タイで知名度のあるバットマン（右）を相手に実力を見せ、梅野源治を振り向かせたいとした重森
2023年8月6日(日)東京・後楽園ホール「MAROOMS presents KNOCK OUT 2023 vol.3』の前日計量＆記者会見が、5日（土）都内にて13：00より行われた。
セミファイナル（第4試合）のスーパーファイトKNOCK OUT-RED -62.0kg契約3分3R延長1Rで対戦する、重森陽太（Eight Weapons/KNOCK OUT-REDライト級王者）は61.3kg、バットマン・オー.アッチャリヤー(タイ/元ルンピニースタジアム認定ライト級王者、元タイ国BBTVスタジアム認定同級王者）は61.9kgで計量をパス。
続いての会見でバットマンは「自分にとって日本で初めての試合です。応援よろしくお願いします」と挨拶。最も得意とする技は何かと聞かれると「自分自身もテクニックの選手だと思っているが、蹴りとヒジがその中でも得意」だとし、重森との8cmの身長差については「自分にとって身長差は問題にしていない。相手がどういう技で来るかを重視している」とした。
重森がKNOCK OUT王者であることに「そこは全く考えない。試合でベストを尽くしたい。自分が王座を狙える機会があれば挑戦したいと思っている」とあまり気にならないとし、重森のレベルは「今まで対戦した相手と比較しても日本の中でも屈指の選手だと思う。でもそこも考えず、自分の力を100％出して戦うだけだ」と強い選手だと認識しているようだ。
また、日本の気候に関しては「今の日本は自分にとっては大して暑くない。タイの気候と近いのでやりやすいね」と、タイの暑さに比べれば大したことがないと笑った。
一方、重森は「真ん中の試合順で試合をします。アツい1日を作れるように火付け役になれると思うのでよろしくお願いします」と意気込み、バットマンと初めて顔を合わせて「オーラがある選手だなと思いました。向かい合った時にこの人は調子が悪いのか自信がないのかと伝わること多いんですが、自信満々で体調も良さそうなのでバチバチの試合が出来そう。強そうなオーラが見えました」と強さを感じたとする。
アツい試合とは自分からバチバチに攻めていくことかと聞かれると「そういう展開にもっていかないと上手い選手なので、普通にやったら上手く丸め込まれてしまう。自分から仕掛けて行かないといけないのかなと思います」と、上手さに誤魔化されないように自分から攻めていくと話す。
新しい所属チーム名である「Eight Weapons」の名の通り、8つの武器（両拳、両ヒジ、両足、両ヒザ）を駆使して戦うのかと聞かれると「散らしていかないといけないと思うので、シンプルに上下とかでも崩し方を意識して幅広くいろいろなところで崩して行ければなと思っています」と、様々な技を使って崩していきたいとする。
また、この試合後に見据えるものはと聞かれると、重森は「国内のヒジありは梅野源治選手が盛り上げているので、KNOCK OUTの王者として梅野選手と試合が出来るような試合をしていきたい。この試合で梅野選手が重森とやってもいいよという試合をしないといけない。数少ないですが、ヒジありキックのファンの方々にヒジありも盛り上がって来るんじゃないのって試合を見せたいですね」と、梅野源治を振り向かせるような試合をしたいという。
ならば“YAVAY試合”を見せるつもりか、と聞かれた重森は「ヤバい試合見せます！ あまりそれに乗っかりたくないですけれどね(笑)」と笑って答えた。
