稲井(左)が地元・徳島で龍威地の挑戦を受けて2度目の防衛戦(C)DEEP☆KICK
大阪を拠点とするDEEP☆KICKが、2023年10月1日(日)徳島・石井町中央公民館にて『DEEP☆KICK TOKUSHIMA』を開催。2009年7月5日に旗揚げして以来、初の府外興行となる。
メインイベントはDEEP☆KICK-70kgタイトルマッチは、徳島県出身のDEEP☆KICK-70kg第4代王者の稲井良弥(TARGET)が、同級2位の龍威地(NJKF ARENA)の挑戦を受けて2度目の防衛戦に臨む。
【写真】2021年9月の初対戦では稲井が1R2分44秒でKO勝ち
両者は2021年9月『DEEP☆KICK 56』にて、当時-70kg王者であった籔中謙佑(KUMAGYM)への挑戦権を懸けたトーナメントの決勝で対戦経験があり、その際は稲井が1R KOで勝利。その後のタイトルマッチにて藪中をもKOで下し第4代王者となっている。
稲井は2021年11月、籔中謙佑を初回KOで破り、6勝(5KO)無敗でDEEP☆KICK-70kg王座に就いた。2022年5月には無敗のまま第3代 ウェルター級(-67.5kg)王座決定戦に臨んだが、元NJKFウェルター級王者の中野椋太にKOで敗れて戴冠ならず。9月にDEEP☆KICKでKO勝ちして再起を飾ったのも束の間、10月にはモンゴルでTurbayar UzliibatにKOで敗れた。2023年に入ってからは、2月のRISEで青木洋輔に判定勝ち、6月の『KICK BOXING WORLD CUP』では小原俊之とドロー。7月30日の『RISE 170』では實方拓海との対戦が決まっており、防衛戦へ向けて弾みをつけたいところだ。戦績は9勝(6KO)2敗1分。
龍威地もパンチで前に前にと繰り出し打ち合いを繰り広げるファイターでプロ戦績は9勝(6KO)10敗1分。前述の試合後、昨年7月『DEEP☆KICK ZERO 04』にて行われた-70kg挑戦者決定戦で進撃の祐基にダウンを奪われてしまい無念の判定負け。しかし昨年10月『HOOST CUP KINGS KYOTO 10』と今年3月『HOOST CUP KINGS KYOTO 11』にて康輝(キング・ムエ)と2度対戦し、2度ともKO勝利してリベンジマッチに臨む。