アンチからの声に「最後に俺が勝つってところを見せてあげたい」と意気込むヒロヤ
2023年7月30日(日)さいたまスーパーアリーナ『のむシリカ presents 超RIZIN.2 powered by U-NEXT』に出場する全選手の個別インタビューが、28日(金)都内にて行われた。
58kg契約5分3Rで伊藤裕樹(ネックス)と対戦する、「朝倉未来1年チャレンジ」の1期生ヒロヤ(トライフォース赤坂)がインタビューに答えた。
「試合が決まってから今日という日まで1日たりとも妥協なく、心身共にいい状態に仕上がりました」
――RIZIN初参戦の周りからの反響は?
「自分の身内だったり、応援してくれる方の反響もありつつ、その一方でSNSでもいろいろな批判の声もたくさんありました。注目されているからこそ批判だったり、応援のコメントだったり、いろいろな反響があり、大事な一戦になっているなとしっかり感じましたね」
――どうして批判の声があるんだろうと思わなかった?
「いや、なかったですね。批判的なコメントは絶対に来るだろうなっていうような形で僕はRIZINに出させてもらっているので。そこはしっかりと受け止めて、それを糧にして頑張ってやろうっていう感じでした」
――そういう声が邪魔になったことは?
「今までのBreakingDownだったら腹が立つなとか邪念のようなものがあったと思うんですけれど、自分はこういう大きな舞台に立たせていただく立場ではなかったので、言われても仕方がない、これは結果で覆してやろうという強い想いに変わりました。逆に無駄な邪念とかは一切なくなりました」
――対戦する伊藤選手の印象は?
「自分が今後戦っていくフライ級の中で、国内トップの選手であるなという印象があります」
――どんな試合展開になるとイメージしている?
「どっちにしろ凄く激しい試合になるんだろうなと僕は思っていて、すぐ決まることもあるかもしれないですけれど15分間しんどい戦いになるのかなと僕は考えています」
――ジムにピットブル兄弟を始めとしていろいろな選手やコーチが来て一緒に練習していたが、その中で一番強化できた部分は?
「強化できた部分で言うと、僕自身まだキャリアが浅いという部分もあって、試合と練習での差というか、僕の中で一番の敵はメンタル的なものなのかなって。自分の一番の敵は自分だと思っていて。ピットブル兄弟の練習を見たりとかして、世界のトップ選手ってこういうふうな練習で、こういう考えでこういうマインドで練習しているんだなっていうのを直接肌で感じることが出来て、目の当たりにしてそこで凄く自信になりました。この人たちがこういう感じなんだったら、ちょっと違う日本人特有のリラックスというよりは、あの人たちのように試合をイメージしてしっかり練習に取り組んでいるところが全然違ったなというのと、今回僕が負けられない試合っていうのが重なっているように見えて。こういうマインドで行きたいなって思っています」
――会見の時から絶対に負けられないと言っていた。試合を迎えるまでにその自信が揺らぐことはなかったか?
「全くなかったですね。最初は本当に強い相手を当ててもらって、試されているなって。未来さんからも『本気でやらないと負けちゃうよ」とかそういう言葉もいろいろいただけて。その中で自分も本当にそうだなと思っていたので、練習を通して日々、1日1日勝つことに自信の方が大きくなっていきました」
――師匠の朝倉未来選手のおかげでこの舞台に立つことが出来た。未来選手に伝えたい想いは?
「それは俺の結果がその言葉になるのかなって。言葉を伝えるより結果で示したいです」
――未来選手が夏の減量は難しいと言っていたが、ヒロヤ選手はどうだった?
「身体の塩分であったりとか、そういう知識があればそんなに苦ではないのかなと思います」
――同期の西谷大成選手とはどんな会話をして過ごしてきた?
「西谷くんはダウンしたのもあって、今はダメージを回復させることに務めていたので、試合のことだけを考えて、そういう想いとかは一切なかったですね。勝つことだけに全員がシフトチェンジしていた感じです。過去は過去なので、ここで俺が勝ってそういうチャンスをいただけたならとお互いに思っていたと思います」
――ファンへのメッセージを。
「今回この追加カードが出た時にはソールドアウトという状況で、応援に来たかった方々、来れないファンの皆さんがたくさんいるんですけれど、PPVで応援して欲しいなっていうのと、僕がいろいろ言われているけれど挑戦してそれに打ち勝って最後に俺が勝つってところを見せてあげたいです」