「やれる範囲でのことは全て出来た」と覚悟を決めて試合に臨む扇久保
2023年7月30日(日)さいたまスーパーアリーナ『のむシリカ presents 超RIZIN.2 powered by U-NEXT』に出場する全選手の個別インタビューが、28日(金)都内にて行われた。
RIZINバンタム級(61.0kg)タイトルマッチ5分3Rで、フアン・アーチュレッタ(米国)と対戦する扇久保博正(パラエストラ柏)がインタビューに答えた。扇久保は朝倉海の欠場を受けての緊急参戦となる。
「3週間前にオファーをいただいて、短いようで長い充実した3週間で今凄い、コンディションも3週間だったんですけれどやれる範囲でのことは全て出来たので、早くリングで試合をしたい気持ちでいます」
――3週間の期間はワクワクか、それとも緊張感のある期間だったのか。
「ワクワクと不安といろいろなものが混ざり合った初めての経験の3週間でした」
――どんなメッセージが多かった?
「とにかく頑張ってくれと。そんなメッセージばかりで本当に力になりました」
――対戦するアーチュレッタの印象は?
「アーチュレッタとは7年前のTUFの時に1カ月半くらい一緒に練習して、その時にどういう人間なのかも全て分かっているので。ファイトスタイル的には僕と少し似ているかなという印象があります。最後まで気持ち強く攻めていく、そういう選手だと思っています」
――対策は短い期間でしっかり練れた?
「対策はもちろんしてきましたし、一番は自分のコンディションというか、自分のパフォーマンスを最大限に仕上げてきました」
――試合のテーマは?
「テーマは“やり切る”。全て出し切る」
――どんな試合展開になるとイメージしている?
「試合が始まってみないと分かりませんが、どっちの気持ちが折れるか、そういう展開になるんじゃないかなと予想しています」
――その怖さや不安を乗り越えるためにメンタル面でどんなことをしてきた?
「とにかく自分のことに集中する。自分が何をするべきか、自分のパフォーマンスをどうすれば最大限に上げられるか、そっちにフォーカスを向けて作ってきて。そのおかげで不安とかそういうのも乗り越えて、勝ちを目指してやってきたので今凄くいいメンタルだと思います」
――男気出場にはファンから心配の声もあるが?
「それは試合を見てくださいとしか言えないですが、心配せずに見ていてください」
――怪我をするんじゃないかとの声には?
「試合をすれば怪我をするのでそこは何とも思っていないですね」
――奥様との絆が今回話題になったがどういう日常を送ってきた?
「試合が決まってから最初の内は僕もかなりピリピリしていて妻に迷惑をかけてしまったんですが、妻は最大限に僕が練習に集中できるようにずっと全ての面でサポートしていただいたので、この場を借りて妻に感謝したいと思います」
――年末の堀口戦で敗れて以降、どのように過ごしていたのか?
「怪我もあったので怪我を最初のうちに治して、春くらいから次のフライ級の試合へ向けて身体を作っていく感じで練習していました」
――当初は秋くらいを目指して練習していた?
「そうですね。9月に向けてやっていました」
――朝倉海選手の負傷による緊急参戦。扇久保選手にとって朝倉海選手はどんな存在?
「仲良しこよしをするつもりはないですけれど、一緒に盛り上げてきた戦友という感覚があります」
――堀口選手との4回目というビジョンも見据えている?
「勝つまで堀口選手は追いかけようと思っています」
――お子さんは会場へ応援に?
「いや、会場へ来ると泣いちゃうので家で見ています(笑)」
――冷静さを保つために注意していることは?
「集中することが大事かなと思っていて、自分のすべきことに集中しようと思っています」
――ファンへメッセージを。
「最高の試合をお見せしますので、アツい声援をよろしくお願いします」