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【RIZIN】朝倉海、10月『RIZIN LANDMARK 6』名古屋大会出場は「出たいけど、厳しい可能性が高いと思う」。K-1無差別級トーナメント出場のサッタリと階段ダッシュを再開

2023/08/15 18:08
 2023年10月1日(日)の『RIZIN LANDMARK 6 in NAGOYA』ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)大会の「出場候補」として、榊原信行CEOから名前が挙げられている朝倉海(トライフォース赤坂)が8月15日、YouTube「ほのぼのかいちゃんねる」を更新。名古屋大会について「出たいけどちょっとまだ分からない。厳しい可能性が高いと思う」と、10月復帰が厳しい見通しであることを語った。  朝倉は7月4日のMMAのスパーリングの際に、「相手を投げようとした時に、膝が変な方向に曲がって、そこに相手が乗った」ことで、左膝内側側副靱帯を損傷。全治6~8週間と診断されていた。  この日は、トライフォース赤坂プロ練名物の「坂道ダッシュ」の練習を再開。  9月10日(日)の『ReBOOT~K-1 ReBIRTH~』(横浜アリーナ)で「K-1無差別級8人トーナメント」に出場するマハムード・サッタリ(イラン/K-1無差別級トーナメント2022優勝)とともに、山王橋参道の大階段を10本、ダッシュした。 「ゆっくりだけど嬉しいよ、階段ダッシュができるなら」と、全力ではないものの、後半までスピードが落ちることなく10本をやり遂げた朝倉は笑顔。  ヒザの回復具合について、「70~80パーセントくらい」と言い、「良くはなってきています。まだ対人のスパーリングとかはできないんだけど、『階段ダッシュは週に1回ならやっていいよ』っていう許可を(ドクターから)もらったんで、本気のダッシュはできないけど、しっかり足場を見ながらやっていきます」と、まだ通常練習には戻れていないものの、周囲の許可を経て、「週に1回」の階段ダッシュを再開させたことを明かした。  気になるのは、怪我の回復具合と試合に向かう練習がどこで可能になるかだ。  10月の『LANDMARK 6』については、榊原CEOが「朝倉海、井上直樹、地元の選手中心で編成中で、お盆明けにはカード発表できる」と語っているが、朝倉は、「10月、出たいけどちょっとまだ分かんないな。今月、ヒザの回復具合を見て、今月(8月)中に治れば間に合うかなって」と、8月残り2週間でどれだけ回復するかによる、としながらも、「(出場は)厳しい可能性が高いと思う」と、完治しても、追い込み練習が10月には間に合わない可能性を示唆した。 「治れば行きたいし、万全じゃなきゃ行けないと思う。大晦日には絶対間に合わせるんで。無理せず。とりあえず今月(8月)バッチリスパーリングできるぐらいまで回復できればいけると思うし、また報告します」と語るにとどめた朝倉。  目指すは、海外に流出した王座奪還だ。  負傷した朝倉海の代わりに「王座決定戦」に出場した扇久保博正を破り、RIZINバンタム級王座に就いたのがフアンアーチュレッタ(米国)。この元Bellator同級王者が持つRIZINのベルトを、朝倉は日本に取り戻したい、と前回のSNSでも語っている。 「俺が怪我して完全に俺が悪いから申し訳ない気持ちしかないけれど、ぶっ飛ばしてやりたいなと思いますよ。次の復帰戦、アーチュレッタとやりたい」「普通に考えたら怪我で欠場してタイトル挑戦権が剥奪されるというのはあまり聞いたことがない」と、第一コンテンダーはあくまで自分であるという。  坂道ダッシュでは、K-1無差別級トーナメントで20kg以上重い相手とも最大「1日3試合」を戦うというサッタリと並走し、互いを鼓舞した。サッタリとはトライフォース赤坂でMMAの練習パートナーの一人でもある。 「キツい練習して試合で楽をして──」というサッタリに「練習で泣いて、試合で笑う」と続けた朝倉。「それが私たちの仕事、楽じゃない」というサッタリに対し、最後は「じゃあジムに戻ってさらに追い込みますか」と目を合わせてトライフォース赤坂に向かっていった。  果たして朝倉海は、怪我を克服し、再びバンタム級王座戦線に名乗りを挙げることが出来るか。
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