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【DEEP】「DEEP vs Black Combat 7×7全面対抗戦」全カードが決定! ビクター・ヘンリーが王座返上で石司晃一が正規王者に=9月18日(月・祝)『DEEP 115 IMPACT』後楽園

2023/08/14 21:08
 2023年9月18日(月・祝)『DEEP 115 IMPACT』(後楽園ホール)で行われれ「DEEP vs Black Combat 7×7全面対抗戦」の対戦カードが発表されている(※DEEP vs Black Combat 5×5全面対抗戦 第1弾は2勝3敗でDEEP軍が負け越し)。  なお、UFC参戦中のDEEPバンタム級王者ビクター・ヘンリーがベルトを返上。対抗戦第2弾に出場する石司晃一が、DEEPバンタム級正規王者となっている。各試合の見どころと対抗戦全選手の動画は下記の通りだ。 ビクター・ヘンリー(※UFCバンタム級2勝1敗。魅津希も出場の9月23日のUFNで、MMA14勝無敗敗・UFC3連勝中の強豪ジャビッド・バシャラットと対戦)「コンニチハ、DEEPの友人達とファンの皆さん。皆さんの前で戦える事が出来ず寂しい思いをしています。DEEPで強いチャンピオンを見せるのが私の義務だといつも感じています。でも、今はUFC参戦に集中しています。それはつまり、DEEPのケージの中で戦って、チャンピオンとして当然のようにタイトルを守ることが出来ないということ。だからベルトをDEEPに返上して、僕が手にしたように、今いる選手たちにベルトを獲るチャンスを与えるべきだと思っています。深い感謝と敬意を込めて、DEEPバンタム級のベルトを手放し、新たなチャンピオンが台頭するのを楽しみにしています」 DEEP vs Black Combat 7×7全面対抗戦 ▼DEEP 女子アトム級 5分3R大島沙緒里(AACC)パク・シユン(ザ・ジムラップ) 大島沙緒里(AACC)島根県出身。身長149cm、体重46kg第2代DEEP女子ミクロ級現王者、第7代DEEP JEWELSアトム級現王者 大島は、柔道で2014年の全日本ジュニア体重別選手権女子44kg級で優勝し、2020年1月にプロMMAデビュー。2020年9月にはDEEP 女子ミクロ級王者に輝いれいる。DEEP JEWELS アトム級GPでは、富松恵美、パク・シウ、青野ひかるを破り優勝するなど、二階級制覇を成し遂げた。2021年10月のRIZINで浅倉カンナを下し、2022年5月には須田萌里から一本勝ちを収めアトム級王座の初防衛に成功。続く7 月のRIZIN 沖縄大会でも山本美憂に勝利し、2023年6月のRIZINでは現PANCRASE王者のソルトをVクロスで極めるなど圧倒的な強さを見せている。2023年2月の韓国でのBLACKCOMBAT対抗戦では女子アトム級でホン・イェリンと対戦。3R、大島が腕十字で一本勝ちし、先鋒戦を勝利している。 パク・シユン(ザ・ジムラップ)1998年2月4日、ソウル出身。身長157cm、体重48kg BLACKCOMBAT 初代アトム級現王者 シユンは、2016年からアマチュアで経験を積み、2017年のプロデビュー戦で勝利したが、その後連敗が続いたため、レスリングを習い、組み技の強化に力を入れた。そんな中、2022年にボクシング、柔術、キックボクシングで好成績を残し、2023年に入り、3試合連続の1Rフィニッシュで勝利した。そして、7月に ONE FCに参戦経験のあるキム・ナムヒに圧倒的な強さを見せ、BLACKCOMBAT初代アトム級王者となった。しかし、2019年12月の DEEP JEWELSで、後にWBO女子アジア太平洋バンタム級王者となる赤林檎に判定で敗れており、今回の対抗戦で対日本にキッチリ復讐すると意気込んでいる。 [nextpage] ▼DEEP フライ級 5分3R駒杵嵩大(fightbase 都立大)キム・ソンウン(軍浦本州) 駒杵嵩大(fightbase 都立大)1991年10月24日、群馬県出身身長164xm、体重57kg Fighting Nexus 初代フライ級王者  駒杵は、柔道で2010年のフランスジュニア国際大会で優勝するなど実績を残し、全日本強化選手にも選ばれた。ZSTで連勝を重ね、2019年には Fighting Nexus 初代フライ級王者決定トーナメントを制し、王座に就いたが、DEEP初参戦となった2021年9月に杉山康平に判定で敗れ、12月には本田良介にKO負け。そんな中、2022年5月にTARKERを秒殺勝利したが、9月のDEEPフライ級GP一回戦では体調不良で欠場を余儀なくされた。しかし、12月にRYOGAを腕十字で極め、2023年3月には風我に完勝するなど、その実力は国内フライ級のトップレベルである。 キム・ソンウン(軍浦本州)1996年8月2日、軍浦出身。身長175cm、体重57kg  ソンウンは、BLACKCOMBATと共に成長した人気スターで、MMAを本格的に始めてから、2年しか経っていないが、プロで7戦の試合経験を持つ。フライ級では珍しい、175cmの長身から繰り出すヒザ蹴りとクリンチ・首相撲を武器に、相手を制圧できる能力と安定したグラップリング力を備えている。2023年4月の「BLACKCOMBAT 初代フライ級タイトル戦」で、イ・ジュンヨを相手に延長の末に敗れたが、7月にはフライ級トップファイターで“闘犬”チョン・ウォンヒを、ギロチンチョークで極めるなど、戦前の予想を覆す強さを見せた。この結果により、BLACKCOMBATフライ級代表に決定。同級最強である事は間違いないだろう。 [nextpage] ▼DEEP バンタム級 5分3R石司晃一 (フリー) ユ・スヨン(軍浦本州知事) 石司晃一(フリー)1987年2月26日、東京都出身。身長176cm、体重61kgDEEPバンタム級王者 ※ビクター・ヘンリーが王座返上  石司は、アマチュアキックで12戦12勝、アマチュアMMAで8戦7勝1敗の戦績を残し、2012年4月にプロMMAデビューしてから9戦無敗の快進撃を見せた。その後もタイトル戦に挑むなどバンタム級トップ戦線で戦うもあと一歩の所で結果を残せず。しかし、2021年6月に COROを破り、12月には笹晋久を三角絞めで極め、2022年3月には三村亘をKO。続く8月には山本聖悟をマットに沈めるなど連勝を重ね、10月のベルトを賭けたCOROとの再戦を制し、見事バンタム級暫定王者に輝いた(※UFC参戦中のビクター・ヘンリーが王座返上で石司が正規王者に)。そんな中、初参戦となった2023年4月のRIZINでは、金太郎に判定勝ちするなどチャンピオンの強さを見せつけている。 ユ・スヨン(軍浦本州知事)軍浦出身、身長170cm、体重61kg  スヨンは、初代BLACKCOMBATフェザー&ライト級王者、カザフスタンのNEIZA FCフェザー級王座&現バンタム級王者、Zeus FCバンタム級王者。幼い頃から柔術を習い、韓国柔術界史上最年少の24歳で黒帯を取得。ジャブ&ローを起点に、テイクダウン、コントロールを武器に2014年にプロMMAデビュー。2020年のZeus FCでバンタム級チャンピオンとなり、2022年に、二階級上のキム・ジョンギュンを破り、BLACKCOMBAT初代ライト級チャンピオンにも輝いた。  その後、 Naiza FCでアイディン・コードコフをサブミッションで極め、3団体王者になると共に、BLACKCOMBAT初代フェザー級のベルトも巻くなど二階級制覇を成し遂げた。そんな中、2023年7月にキム・ドンギュを相手に一本勝ちを収めるも、自身の計量失敗によりタイトル戦が消滅する失態を犯したが、現在韓国のバンタム級で最も強いと評価されているファイターでもある。 [nextpage] ▼DEEP フェザー級 5分3R青井 人(BLOWS)シン・スンミン(テグセンジム) 青井 人(BLOWS)1997年1月21日、岡山県出身。