2023年8月8日(火)都内にて記者会見が行われ、K-1 GROUPの新体制が発表された。
K-1プロデューサーから2020年10月にKNOCK OUTプロデューサーになった宮田充氏がK-1 GROUPに復帰、Krushプロデューサーに就任する。昨日のKNOCK OUT一夜明け会見から一夜明けての電撃発表となった。
3年ぶりの復帰となった宮田Pは「僕はKrushプロデューサーという形で就任させていただきます。K-1 GROUPから依頼をいただきまして考えたんですが、やってみようということでK-1さんと話をさせてもらって今日の日になりました。しっかり精進していいK-1を作っていければと思います」と挨拶。
カルロス菊田K-1プロデューサーは「宮田さんは選手のことを熟知しています。今後KrushだけでなくK-1 WORLD MAXの復活、その拡大、これをお願いしたいと思います」と軽・中量級のMAXにも力を貸して欲しいとした。
宮田Pは「この3年、外からK-1のリングを見させていただいて、KNOCK OUTのプロデューサーも務めさせていだいているのですが、改めて今のK-1とKrushの王者を見て確認してどういうことが出来るかなと。来年(新生K-1が)スタートして満10周年を迎えることで9年目の今年にK-1が変わろうとしている中で自分に何が出来るかなと。明日からK-1の仕事を始めさせていただきます。やるからには強いK-1にする。今も強いがさらに強いK-1になるようにしていきたい」と意気込んだ。
KNOCK OUTプロモーションのDef Fellowからは了承を得ており、KNOCK OUTプロデューサーも当面は兼任という形で引き続き務めるという。
会見後の囲みでは「7月の初めにお話をいただいて、考えて、2週間前にDef Fellowと話をして急でしたがご理解いただいて。僕的にはもうちょっと整ってからがいいと思っていたんですが、今日は猪木vs.藤波の日でもあるし、末広がりでもあるし、会見があるからここでどうかと話をもらって。整えてもらったなら間に合わせましょうということで今日の発表になりました」と、話は急展開で進んだという。
「僕からではなく、復帰してくれと言われたから決めました。話しをいただいてどうしようかな、やるべきかなと悩んだんですが感覚で決めました。KNOCK OUTのお客さんが凄くヒートアップしている時にこうなるのも流れかなと思ったんですよ。復帰すると決めたのは流れです。やるからには僕なりのやり方でやってやろうかなと思っています」
今後はKrushプロデューサーとしてKrushに携わるのはもちろん、K-1 WORLD MAXも「海外含めてマッチメイクしていく」という。「全ては明日からという感じなので。興行の仕事はいろいろある。K-1の最終決定権はカルロスさんにあるので、一緒に作っていくという感じですかね。日本のジム、選手の中・軽量級が主。日本人選手のマッチメイクをしていきます」との役割分担だと語った。
また、KNOCK OUTのプロデューサーはいつまで兼任なのかとの問いには「当面としか言えません。それはDef Fellowの方で考えていただきます」と未定とのこと。
「僕は同じリングだし、KNOCK OUTとK-1 GROUPは同じ仲間だと思っているので、K-1が変わろうという意識が強い中で変化を恐れず攻めのK-1になれるように頑張ろうと思います。僕は後楽園ホールのプロモーターだと思っているので、後楽園ホールが満員にならないと大きな会場も満員にならない。まずは後楽園の完売をやりたいですね。それが最初の目標です」と語った。
KNOCK OUTプロモーションのDef Fellowからは「本日K-1 Groupの会見で、弊社KNOCK OUTプロデューサーの宮田氏が、Krushプロデューサーに就任する旨リリースされました。この件に関しましては、7月24日に宮田氏から『K-1 Groupに戻ってきて欲しいと誘われている、自分の古巣の危機を助けたい』との強い申し出がありました。弊社といたしましては、 KNOCK OUTのプロデューサーを任せておりますが、社内で協議した結果、宮田氏の気持ちを尊重し、了承することにいたしました。暫くの間は前代未聞のプロデューサー兼任となりますが、KNOCK OUTのファンの皆様、KNOCK OUTに参戦していただいているジム、選手の皆様におかれましても、何卒ご理解、ご了承いただけますようよろしくお願い申し上げます」とリリースにて発表されている。