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【K-1】王者・和島大海「しっかりKOで締めて自分が一番インパクトを残す試合をしたい」挑戦者ピケオー「間違いなく激しく楽しい試合になる」

2023/07/16 17:07
【K-1】王者・和島大海「しっかりKOで締めて自分が一番インパクトを残す試合をしたい」挑戦者ピケオー「間違いなく激しく楽しい試合になる」

リベンジマッチであり、2度目の防衛戦を迎えた和島。挑戦者はピケオー

 2023年7月17日(月・祝)東京・両国国技館『AZABU PRESENTS K-1 WORLD GP 2023』の前日計量&記者会見が、16日(日)都内にて13:00より行われた。

 メインイベント(第21試合)のK-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級タイトルマッチ3分3R延長1Rで対戦する、王者・和島大海(月心会チーム侍)は69.95kg、挑戦者ジョーダン・ピケオー(オランダ/Mike's Gym)は69.4kgで計量をパス。


 続いての会見で和島は「計量が終わって調子もいいですし、明日は凄い楽しみです。5年分のリベンジを明日ピケオー選手にぶつけます」と、2018年9月のKrushで敗れているピケオーにリベンジすると宣言。

 ピケオーは「気分はとてもいい。今回の試合のために最高のトレーニングキャンプを積んできた。明日はそれを活かして、いつも通りの自分の激しい試合、前へ出続けてプレッシャーを与え続ける楽しい試合をお見せしたいと思う」と、自信に満ち溢れた表情。

 この試合をメインイベントにした理由を聞かれた中村拓己K-1プロデューサーは「3月の『K’FESTA』を終えて、ピケオー選手と和島選手の防衛戦はすぐに熱があるうちに組んで皆さんに見せたいというところで両国大会で2人の試合を組みました。2人のK-1のベルトに対する想いとか、改めて考えるとピケオー選手は初代王座決定トーナメントに出ていて、3回目は当時ウェルター級だったのでトーナメントには出られなかったんですけれども、海外の選手でもK-1のベルトに対してアツい想いを持って何回もチャレンジしてきてくれる人がいるのは嬉しい。


 和島選手も、ピケオー選手がKrushタイトルの防衛戦をしていた時にプレリミナリーで試合をしていて、そういった選手がK-1の王者になって海外の選手を倒していって今度ピケオー選手を迎え撃つ。そういった2人のこれまでの歴史、ドラマ、そういったところが僕らが作ってきたK-1のひとつの象徴ではないですけれど、そういったものが詰まっているような試合ではないかなと思います。

 70kgというK-1MAXの時から続いてきた歴史が詰まった階級、ベルト、しかも日本人が王者で外国人選手を迎え撃つのは僕も思い入れがありますし、今のK-1を象徴するタイトルマッチというところで、この試合が決まった時点でメインかなとずっと思っていました」と説明した。


 ピケオーはベルトへの想いを聞かれると「過去2回トーナメントで戦ったが、自分にとってタフな試合だった。1回目はマラット・グレゴリアンと決勝で当たって、それまでの自分は2回タフな試合をして後での決勝でマラットに負けた。2回目はチンギス・アラゾフに負けたが、2人とも世界のトップファイターなので、この2人に負けたことは自分は恥ずかしいとは思っていないし、誇りに思っている。今回はトーナメントではなくワンマッチということで、自分の持てる全てを出すことが出来る。そういう試合でタイトルに挑戦できるのはトーナメントとは違う試合運びが出来ると思うし、和島とタイトルを懸けて戦えることを嬉しく思っている」と、過去2回はトーナメントだったが今回はワンマッチということで、より実力が発揮できるとする。


 和島も「僕もピケオー選手に(Krushの)タイトルマッチで負けたり、トーナメントの決勝で負けたりとか、凄く苦労して獲ったベルトなので絶対に防衛したいと思っています」と、ベルトへの想いは負けていないと答え得た。

 事前にファンが行った勝敗予想では、和島が7-3で有利という結果に。そのことを聞かれると、和島は「僕は下馬評は気にしていないので、明日は頑張ろうというだけです」と、その結果に浮かれない。


 ピケオーは「前回のアビラルとの試合は、アビラルは前に出て来るタイプだったのでその選手に合わせた戦い方をした。今回の和島は距離をとって戦うタイプで、その中にコンビネーションをを織り交ぜて戦うタイプなので、前回とは違う形の戦いをお見せする。和島と戦うにあたってしっかり研究してきたし、彼のコンビネーションにも注意している。彼がどんな攻撃をして来ようとも自分はそれに対して返していくつもりでいるので、そこを見ていただければと思う」と、前回のアビラル戦を参照しての予想だろうが、前回とは戦い方も違うと答えた。


 5年ぶりの再戦であることに、和島は「5年間で一番変わったのは経験が一番大きいと思います。当時はまだK-1にも出ていなかったですし、外国人選手ともやっていなかったので。この5年間でいろいろな試合が出来てKOも積み重ねてきたのでそこが一番変わったなと思います」と、キャリアを積み重ねたことが一番の違いだとする。


 ピケオーは「コロナの影響もあってその中の2~3年は試合が出来ない時期もあった。自分は5年前の自分と変わっていなくて、試合は全て盛り上げる試合をしてきた。5年前の和島選手を思い出すとあの頃は凄く若かった。今こうしてみると日本のファンの皆さんに認めてもらえるようなK-1の王者になったという印象を受けている。ただ残念だが、今回ベルトは必ず自分が勝ってオランダに持って帰りたい。その後、リベンジマッチをしたいというのであれば受ける気持ちはある」と、和島は確かに成長したが勝つのはまた自分だと言い放つ。

 記者会見の服装について聞かれた和島は「気合いを入れてスーツを白で作ってもらいました。自分のトレードカラーの紫をネクタイとハンカチーフで付けています」と気合いの現れだとし、「今回メインに選んでいただいたので、しっかりKOで締めて自分が一番インパクトを残す試合をしたいと思います」と宣言。「明日は絶対に勝ちます」と必勝を誓う。

 それを受けてピケオーは「この試合は間違いなく激しく楽しい試合になる。2人ともKOを狙っていく試合になると思うので楽しみにしていてください」と激闘を約束した。

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