2023年8月12日(土)、日本初となるISKA JAPANの総会が行われた。
ISKA(インターナショナル・スポーツキックボクシング&カラテ・アソシエーション)は、キックボクシングと総合格闘技の王座認定団体であり、アメリカンカラテの団体である。本部はアメリカ合衆国フロリダ州にある。
設置階級は男子18階級、女子12階級。ルールはフルコンタクト(アメリカンカラテ)、フリースタイル(ヒジとヒザ蹴り無のキックボクシング)、オリエンタル(ヒジのみ無のキックボクシング)、ムエタイ(ヒジ打ちあり)、k1(ヒジ無しで、ヒザ蹴りは1打撃のみ)の5種類でそれぞれ王座を認定。他にも総合格闘技の王座を認定している。
ルールが5種類あるのは世界各国で法的に認められない国があり、それへ対応した公式試合ルールで行われるためである。アメリカ合衆国内では、ヒジ打ち、ヒザ蹴り、ローキックなどは州法にて禁止されている州がほぼ全州である。アマチュアキックボクシング大会やアメリカンカラテの大会(USオープン大会、ヨーロッパ大会、世界選手権も含む)も定期的に開催している。
一般にはISKA・アイエスケイエイと呼称されている。KARATEカラテという表記の意味は、日本の空手ではなくアメリカンカラテである。
ISKAは、1986年7月16日にアメリカで活動をしていたプロ空手協会(PKA)の元幹部や大手プロモーター、当時盛んだった全米ケーブルテレビ局によって企画設立された競技認定統括団体である。同年にはヨーロッパ支部が設立された。
(C)AbemaTV,Inc.ISKA JAPAN略歴・2009年11月にK-1を創始した石井和義館長の実弟である石井俊治氏が「ISKAジャパン」の代表に任命された。・2015年10月1日に加藤勉がISKA日本代表に就任(2017年5月退任)。・2017年5月14日より現代表の中崎寿光が3代目代表に就任し現在に至っている。・2023年3月には、ISKA日本支部局のアマチュア部門の代表として、甘井もとゆき氏が就任。(以上、ISKA JAPANの公式Facebookより)
今回の総会は、2024年度にオーストリア・ウィーンで開催予定のISKA世界大会(アマチュア&プロ5戦以内)に、2024年度日本代表選手派遣を目指して日本予選の開催を目標として行われた。来年度より始まる地区予選のために、日本中から多くのメンバーが集まった。
甘井もとゆき(ISKAアマチュアディヴィジョン日本代表)中崎寿光(ISKAプロディヴィジョン日本代表・事務局長)河邉健司(ISKAアマチュアディヴィジョン日本副代表・東海ブロック長)北野大和(ISKA近畿ブロック・ブロック長)村岡幹雄(ISKA四国ブロック・ブロック長)高田英男(ISKA東海ブロック・副ブロック長)天田ヒロミ(ISKA関東ブロック・副ブロック長)
また、会議には所用により欠席とはなったが林伸樹(ISKA関東ブロック・ブロック長)、中川正士(ISKA北陸・信越ブロック・ブロック長)、大竹喜代己(ISKA九州・沖縄ブロック・ブロック長)のメンバーによりここから日本におけるISKA JAPAN組織が正式にスタートする。このメンバーでISKAプロタイトル戦へのサポートも行っていくという。
過去、那須川天心を始め多くの日本人選手がISKAのタイトルを手にしており、近年も武尊がISKA K-1ルール世界ライト級王座、原口健飛がISKA K-1ルール世界ライトウェルター級王座、大﨑一貴が ISKAオリエンタルルール世界フライ級王座に就いている。また、2023年9月3日(日)大阪・176BOXで開催される皇治プロデュース大会『NARIAGARI vol.2』では平山迅(TEAM ONE)vs.モー・アブドゥラマン(イギリス)のISKAインターコンチネンタルK-1ルール ウェルター級王座決定戦が行われる。