宮田KNOCK OUTプロデューサー（中央）の逆鱗に触れた心直（左）だがどこ吹く風、乙津は宮田Pの期待に応えて制裁することが出来るか
2023年8月6日(日)東京・後楽園ホール「MAROOMS presents KNOCK OUT 2023 vol.3』の前日計量＆記者会見が、5日（土）都内にて13：00より行われた。
トリプルメインイベントのトリを務める第第7試合のKNOCK OUT-REDバンタム級王座決定戦3分5R延長1Rで対戦する、心直（REON Fighting sports GYM）は53.5kg、乙津陸(クロスポイント大泉)は53.4kgで計量をパス。
続いて行われた記者会見に心直はおかゆを持参。その場で食べ始め、記者からどうしたのかとの質問を受けると「ここで食べちゃいけないというルールはないので」と悪びれず答える。
これに宮田充KNOCK OUTプロデューサーは「ジムさんを通じて記者会見にはフォーマルな服装で出席するように案内している（心直はTシャツで出席）。それに常識から考えて記者会見の場で食事する必要はない」と怒りを露わに。対戦する乙津に「こんなモラルの無い、ルールを守らない選手には絶対に負けるなよ！」と前代未聞の檄を飛ばした。
しかし、心直は不機嫌な表情を見せる宮田Pを無視するかのように「怒られちゃいました。すいませーん。でも食べまーす」と反抗的な態度でおかゆを口に運び続けた。
乙津は「明日はいつもと違う俺が見せられたらと思います」、心直は「明日は…精一杯頑張ります」とそれぞれ意気込み。不穏な空気が漂う中、会見は続けられ「相手よりもここは優っているものは何だと思うか」との質問に、乙津は「覚悟が違うと思っています」、心直は「度胸とプライドです」と答える。確かに、怒っているプロデューサーの横で食事を続ける度胸は大したものだが…。
トリプルメインのトリを務めることに関しては、乙津は「見せたいのは去年の12月に（心直にスーパーフライ級王座決定戦で）負けちゃって、その差をどう埋めるかを見てもらいたい」と前回との差を見せたいとする。
心直は「メインなので（試合まで）一番盛り上げたのは僕ですが、壱くんとか古村くんとかが別にメインでも務められる試合だと思いますが、僕が最後に選ばれたことでしかも赤コーナーで。仕事は決まっているし、見に来てくれる人がやっぱり心直だったなと思われる試合をしたいと思います」と、最後にふさわしい仕事をすると話した。
そしてベルトへの想いを聞かれると、乙津は「格闘家として絶対に欲しいものであり、絶対に手に入れないといけないものなので、手に入れて俺が格闘家だと言えるように頑張ります」と、プロ格闘家の証として欲しいとする。
対する心直は「2個めの同じデザインのベルトなので3つめはいらない感じ。今回はバンタムのベルト、心直が2階級制覇ってことですが僕はそれはどうでもよくて。公の場面で言っていますが、嫌いなヤツをぶっ飛ばせる、それだけでいいです」と、事前のインタビューで「相手が嫌い、憎くてしょうがない」と言っていた通り、嫌いな乙津をぶっ飛ばすことの方が大事だと言い放った。
記者会見では乱闘騒ぎにまで発展した両者の因縁の決着戦。果たして、どのような結末を迎えるのか。
