キックボクシング
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【SFC】51歳・立嶋篤史と22歳・吉成名高が時空を超えてエキシビションで拳を交える「オーラを感じた」(吉成)「勉強になりました」(立嶋)

2023/07/31 22:07
 2023年7月23日(日)神奈川・藤沢市秩父宮記念体育館にて 『湘南ファイトチャレンジ2023』が開催され、“90年代のキックのカリスマ”立嶋篤史(ASSHI-PROJECT)と7月9日に史上初のラジャダムナンスタジアム2階級制覇を達成した吉成名高(エイワスポーツジム)がエキシビションマッチを行った。  51歳、100戦のキャリアを超えた立嶋と、22歳にしてタイ人以外では初のムエタイ2大殿堂を完全制覇するなど前人未到のキャリアを更新し続ける“伝説を作る男”吉成の時空を超えた顔合わせ。吉成は2001年1月生まれで、立嶋はその時すでに全日本キックボクシング連盟でエースとして活躍していた。  主催の湘南ファイトクラブ代表の岡林章さんは、およそ36年前、立嶋篤史のタイでのプロデビュー戦時から立嶋が世話になり、その後も練習場所を提供するなど長い付き合い。そんな岡林さんからのオファーに立嶋は「お役に立てるなら」と快諾し、この顔合わせが実現した。  吉成が所属するエイワスポーツジムの中川夏生会長は、吉成に立嶋と拳を合わせたことでしか感じ取れないものを経験させたかったのだという。  両者はいつものテーマ曲で入場。立嶋もコールの際、恒例の居合切りを披露。2分間のエキシビション。それまでの友好的な空気は、ゴングが鳴ると一変。吉成がロー、ミドルと切れ味鋭い蹴りを披露すると、立嶋はパンチで応戦。蹴りの吉成に対し、パンチの立嶋。ステップの音と、鋭い打撃音のみが会場に響く。エキシビション終盤、吉成はセンチャイキック。立嶋はパンチと蹴りのコンビネーションを披露。多彩な攻撃の交錯が熱を帯びたところで、タイムアップ。  両者は絶妙な加減で闘っているため、ダメージを与えるような攻撃はないものの、多岐にわたる鋭い攻撃を2分間に渡り披露した。試合終了のゴングを合図に、張り詰めていた緊張感が解かれると、両者は笑顔で挨拶。リング上のインタビューで吉成は「向かい合ってオーラを感じた」とのこと。立嶋はひとこと「勉強になりました」と話した。  キックボクシング界を彩る両雄のエキシビションはお互いにとって、実りのある物となったようだ。
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