2023年9月9日(土)タイ・ラジャダムナンスタジアム『ラジャダムナン・ワールド・シリーズ』にて、ブアカーオ・バンチャメーク(タイ)と城戸康裕(TEAM ONE)の対戦が決定した。
【写真】今年5月、RIZINで10年ぶりに日本で試合を行い安保と引き分けたブアカーオ(C)RIZIN FF ブアカーオは2002年12月にルンピニースタジアムで行われた「TOYOTAタイランド・ムエマラソン 140ポンド・トーナメント」の決勝戦で小林聡を破って優勝し、その名が日本にも知られるようになった。2004年7月からはK-1 WORLD MAXに参戦し、トーナメント決勝で魔裟斗を破って初出場初優勝。2006年6月には決勝でアンディ・サワーを破り、MAX史上初の2度目の優勝を飾った。2010年11月にはシュートボクシングの世界トーナメント『S-cup』にも出場し、優勝している。
K-1の活動休止後も世界中で活躍し、高い勝率を誇った。コロナ禍のためリングから離れていた時期もあったが、2022年7月に約3年ぶりに復帰。32勝10敗の戦績を持つドミトリー・ヴァラッツに完勝して240勝目をあげると、2022年8月には三浦孝太とエキシビションマッチを行い、続く9月には素手ボクシングの『BFKC』に初出場して110秒でKO勝ち。10月にも佐藤嘉洋とエキシビションマッチを行っている。2023年5月のRIZINでは10年ぶりに日本で試合を行い、安保瑠輝也と引き分けた。
【写真】今年5月のRIZINに初参戦も木村“ケルベロス”颯太に判定で敗れた城戸(C)RIZIN FF 城戸はK-1 WORLD MAXで魔裟斗、佐藤嘉洋らと日本の主力選手の一人として活躍し、2008年の日本代表決定トーナメントでは優勝。その後もKrush、K-1で活躍し、2019年3月のK-1ウェルター級タイトルマッチでは敗れたが、元々の階級であるスーパー・ウェルター級に復帰すると連続KO勝ち。2022年12月にK-1との契約満了を発表すると、2023年1月には皇治がプロデュースする『NARIAGARI』に出場し、高橋幸光とドローに。2023年5月のRIZINに初出場するもRISEランカーの木村“ケルベロス”颯太に判定で敗れた。戦績は55勝(26KO) 25敗1分。
2人は同じ時期にK-1 WORLD MAXで活躍していたが、意外にも対戦経験がない。ブアカーオ41歳、城戸40歳にして初対決となる。この試合はエキシビションマッチではなく、70kg契約、キックボクシングルール3分3Rの公式戦として行われる。
RWSからの正式発表を受け、城戸は「やっとこの日がきた! 同い年対決! きーちゃんが最強の40代になる」と自身のSNSに意気込みを綴った。