キックボクシング
インタビュー

【RISE】初代女王決定戦に臨む村上悠佳「最後はお互いの気持ちの勝負になってくる」「ベルトを獲ったらそこから無敗でいくイメージ」

2023/07/20 16:07
 2023年7月30日(日)東京・後楽園ホール『RISE 170』にて、RISE QUEENバンタム級(-55kg)王座決定トーナメント決勝戦3分5R無制限延長Rで聖愛(魁塾)と初代女王の座を争う村上悠佳(TEAM TEPPEN)のインタビューが主催者を通じて届いた。  村上は極真空手をバックボーンに持ち、破壊力抜群の蹴りを武器にアマチュアキックでは1年弱で11戦全勝6KOの戦績をあげてプロに転向。デビュー戦ではダウンを奪って勝利したが、2戦目でいきなりJ-GIRLSフェザー級王者・空手こまちと対戦して判定負け。その後は4連勝したが、2020年9月に浅井春香に判定3-0で敗れた。2021年4月には『HEAT』で鈴木万李弥と女子の年間ベストバウト候補と言われた熱戦を展開し、判定2-1で勝利。10月にはシュートボクシングでも勝利して12月に浅井との再戦に臨んだが一歩及ばずリベンジ失敗。2023年5月のトーナメント準決勝ではKOKOZに判定3-0で勝利した。戦績は9勝(1KO)3敗。 ――暑い日が続きますが調整はいかがですか?「順調です」 ――夏には強い方ですか?「苦手です。夏は外に出たくないので、練習以外は外に出ないです」 ――試合までの期間どのような最終調整を行いますか?「体重を徐々に落として、残り1、2週間でしっかり追い込んで疲労を抜いて試合を迎えたいです」 ――公開練習ではかなり蹴り込んでいる印象がありました。「前回の試合ではパンチがメインになってしまった所が反省点だったので、今回は蹴りを出していきたいです」 ――飛び膝蹴りも見せていましたが、タイトルマッチでは出しますか? 「どうですかね? 出るかもしれないですけど。(笑)」 ――その場面にならないと分からない? 「試合の雰囲気とかもあるので」 ――今回の大会ポスターに自分がメインで写っているのはいかがでしたか? 「まさか自分が大きくポスターに載ると思っていなかったので、最初はドキドキして変な感じでした」 ――試合順は発表されていませんがメインになる可能性がありますね。 「最後に盛り上げないといけないという緊張があります。気負いしている訳ではないですが、魅せられる試合をします」 ――会場入りをして自分の出番が最後という事を想定するとどうですか? 「正直嫌ですね。自分は早く終わってほしいタイプなので、ずっとドキドキしていると考えると『あぁぁ』って思いますが、初めてメインを任される事を考えると楽しみです」 ――王座を争う聖愛選手とは過去も戦っていますが、現時点での彼女の存在はいかがですか? 「連絡を取っているわけではないけど、インスタのストーリーで『やってやるぞ』っていうのを載せていて、こっちもやらなきゃというプラスの気持ちにさせてくれるので良い存在です」 ――聖愛選手のSNSが発奮材料になっているということですね。 「聖愛選手からだけではなく他の色々な人からも『頑張ってね』と言われるので、全部込みで自分も頑張らなきゃと思えます」 ――聖愛選手とは去年も一度戦っていますが、今回対策という部分ではどうですか? 「前回の準決勝を見た時にスタイルは変わっていなかったのですが油断はしていないです。対策は言わないですよ(笑)」 ――試合が終わった後、RISEのベルトが自分の腰に巻かれているというのを想像していますか? 「勝ってみんなと写真を撮っているのが想像できています」 ーー今回の試合に関してチームTEPPENの仲間からはどんな風に激励をもらっていますか? 「年下の子達もスパーが終わった後に声をかけてくれて、TEPPENからは私含めて4人出るのでお互いに気持ちを高め合っています」 ――ご自身の考えるチャンピオンの理想像はありますか? 「やっぱり無敗ですかね。ベルトを取っている人達は負けているイメージがないのでベルトを取ったらそこから無敗でいくイメージです」 ――練習の中で試合に向けて強化しているポイントはありますか? 「ピンポイントには言えないですが蹴りを強化しています」 ――以前戦っている相手ですがどのような決着や展開、また実力差的な部分も含めてどのように考えていますか? 「決着は分からないですけど、最後はお互いの気持ちの勝負になってくると考えています」 ――相手より勝っている部分やこの強みを活かして戦えたら良いんじゃないかと思っている部分はありますか? 「相手より勝っているなと思うのはパワーです。聖愛選手はテクニックで戦うタイプだけど、私はテクニックも入れつつパワーで戦っていきます」 ――タイトルマッチという事で特別な感情はありますか? 「私がタイトルマッチをできるとは想像していなかったし、階級的にも選手層が薄いと周りからも言われていました。この階級にベルトが創られると思っていなかったので、そういう舞台を作ってくださったことが1番嬉しいです」 ――以前は対戦相手が決まらないという事もあったのではないでしょうか? 「前回の試合も10ヶ月ぶりだったし、試合かもって言われて流れることもありました」 ――ただ世界を見るとこの階級は強い選手が沢山いると思います。戴冠後のビジョンはありますか? 「今は次のタイトルマッチしか見ていないです」 ――最後にファンの皆様へメッセージをお願いします。 「今回はタイトルマッチという事で、自分の中でも思い入れが違う試合なのでしっかり勝ってベルトを巻きます。皆さんから沢山の声援をいただいてますが、もっと貰えたらもっと頑張れるので、当日会場に来てくれる方もABEMAで見てくれる方も応援をよろしくお願いします」
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