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【UFC】木下憂朔のオクタゴン2戦目はUFCデビューの“逆転男”ビリー・ゴフ。シンガポール2日間に6人の日本人選手が出場=8.26-27「UFN」&「ROAD TO UFC」

2023/07/07 14:07
 2023年8月26日(土)、シンガポール・カランのシンガポール・インドアスタジアムにて開催される『UFC Fight Night: Holloway vs. Korean Zombie』に木下憂朔(キルグリフFC)が出場し、ビリー・ゴフ(米国)と対戦することが、両選手から発表された。  木下は、2022年8月の「ダナ・ホワイト・コンテンダーシリーズ(DWCS)」ウェルター級 で、ジョゼ・エンヒッキを3R、左ストレートでダウンを奪ってのパウンドでTKOに下して、UFCとの契約を勝ち取った。  オクタゴンデビュー戦となった2月のアダム・フューギット(米国)戦では、先にテイクダウンを奪うフューギットに、木下は立ち上がって左ローを打つもそこに左ストレートを浴びてダウン。パウンド・ヒジを浴びて1R、 4分36秒 TKO負けした。米国フロリダのキルクリフFC所属として、今回は半年ぶりの再起戦となる。MMA6勝2敗の22歳。  対するゴフは、木下が出場したコンテンダーシリーズ2022の4週間前の「Week 2」に出場したMMA8勝2敗の25歳。今回がUFCデビュー戦となる。  アマチュアMMAでの4連勝を経て、2019年にプロMMAデビュー。Bellatorで2戦2勝で、2020年12月の『Bellator 254』では、ホブソン・グレイシーJrを2R、スタンドヒジでTKOに下している。CESでウェルター級のベルトを巻くと、2022年8月のコンテンダーシリーズに参戦。  イスラエルのシモン・スモトリスキイにいきなり左ハイでダウンを喫するも1R中にリカバリーし、左右の連打でフィニッシュ。1R TKO勝ちで、UFCとの契約を決めた。  現在、6連勝中で8勝のうち6試合をKO・TKO勝ち。オーソドックス構えで、CESでもDWCSでも、相手の蹴り足を掴んでのシングルレッグなど、組みも混ぜてのダーティーボクシングを得意とし、スモトリスキイ戦では、近距離での右アッパーを効かせて、20連打でダウンを奪い、逆転勝ちを決めている。  一方で、相手の打撃に頭を下げる癖や、自身の打ち終わりに反撃を浴びていることもあり、木下としては、ゴフの近い距離の打撃・組みに警戒しつつも、左右どちらでも打てる蹴りを有効活用したい。  またもっとも注意すべきは、ゴフのタフさか。2022年4月のCESの王座戦では序盤からマウント&パウンドのピンチに陥るも凌ぎ、2Rに前に詰めての左右の対角の打撃でダウンを奪い、DWCS同様に、逆転のパウンドアウトで王座を防衛している。  UFCで初勝利を掴むのは、木下か、ゴフか。木下はSNSでキルクリフFCでの日々を「毎日必死に生きてる」とし、「最近めちゃめちゃ集中できてるし、成長を感じる。次は勝つよ」と意気込みを記している。 [nextpage] 木下と同日に中村倫也がデビュー。翌日RTU準決勝に鶴屋怜、上久保周哉、神田コウヤ、原口伸   なお、同大会では、メインでマックス・ホロウェイvs.コリアンゾンビのフェザー級5R戦が組まれ、中村倫也のオクタゴン・デビュー戦(vs.ファーニー・ガルシア MMA10勝3敗・UFC2敗)も決定。  また、翌日の27日には、『ROAD TO UFC シーズン2 準決勝』が開催され、日本からフライ級で鶴屋怜(vs.マーク・クリマコ)、バンタム級で上久保周哉(vs.シャオ・ロン)、フェザー級で神田コウヤ(vs.リー・カイウェン)、ライト級で原口伸(vs.バテボラティ・バハテボラ)の4選手が準決勝に臨み、シンガポール2デイズに6人の日本人選手がオクタゴンで戦うことになる。27日の本戦では、8カードが明らかとなっており、さらなるカード発表にも注目だ。
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