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【RISE】中村寛がカザフスタンの空手家を迎え撃つ、9連勝の宮﨑小雪はムエタイと対戦、志朗を苦しめたセオアネが政所仁とリザーブマッチ、チャド・コリンズも参戦

2023/07/24 19:07
【RISE】中村寛がカザフスタンの空手家を迎え撃つ、9連勝の宮﨑小雪はムエタイと対戦、志朗を苦しめたセオアネが政所仁とリザーブマッチ、チャド・コリンズも参戦

RISEライト級王座に就いた中村の王者第一戦は、カザフスタンの空手家との国際戦に

 2023年8月26日(土)東京・大田区総合体育館『ABEMA presents RISE WORLD SERIES 2023 2nd Round』の追加対戦カードが決定。「WORLD SERIES」にふさわしく、今回も国際戦が組まれた。


▼Super Fight!ライト級(-63kg)3分3R延長1R

中村 寛(日本/BK GYM/第8代RISEライト級王者、第6代DEEP☆KICK-60kg級王者)
アリシェル・カルメノフ(カザフスタン/Nural sports school)

 7月の大阪大会のリングで「参戦は決定したって聞いたんですけれど、相手が決まっていません。8月26日、外国人と戦う姿を見たい人どんだけいますか?(拍手)おっしゃ、気合い入ってきた。めっちゃやりたいです。日本人でやりたいって選手いないので世界に挑戦させてもらいます。よっしゃ、外国人ぶっ倒しましょうか。8月26日、僕の応援よろしくお願いします」と国際戦をアピールしていた中村にカザフスタンの未知の強豪が用意された。

 中村は野性味あふれるファイトスタイルから、“人獣”とも評される。日本拳法仕込みのサウスポーから放たれる破壊力抜群のパンチを武器に、2021年7月には大雅からダウンを奪って判定勝ち。11月にはYA-MANに判定負けを喫したが、大激闘を演じて強烈なインパクトを残す。2022年6月の『THE MATCH 2022』ではレオナ・ペタスから番狂わせの勝利を収めた。10月のチャンヒョン・リー戦では2RにTKO負けするも、12月の再起戦で伊藤澄哉を2RでKOすると、2023年4月に直樹を判定2-0で破りRISEライト級王座を奪取した。戦績は14勝(11KO)5敗。

 カルメノフはフルコンタクト空手で様々な大会に出場して活躍、現在は空手と並行してキックボクシングの試合にも出ているという。ローキックとパンチを得意とし、特に右フックには自信がありそう。カザフスタンの空手選手は頑丈な身体を持ち、パワフルなパンチ&ローで前へ出るタイプが多く、空手家特有の攻撃力で中村撃破を狙う。戦績は5勝1敗。


▼Super Fight!アトム級(-46kg)3分3R延長1R

宮﨑小雪(TRY HARD GYM/第2代RISE QUEENアトム級王者)
ジュムリアット・スラーターニー・ラーチャパッド(タイ/PETCHSEEMUEN)

 宮﨑は小学3年生から空手を学び、アマチュア戦績10戦10勝(3KO)無敗の戦績を引っ提げ、16歳で2019年11月にプロデビュー。新人離れしたテクニックを見せて関係者から高い評価を受け、2021年1月「アトム級NEXT QUEENトーナメント 2021」で優勝。3月にはRISE QUEENアトム級王者・紅絹に挑戦し、判定2-0で破り第2代王座に就くと、9月に伊藤紗弥から延長戦で勝利、2022年5月には小林愛理奈に大差の判定勝ちで初防衛に成功し、10月にはペットルークオンに判定勝ち、12月にはシュートボクシング日本女子アトム級王者MISAKIとの女王対決を制し、2023年3月にはビョン・ボギョンに初のKO勝ちで9連勝。戦績は11勝(1KO)1敗1分。

 今回対戦するジュムリアットは19歳、タイ南部のベルト保持者だという。戦績は20勝4敗。RISEの絶対女王として君臨する宮﨑を相手にどこまで戦えるか。


▼RISE WORLD SERIES 2023 -54kg Tournament リザーブマッチ 3分3R延長1R

ルベン・セオアネ(スペイン/Muay Sapein)
政所 仁(魁塾/WBKF世界スーパーフライ級王者、RISEスーパーフライ級4位)

 今大会で準決勝が行われる「RISE WORLD SERIES 2023 -54kg Tournament」のリザーブマッチ。

 セオアネは10勝(3KO)2敗とキャリアは浅い21歳だが、K-1にも来日したISKA世界王者アクラム・ハミディに勝利している。ISKAの推薦を受けて7月の1回戦で志朗と対戦し、1Rからアグレッシブに前へ出てコンビネーションを回転させる好戦的なスタイルで志朗を苦しめ、判定で敗れるも最後まで諦めない姿勢で高評価を得ての再登場。

 政所はバルカン砲とも評される回転の早い打撃と相手の意表を付く技を武器に多くの強豪を破りJ-NETWORKフライ級王座、WBKF世界スーパーフライ級王座を獲得。2021年9月のDoA-53kgトーナメント一回戦で田丸辰にリベンジを果たすも準優勝で風音に判定負け。その後、佐藤執斗と無効試合、花岡竜にはTKO負けと白星から遠ざかったが、2022年12月に滉大から判定勝ちで再起。2023年7月のリザーブマッチでは親友・風音との再戦でリベンジを果たし、今回もリザーブマッチに臨む。戦績は17勝(4KO)10敗1無効試合。


▼スーパーライト級(-65kg)3分3R延長1R

チャド・コリンズ(オーストラリア/Strikeforce/同級2位、WMC世界スーパーライト級王者、WBCムエタイ世界スーパーライト級王者)
チョ・ギョンジェ(韓国/JUNG WOO GYM/MAX FC -65kg王者)

 コリンズはタイ在住のオーストラリア人選手でこれまでにセクサン、パコーン、サックモンコンといったムエタイのスター選手を次々と撃破。2019年2月の『KNOCK OUT』で初来日し、KNOCK OUTスーパーライト級王者・不可思から右ヒジでダウンを奪い、判定勝ちした。4月にはSBに参戦し、海人にも判定3-0で勝利。RISEには8月の大阪大会に初参戦を果たし、RISEウェルター級王者・中野椋太から1RでTKO勝ちを奪うと、10月にはRISEライト級王者・直樹にも2RでKO勝ち。12月には笠原弘希にも勝利した。2023年5月には『KICKBOXING WORLD CUP』にてムエタイルールでラーチャシンから延長Rで勝利を収め、日本では負け無し。戦績は57勝(28KO)16敗2分。

 昨年12月以来のRISE参戦となる今回のコリンズの相手は、2018年に初来日、シュートボクシング世界トーナメント『S-cup2018』の1回戦で海人と対戦しているギョンジェ。海人には敗れるも、2019年9月に現RISEウェルター級王者の中野椋太を判定で下し、今年に入ってからは4月に高橋幸光に判定負けしているが、吉田凛汰朗、小川翔に勝利している。小川戦では強い蹴りを上中下に散らし、小川のパンチにはテンカオで対抗。打ち合いでも小川からヒットを奪っていた。戦績は35勝5敗1分。

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