西元(左)と高橋、個性の違う2人が激突
2023年7月22日(土)東京・後楽園ホール『AZABU PRESENTS Krush.151』の前日計量&記者会見が、21日(金)都内にて13:00より行われた。
セミファイナル(第8試合)のKrushスーパー・フェザー級3分3R延長1Rで対戦する、西元也史(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)は60.0kg、髙橋直輝(若獅子会館/初代ACCELバンタム級王者)は59.7kgで計量をパス。
続いての会見で高橋は「明日は誰よりも楽しんで、楽しませて勝ちたい」、西元は「明日は他の試合もたくさんあるけれど俺の試合がメインくらいに思っているので、俺の試合だけ期待してくれれば間違いないです」とそれぞれ意気込み。
計量で顔を合わせた印象を聞かれると、高橋は「“西元くんや!”みたいな感じですかね。昔から違う団体の時も知っていて昔から強いなって。こうして2人で試合するのは新鮮な気分。楽しみです」と、昔から知っていたと言い、西元は「スーパー・フェザー級に上げてから調子も良くて自信あるんやろうなって感じです」と自信を感じるとした。
西元は今年に入ってから中国で試合をしているが、国内での試合は昨年12月以来。そのため「(ファンが)現地まで来てくれるのは難しかったので、自分の成長した姿、西元はこのレベルじゃないっていうのを見せつけたいですね」と成長を見せたいとする。
高橋は「自分にしか出来ない戦い方、おかしな動きをしていると思うんですけれど、それが自然体でいいんかなと。そんな感じです」と自分でもトリッキーな動きをしていると思うが、それが自然体だという。
2022年からスーパー・フェザー級に階級を上げ、現在3連勝と勢いに乗っている。その絶好調の理由は何かと聞かれた高橋は「階級を上げてから朝起きた時に、毎朝『絶好調!』って言って起きるんですよ(笑)。これ本当で、張り紙してあって『今日の調子は?』って書いてあるんです。それで『絶好調!』って(笑)。それがもしかしたら要因かもしれません」と言って笑う。
西元はそういうルーティンはないのかと聞かれると、「僕は起きてそんなことは言わないですけれど…何を言っても変なルーティンに負けちゃうので僕は何も言わんとこうと思います」と苦笑した。
高橋のトリッキーな動きについては「それに対してって考えるのが向こうの思うつぼなので、僕は僕の試合をするってだけですね。やってきたことを信じて俺の試合をするってだけです。俺と高橋選手の試合って言うより、俺の試合」ときっぱり。
対する高橋は15勝のうち12勝がKO勝ちという西元のハードパンチをもらわない自信はあるかと聞かれ、「もしもらったらもらったらでその時かなって感じ。自分なりにガードは意識したいと思っていますが、結局は(西元が言ったように相手の)動きに合わせたらっていうのと一緒で。僕は僕の動きをしないと多分負けちゃうので、しっかり僕の動きをやっていこうかなと思います」と、西元同様に相手に合わせてどうこうではなく自分のスタイルを貫くとした。
相手に合わせず、自分のやりたいことを貫いた方が勝つ試合となりそうだ。
最後に高橋は「最近スプラトゥーンにハマっていてこんな感じなんですけれど(とジャケットを見せる)会場も僕の色に塗り上げていこうかと思っています。好きな武器はパブロです」とドヤ顔を見せるも、西元は「なんか上手いこと言ってるつもりかもしれませんけれど、誰一人笑ってない」と冷静にツッコミ、「何回も言いますけれど明日は俺の試合なので、楽しみに期待していてください」と語った。