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【超RIZIN】朝倉海の負傷欠場で緊急代打出場の扇久保博正「家族がピンチのとき黙っている男はいない」=7.30 アーチュレッタとバンタム級王座決定戦

2023/07/17 19:07
【超RIZIN】朝倉海の負傷欠場で緊急代打出場の扇久保博正「家族がピンチのとき黙っている男はいない」=7.30 アーチュレッタとバンタム級王座決定戦

(C)ゴング格闘技

 2023年7月30日(日)さいたまスーパーアリーナで開催される『超RIZIN.2』で、フアン・アーチュレッタ(米国)と「RIZINバンタム級(61.0kg)王者決定戦」(5分3R)を戦う予定だった朝倉海(トライフォース赤坂)が左膝内側側副靭帯損傷のため、欠場。代わって扇久保博正(パラエストラ柏)がアーチュレッタと同級王座を争うことが17日、18時からの会見で発表された。

【変更前カード】
▼RIZINバンタム級(61.0kg)王者決定戦 5分3R
朝倉 海(トライフォース赤坂)
フアン・アーチュレッタ(米国)

【変更後カード】
▼RIZINバンタム級(61.0kg)王者決定戦 5分3R
扇久保博正(パラエストラ柏)
フアン・アーチュレッタ(米国)

 朝倉の怪我は全治6週間から8週間。7月上旬のMMAのスパーリングの組みの展開で負傷したもので、朝倉は「相手を投げようとしたときに、足を変な方向に捻ってしまって、そこに相手が乗ってしまって、この(ヒザの)内側がバチンと切れかけてしまったという状況です」と説明した。

 そこで榊原CEOが白羽の矢を立てたのが、RIZINバンタム級JAPAN GP2021優勝の扇久保博正だった。しかし、扇久保は大晦日の堀口恭司戦からフライ級に階級を戻したばかり。扇久保にバンタム級王座戦のオファーした経緯を榊原CEOは以下の通り、説明した。

「扇久保選手はGPを制して、朝倉海選手にも勝っています。直近(5月6日の『RIZIN.42』)の4人の顔ぶれの中で言えば、井上直樹選手、元谷友貴選手にも勝っている選手で、実績から言えば申し分ない状況だと思うんですが、当然、本人はフライ級に転向している状況の中で、扇久保選手が今回のオファーを受けてくれるのかどうなのか、それをすぐに当たりました。(扇久保は)『そういう状況なら自分が海選手の代わりにRIZINのベルトを何としても日本に残すために勝ちに行く』ということで扇久保選手が今回、海選手に代わってアーチュレ選手のタイトルマッチに挑むということになりました」

扇久保博正「アーチュレッタを倒してRIZINのベルトを必ず俺が守ります」

「僕は5年前に参戦し、RIZINで戦う理由というのは、堀口選手を倒すという、本当にそれだけでした。ただ、この5年間ずっとRIZINで戦ってきて、榊原さんはじめ、笹原さん、柏木さん、たくさんのスタッフの方々に家族のように支えていただきました。家族がピンチのとき黙っている男はいないと思います。そして、家で待っている妻と息子のために、この試合のオファーを受けました。断る理由はないです。アーチュレッタを倒してRIZINのベルトを必ず俺が守ります」

フアン・アーチュレッタ「とても不運な事だが試合は行なわなければならない」

「やあみんな、スパ二ヤードだ。海が怪我して試合が出来なくなったという連絡があった。とても不運な事だが試合は行なわなければならない。オウギクボヒロマサがスクランブルで試合を受けてくれたと聞いた。彼には心の底から感謝をしたい。真のチャンピオンだし元々RIZINの中でもトップ選手だ。俺が倒したキム・スーチョルとも良い試合しているし、朝倉や井上にも勝っているのでこのタイトルマッチはいずれにしろ凄い試合になるが俺のやる事は変わらない。リング上で精一杯戦い素晴らしいパフォーマンスをしてベルトを獲得する。Let’s Go!! 見逃すなよ!7.30は準備万端でベルトを獲りにいくぜ!」

朝倉海「年内に復帰して、今よりも強くなって、必ずベルトを巻けるように」

「このたびは僕の怪我で欠場をすることになってしまい、本当に申し訳ございません。ファンの皆さま、対戦相手のアーチュレッタ選手、配信をしていただくU-NEXTさま、大会を協賛していただく企業さま、本当にご迷惑をおかけしてすみませんでした。今回において僕の試合がとても重要なことは僕自身理解していましたし、どうにか出場できないか、いろいろ考え、いろいろな治療をおこなってきました。しかし、今現在走ったり深くしゃがんだりすることができない状態です。医者からも7月30日までにレスリングだったり蹴ったりする動きができるようになるとは考えづらいと言われました。そんな状態でリングに立つのはファンの皆さまにも対戦相手にもとても失礼なことだと思い、欠場することを決めました。

 本当に悔しいですし、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。怪我をしたときは頭が真っ白になって、今でも心の整理がつかない状態です。しかし必ずこのけがを克服して、このRIZINのリングに戻ってくることを約束します。年内に復帰して、今よりも強くなって、必ずベルトを巻けるように頑張るので、そこを期待していただけるとうれしいです。最後に、今回僕の代わりに急遽出場を決めてくださった扇久保選手に心から感謝したいと思います。ありがとうございます」

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