます。スタイル、格闘技への向き合い方とか自分自身すごく成長できた部分があって、僕的には今回のコントゥアラーイはパワー負けするイメージもなく、むしろ相手もリズムを使って綺麗に戦ってくると思うので、そんなにやりづらさとかはないです」
――去年極真で優勝して、今回勝てばRISEでも王者になって、格闘家として何を目指していますか?
「最強です」
――では、その最強の先にあるものを教えてください。
「最強になることが一番の目標で、そこにもう一つ付け加えるとしたらスーパースターになりたいというのが僕の思いです」
――ヘビー級といえばGLORYが最強格と見なされていますが、やはりそちらに焦点が絞られているのでしょうか?
「いずれは海外の強い選手たちと戦っていかないといけないので、日本人最強としてヘビー級を盛り上げていきたいです」
――最後にファンの皆様にメッセージをお願いします。
「8月18日RISEライトヘビー級タイトルマッチ、必ず南原健太がチャンピオンになります。僕がベルトを巻く瞬間を楽しみにしてて下さい。応援よろしくお願いします」