身長170cm、体重66kg  青井は、修斗でプロデビュー後、児山佳宏、タクミをKOで破るなど連勝を重ね、2017年10月の修斗環太平洋フェザー級タイトル戦で高橋遼伍に判定負けで初黒星。しかし、2020年8月のRIZINで朴光哲を下し、2022年2月には新天地のDEEPで木下尚祐にKO勝ち。そんな中、2022年5月のDEEP107で神田コウヤにKO負けを喫したが 11月のRIZINで鈴木博昭に完勝し、1年振りのDEEP参戦となった2023年5月には、元ライト級王者の中村大介をドクターストップに追い込んでいる。 シン・スンミン(テグセンジム)1993年10月24日、大邱出身。身長174cm、体重66kg第2代 BLACKCOMBATフェザー級現王者  スンミンは、幼い頃からボクシングと合気道を習い、2015年9月のDEEP浜松大会で、プロMMAデビューを果たすも一本負け。その後、 5連勝を飾るなど、強打を武器にフェザー級で一気に頭角を現した。しかし、2022年1月のDouble GFCのタイトル戦で、釈然としない判定負けに終わり、主戦場をBLACKCOMBATに移した。  そんな中、10日前に受けた急なオファーでホン・ジョンテを1Rで破り、2023年4月には Double GFCチャンピオンのパク・チャンスにも左フックからのサッカーキックでKO勝ちを収め、2連続KO勝利でBLACKCOMBATフェザー級王者に輝いている。今回、デビュー戦で敗北した苦い思い出のあるDEEPで成長した姿を見せられるか。 [nextpage] ▼DEEP ライト級 5分3R大原樹里(KIBA マーシャルアーツクラブ) イ・ソンハ(サビ MMA) 大原樹里(KIBA マーシャルアーツクラブ)1990年11月2日、東京都出身。身長80cm、体重:71kg 第10代DEEPライト級現王者  大原は、長いリーチを生かした打撃を武器に、DEEPで数々のファイターをマットに沈め、2020年9月のRIZINで矢地祐介に勝利。そして、2021年2月のDEEP100で北岡悟をマットに沈め、7月に大木良太を破りライト級王者に輝いた。その後、渡慶次幸平、アキラを破るなど、RIZINで3連勝を飾り、DEEP王座初防衛戦となった2022年7月には石塚雄馬を秒殺で下し、8連勝を飾った。そんな中、9月のRIZINではルイス・グスタボにKO負け。2023年2月の BLACK COMBATとの対抗戦でユン・ダウォンをKOに下し、5月のDEEP113では上迫博仁相手に2度目の防衛戦に成功した。 イ・ソンハ(サビ MMA)1994年5月21日、ソウル出身。身長186cm、体重71kg第2代 BLACKCOMBATライト級現王者  ソンハは、2021年5月のAFCでのプロデビュー戦で、「ROAD TO UFC 2023」で勝利したキム・サンウクに判定負けを喫したが、4カ月後の「THE BEAST CHAMPIONSHIP」でチェ・ソンヒョクに勝利。さらに、2022年12月には初参戦でキム・ジョンギュンを破り、第2代BLACKCOMBATライト級王者に輝くなど短期間でベルトを手にした。ライト級の中で、186cmの高身長と長いリーチをベースとし、ハードな打撃と安定感あるグラップリングを武器に、2023年4月にはベテランのパク・ジョンホンを腕十字で極めて初防衛に成功している。 [nextpage] ▼DEEP ミドル級 5分3R鈴木槙吾(Mil gracias)チェ・ジュンソ(チームヤチャ team yaksha) 鈴木槙吾(Mil gracias)1986年4月30日、静岡県出身。身長172㎝、体重184kg第11代DEEPウェルター級現王者第8代ウェルター級キング・オブ・パンクラシスト  鈴木は、2009年2月からPANCRASEで戦い、2015年10月にレッツ豪太をチョークスリーパーで破り、第8代ウェルター級キング・オブ・パンクラスとなった。その後プロレスラーとしても活動。