「アッパレだよ、千裕くん」と鈴木の快挙を称える魔裟斗(C)魔裟斗チャンネル
2023年7月30日(日)さいたまスーパーアリーナにて開催された『超RIZIN.2』の第5試合、RIZINライト級(※70kg)5分3Rで1R2分32秒、Bellatorフェザー級王者パトリシオ・ピットブル・フレイレ(ブラジル/ピットブル・ブラザーズ)にKO勝ちした鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)。
6月のクレベル・コイケ戦前に鈴木とYouTubeでコラボした魔裟斗が、自身のYouTubeチャンネルにてこの一戦について語った。
「鈴木千裕くん、まさかの大金星。やったね。俺、LINEしたよ。おめでとうって」と、勝利の後に祝福のLINEを送ったという魔裟斗。「アッパレだよ、千裕くん。好青年だから、俺好きだから」と鈴木を称える。
試合については「千裕くんの一番いいところは前も言ったけれど怖いもの知らずだから行けちゃうのよ。相手がピットブルだから、クレベルに勝ってるから大丈夫かな、と思って戦っていないから。思いっきり行けるところが千裕くんのいいところだから。で、思いっきり行ったら当たったのよ。チャンスをつかんだよね」と、鈴木の一番いいところである“怖いもの知らず”がいい方向へ出たとする。
「ピットブルは立ちの打撃の選手ではないから。そうなると千裕くんとの相性は悪いってことだよね」と、相性も関係したと話す。
「相性ってあるんだよね。ピットブルみたいにスタンディングの打撃で背の小さいヤツだとやりやすい、グラップリングのクレベルみたいな選手だと苦手って、そういうのが見えたんじゃない。千裕くんはここから寝た時にどうやるかっていうのが大事なんじゃないの」と、苦手なところが分かったのでこれから克服していかないといけないとした。
ピットブルが再戦を望んでいることには「でも自信持ってると思うよ。あれだけ一方的にKOしてるんだもん。次やっても勝てるでしょうと思うでしょう。そういうもんだよ、ファイターって。たまたま勝ったなんて思わないから。もちろん次は対策っていうのはしてくるけれどね」と、再戦になっても鈴木が自信を持って臨むのではないかと予測する。
さらに、鈴木のKOはラッキーパンチだとする声に対して「格闘技って正直、たまたまってないから。たまたま当たっちゃったとか、たまたま勝ったんでしょって素人は思うかもしれないけれど、そんなのないから。たまたま勝つほど甘くないから。ラッキーパンチってないのよ。ラッキーパンチって何万発も練習しているパンチだから。たまたまラッキーで当たらないから」と、格闘技にラッキーパンチはありえない、それは練習で何万発も練習しているパンチが出たものだと語った。