2023年7月30日(日)東京・後楽園ホール『RISE 170』の追加対戦カード4試合が発表された。
▼スーパーフライ級(-53kg)3分3R延長1R翼(TARGET/同級2位、第2代ジャパンキックボクシング協会バンタム級王者)長谷川海翔(誠剛館/同級8位、第4代DEEP☆KICK-53kg級王者)
サウスポーの翼は2019年11月に流血戦を制してジャパンキックバンタム級王者となり、デビュー以来9戦無敗を誇っていたが、2020年11月にWBCムエタイ日本統一&NJKFバンタム級王者の一航に判定で敗れ初黒星。2021年7月の『NO KICK NO LIFE』では加藤有吾にも判定負け。2022年2月にジムを移籍してRISEに初参戦すると鳩にKO勝ちを収めたが、続く3月は京介にKO負け。7月には溜田蒼馬を2RでKO。10月に花岡竜との対戦を迎え2R負傷判定ながらも下馬評を覆す勝利。しかし、12月にSBとの対抗戦で佐藤執斗に初回KO負けを喫した。戦績は11勝(6KO)4敗1分。
長谷川は18歳で現在プロ戦績9勝(8KO)1無効試合と負けなしであり、何より特徴的なのは高いKO率。2021年4月にDEEP☆KICKでプロデビューを果たすと破竹の勢いでKO勝利を連発。昨年3月より行われたDEEP☆KICK-53kg王座決定トーナメントでは準決勝でKING剛を1RでKO、決勝の王座決定戦ではKAZUNORIを相手に3RKOと鋭いパンチ・蹴りに決め所を逃さない嗅覚を存分に発揮して王者となった。6月にはKO勝ちで初防衛に成功している。
昨年10月にRISE初参戦を果たしたが、翼の兄である金子梓にスタンディングダウンを奪い圧倒するも、偶発的なバッティングにより金子が試合続行不可能となりノーコンテストとなっている。
▼スーパーライト級(-65kg)3分3R延長1R北井智大(チームドラゴン/ライト級3位)北濱精悦(Kickboxing Academy Sapporo/第2回極真連合杯世界空手道選手権大会 軽量級優勝)
北井はチームドラゴンのニューリーダーとしてRISEで活躍。後半戦の強さを活かして勝利することが多く、パンチでの猛攻で逆転勝利を飾ってきた。RISE随一の激闘派として知られ、2019年2月に山口裕人を初回KO、9月にKNOCK OUTで活躍した水落洋祐を初回KO、2020年1月にはNKBライト級王者・高橋一眞を2RでKO、8月にはKNOCK OUTで活躍したマサ佐藤も判定で破るなど“RISEの門番”としての一面も持つ。2021年9月に初のオープンフィンガーグローブマッチに挑んでYA-MANにKO負けを喫し、12月はホーストカップで小川翔にTKO負け、2022年4月には中村寛にもTKO負け。12月にスーパーライト級へ上げて再起を目指したが、麻火佑太郎に判定で敗れ4連敗中。戦績は24勝(9KO)18敗2分。
北濱は白蓮会館で空手を学び、2008年に極真連合会主催と白蓮会館主催の全世界空手道選手権大会でそれぞれ軽量級で優勝。一度格闘技から離れたが、7年の時を経てキックボクシングに転向。2017年にプロデビューし、2018・2019年にRISEで4戦して2勝(1KO)2敗。しばらくリングを離れていたが、今大会で所属も新たに復帰する。戦績は5勝4敗1分。
▼オープンフィンガーグローブマッチ -51.5kg契約Novo(TARGET SHIBUYA)ブラックシーサー颯太朗(TEAM TEPPEN)
YA-MANと同門のNovoは2022年2月に初開催されたオープンフィンガーグローブ大会『RISE FIGHT CLUB』で初回KO勝ち。入場式では対戦相手と顔を合わせるなり乱闘するなどかなりデンジャラスなファイターだ。デビュー戦こそ判定で敗れたが、その後は2連続KO勝ち。松本天志にはKOで敗れるも、2023年4月には鳩を初回KOして再起。戦績は3勝(3KO)2敗。
▼スーパーフェザー級(-60kg)3分3R東 蒼馬(MONSTAR GYM)内本 築(team Bonds)