2023年8月6日(日)東京・後楽園ホール『MAROOMS presents KNOCK OUT 2023 vol.3』の対戦カードが決定した。
今大会ではK-1 GROUPとKNOCK OUTの3vs3対抗戦が行われる。両団体は6月16日の後楽園ホール大会『Krush.150』を皮切りに本格的に交流がスタート、1勝1敗の結果に。その後、7月8日に新宿FACEで開催された『KNOCK OUT-EX 2023 vol.1』ではKNOCK OUT勢が2戦2勝(1KO)と勝ち越した。さらに17日のK-1ではKNOCK OUT-REDスーパーフェザー級王者・久井大夢(TEAM TAIMU)が勝利するも、22日の『Krush.151』では新田宗一朗(クロスポイント吉祥寺)が敗れている。
▼KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級3分3R延長1R森岡悠樹(北流会君津ジム)内田 晶(チーム・タイガーホーク)
森岡は2021年1月に横野洋に勝利。6月大会では鈴木貫太をヒジ打ちによるカットでTKOに降し、8月にはスーパーバンタム級トップの一角である壱・センチャイジムに挑んだが判定で敗れた。2022年1月大会では三冠王・石川直樹と引き分け。9月には炎出丸を2Rにマットに沈め、11月に壱・センチャイジムと「第2代KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王座決定トーナメント」の決勝戦を争ったが、判定2-0で敗れタイトルを逃した。戦績は12勝(7KO)8敗2分。
内田は2014年12月からKrushに参戦するも引き分けを挟んで4連敗。2021年5月大会で三井大揮を3R3分ちょうど、右ストレートでKOすると、8月・10月に行われた「第7代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント」に出場。1回戦で優勝候補の一角と目されていた小倉尚也を判定で破る番狂わせを起こしたが、準決勝で鬼山に判定3-0で敗れた。2022年2月には「K-1 WORLD GP第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント」に出場、1回戦で佐々木洵樹に敗れるも延長戦までもつれ込む接戦を演じた。7月に永坂吏羅にKOで敗れて3連敗となったが、2023年2月の倉田永輝戦で勝利し、戦績を4勝(2KO)7敗1分とした。
好戦的な両者だけに対抗戦にふさわしい戦いとなりそうだ。
▼KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級3分3R延長1R工藤“red”玲央(TEAM TEPPEN)豊田優輝(BELLWOOD FIGHT TEAM)
工藤はファイヤー原田の愛弟子としてJ-NETWORKで活躍。ジムの閉鎖とともにTEPPEN GYMに移籍してファイヤー譲りの根性に加えて技術を磨き、3連勝して2022年12月に古木誠也と「初代KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級王座決定戦」を争ったが、初回KO負けでタイトル獲得ならず。2023年3月にはK-1 GROUPから参戦した小倉尚也に初回TKO負け。“工藤拳”と名付けたカエル跳びからの攻撃を得意とする。戦績は12勝(8KO)13敗5分。
鈴木博昭率いるBELLWOOD FIGHT TEAM所属の豊田はK-1カレッジ2019 -60kg王者。2019年12月にプロデビューし、池田幸司、橋本実生、松谷桐らと対戦して戦績は3勝(1KO)7敗1分。前戦は2023年5月に紫苑に判定負け。
▼KNOCK OUT-BLACKフェザー級3分3R延長1R雅治(レンジャージム)水津空良(優弥道場)
雅治は4勝(4KO)1敗と勝利は全てKO勝ち。KNOCK OUTには2022年12月に初参戦してyu-kiに3RでTKO勝ち、2023年3月にはキャリアで優る千羽裕樹から初回TKO勝ちを奪った。
水津は山本優弥率いる優弥道場所属で、戦績は4勝5敗2分。K-1 GROUPでは4連勝と波に乗っていたが、以後は4敗1分となっている。
宮田充KNOCK OUTプロデューサーは「3vs.3に出場する6選手、キャリアの浅い選手が多いんですけど、いい個性を持っていて、今回の勝負で名前を挙げて、K-1グループのリング、『KNOCK OUT』のリングに戻ってもいい活躍、飛躍が期待できる。ぶつかり合うことでお互いが高め合っていける対抗戦になっていければ」と期待を寄せた。