2023年7月8日(土)東京・新宿FACEで開催された『KNOCK OUT-EX 2023 vol.1』の試合後、宮田充KNOCK OUTプロデューサーが総括を行った。
【写真】メインでは般若HASHIMOTOがK-1グループの山浦迅也を初回KO 宮田Pは今大会で行われたK-1グループとの対抗戦2試合に触れ、「選手層を見たらK-1とKNOCK OUTは10:1くらい。選手層が厚いと倒しても倒しても上がいるし、そういう相手に向かっていくのがいいかなと思ってK-1グループさんとはやり取りさせてもらっています。般若(メインイベントでKO勝ち)みたいな中堅のベテラン選手が奮起したのがいい効果が出ていると思いました。次は新田宗一郎選手が7月22日のKrushに乗り込みます。目指すところは僕としてはKrush王者なり、K-1の王者なり、どっちのリングに上がるか分からないけれどトップどころの勝負まで持って行ければいいなと。まだ始まったばかりなので、これを見て面白そうだなとファンの人が見に来てくれるのがいい結果だと思います」と、K-1またはKrushの王者との対決まで対抗戦を持っていきたいという。
「KNOCK OUTは次回大会が8月6日、週明けにカードは発表します。KNOCK OUTファイターから、もし対抗戦をやるならぜひ俺を、という声が聞こえるので起用していけるかな、と。面白いカードが組めるかなと思います」と、8月大会でも対抗戦があることを匂わせた。
【写真】セミでは福田拓海がK-1グループの渚を終始圧倒、最後にはダウンを奪って勝利した また「今日はK-1グループから(マッチメイカーの)藤前さんに来てもらっていますけれど、選手が体を張ってるんだから僕はプロデューサーが来るべきだと思うんですよ。僕なら選手を出すなら勝負だし、行くべきだと思います。どんな用事があるのか、軽く見ているのか、新宿FACEだからなのか分からないですけれど、Krushでエバンなんとかをやっている男もいるけれど(石川直生Krushエヴァンジェリスト)選手を強くするために何かやることがあるんじゃないかなと思います。そんなんだから対抗戦に勝てないんじゃないかなと思いますね。
選手の層は差があるかもしれないけれどリングの中は1vs.1の勝負だし、次もあるなら勝ちに行くし、本気で来ないならガンガン行くよと。そういうのが看板を背負ってる選手の力になると思うし、勝負というところを大事にしていかないと。始まったら勝負だと思っていますし、マッチメイクでも仕掛けていきます。試合くらい見に来いよとは思いましたね。この勝負は乗ったもの勝ちだと思っているので、K-1グループの中にも俺を出してくれっていうのはあると思う。選手層は薄いけれどガンガン勝負したいと思っています。次に期待してください」と、古巣(宮田Pは元K-1プロデューサー)に喝。
昨年12月の小倉尚也の参戦に始まり、今年3月には不可思がK-1グループからKNOCK OUTに参戦。本格的な開戦は6月のKrushにKNOCK OUTから大谷翔司、加藤和也の2選手が乗り込んだことで火ぶたが切られたKNOCK OUTとK-1グループの戦い。宮田Pの宣戦布告でどのような展開となっていくのかが注目される。