2023年7月21日、バンコクで行われた記者会見にて正式発表されたK-1 WORLD MAX2004・2006王者ブアカーオ・バンチャメーク(タイ)vs.プロボクシング世界6階級制覇マニー・パッキャオ(フィリピン)の世紀の一戦。
この試合は2024年1月(日程は未発表)に『THE MATCH OF LEGEND PACQUIAO vs BUAKAW』として、国際式ボクシングルール、3分×6R(インターバルは2分)、70kg契約で行われる。また、WBC(世界ボクシング評議会)が協力し、WBCレジェンドと呼ばれる記念ベルトを作成。主催のFresh Air Festival社は世界中のファンがLIVEで観戦できるような試合時間を調整するとした。
【写真】7月21日にバンコクで行われた記者会見で顔を合わせたパッキャオとブアカーオ(C)Fresh Air Festival タイの報道によれば、試合時間内にKOした場合には少なくとも30万ドル(約4000万円)の賞金が贈られ、ブアカーオは賞金を手にした場合、青少年スポーツ大学の建設資金に寄付したいと話している。また、イベント開催には約2,500万ドル(約35億円)の費用をかけるとのこと。
なぜこのスーパーファイトが実現することになったのか。Fresh Air Festival社のヴィニジ・レルトラタナチャイCEOによれば、ブアカーオをパーティーに招待した際、これから何をしたいのかと訪ねたところ、ブアカーオが「死ぬまでにパッキャオと戦いたい」と答えたのだという。それからこの試合を実現するために動き出し、パッキャオ側へのコンタクトをとったところ、最初の質問は「ブアカーオとは誰なのか?」だった。
ヴィニジ・レルトラタナチャイCEOは「この試合がショーファイトではないことを約束します」とタイのメディア「タイ・ポスト」のインタビューにて語っている。