修斗で3連敗を喫したが、2019年5月にはラウェイに初挑戦し、2021年7月には元SB日本スーパーウェルター級王者の坂本優起をドクターストップに追い込むなど打撃の強さを証明した。DEEP初参戦となった2022年8月のDEEP109では前王者の住村竜市朗からKO勝ちを収め、2023年2月には阿部大治をマットに沈め、DEEPウェルター級王者に輝いている。今回は階級上のミドル級で対抗戦に出場する。 チェ・ジュンソ(チームヤチャ team yaksha)2001年1月11日、ソウル出身。身長184cm、体重84kg  ジュンソは、もともと120kgを超える巨体であったが、16歳から格闘技を始め減量。まだ21歳ながらこの2年間で、1R KO勝ち3回、2R KO勝ち1回の記録を残すと共に、10kg以上も重い相手にBLACKCOMBAT歴代最短KOの 「9秒」でフィニッシュするなど一気に人気ファイターとなった。2023年7月のBLACKCOMBAT初代ミドル級タイトル戦では、判定で敗れベルト奪還とはならなかったが、赤沢幸典をKOしたチェ・ウォンジュンを相手に左フックでダダウンを奪うなど、強力なパンチの持ち主である。年齢的にも海外から今後の活躍が期待される注目の韓国人ミドル級ファイターだ。 [nextpage] ▼DEEP ヘビー級 5分3R酒井リョウ(レンジャージム)ヤン・へジュン(エクストリームコンバット、チームアバロン) 酒井リョウ(レンジャージム)1987年3月24日、栃木県出身。身長180cm、体重110kg DEEPメガトン級現暫定王者  2018年6月に初代DEEPメガトン級王者の川口雄介にKO勝利するなど、数少ない日本人大型ファイターとして活躍。2019年3月にはロッキー・マルティネスとの王座戦で敗れた。2021年2月にはキックボクシングでRIZIN初参戦。続く8月のDEEP95では、関根“シュレック”秀樹をKOで破り、その後もKENNY中村、大成に勝利するなど連勝を飾った。そんな中、2022年11月のメガトン級暫定王者決定戦で、赤沢幸典を僅か33秒でマットに沈め、見事王者に輝き、2023年7月には水野竜也に1R、左右フックでTKO勝ち。初防衛戦に成功している。 ヤン・ヘジュン(エクストリームコンバット、チームアバロン)1988年4月11日、ソウル出身。身長181cm、体重103kg初代BLACKCOMBAT重量級現王者、第7代ROAD FCミドル級王者  へジュンは、KBS杯レスリング選手権準優勝の実績を持ち、2008 年のプロMMAデビューから5試合連続の1R KO勝ちを収めた。優れたグラップリング力と強力なパンチを武器に、その後海外のLEGEND FCで戦い、2018年7月のROAD FCでは、現在UFCで連勝中のミシェウ・ペレイラ相手に激闘を繰り広げた。そして、2019年6月にラ・インジェを破り、第7代ROAD FCミドル級チャンピオンに輝くも、一時は試合から離れ、約3年振りの復帰となった2022年10月にはチェ・ウォンジュンを1Rで極め、初代BLACKCOMBAT重量級王者となっている。クリンチボクシング&テイクダウン、そして首投げからのVクロスという得意技はミドル級から上げてきたヘビー級でも通用するか。 [nextpage] 対抗戦以外のカードに杉山廣平、力也、マサト・ナカムラらが出場 ▼DEEP フライ級 5分2R杉山廣平(パラエストラ柏)KENTA(K-Clann) ▼DEEP バンタム級 5分2R力也(FIGHT FARM)木下尚祐(リバーサルジム横浜グランドスラム) ▼DEEP フライ級 5分2Rマサト・ナカムラ(レンジャージム)亀田一鶴(和術慧舟會 HEARTS) ▼DEEP ライト級 5分2R涌井 忍(和術慧舟會 HEARTS)倉本大悟(トラフォース赤坂) ▼DEEP 68kg以下 3分2R アマチュア SPルール安井飛馬(トライフォース赤坂)菅涼星(パラエストラ八王子)
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