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【GLORY】2012年K-1 WORLD MAX世界王者グローエンハートがアキパと対戦、ボアペアがブラウンと再戦、RISE参戦したヤン・カッファも出場

2023/07/04 21:07
【GLORY】2012年K-1 WORLD MAX世界王者グローエンハートがアキパと対戦、ボアペアがブラウンと再戦、RISE参戦したヤン・カッファも出場

これが99戦目のベテランであるグローエンハートが61戦目のアキパと対戦(C)GLORY

 2023年8月19日(土)オランダ・ロッテルダムのアホイアリーナで開催される『GLORY 87』の追加対戦カードが発表された。

 王者ティジャニ・ベスタティ(オランダ)に海人(TEAM F.O.D)が挑戦するGLORY世界ライト級(-70kg)タイトルマッチ年末のヘビー級GPへ向けての予選4人トーナメントが行われる今大会で、追加されたのは以下の5カード。

 元ウェルター級王者マーセル・グローエンハート(オランダ)がシハード・アキパ(ドイツ)と対決。


 グローエンハートは2014年9月デビューの36歳。K-1イタリア・オクタゴン2008 -75kg級トーナメントで優勝すると、当時ヨーロッパ最大の組織であった『It's Showtime』と契約。勝ったり負けたりの不安定な戦績だが、2010年2月にEMTA K-1ルールヨーロッパ王座-76kg級王座を獲得すると、2012年にはK-1GLOBALが主催したK-1 WORLD MAX 2012世界トーナメントで城戸康裕、マイク・ザンビディス、アルトゥール・キシェンコを破り優勝。世界にその名を轟かせた。

 GLORYには2012年10月から参戦し、ロビン・ファン・ロスマーレン、ダビッド・キリア、シッティチャイ(この試合はKunlun Fight)らには黒星を喫するも、2015年11月にはウェルター級コンテンダートーナメントで優勝。2016年10月にGLORY世界ウェルター級王者ニキー・ホルツケンに挑戦したが惜敗。しかし、2017年8月にホルツケンに勝利して新王者となったセドリック・ドゥンブに挑戦して王座を奪取。初防衛戦でハルト・グレゴリアンに敗れて王座を失った。2023年4月には王座返り咲きを目指して王者エンディ・セメリアに挑戦するも判定負け。戦績は69勝(40KO)26敗3分。また、2021年と2022年にはMMAにも挑戦して3戦全勝を収めている。


 アキパは2022年11月にGLORY初参戦、イタイ・ガーションを判定で破ってGLORYデビューを飾ったが、2023年2月の2戦目ではゲリック・ビレットに判定負け。距離の長いワンツー、ヒザが鋭い。戦績は49勝(18KO)11敗。普段はバーガーショップのオーナーであるという。


 ミドル級ではマイケル・ボアペア(ガーナ)がセルゲイ・ブラウン(ドイツ)と再戦する。

 ボアペアはRINGS Holland Fighting Networkが主催する『Rings Gala』を主戦場とし、2022年3月には『Rings Fighting Network 2022』にてRINGSミドル級タイトルマッチを経験(ケビン・ヴァン・ヘッケレンに判定負け)。2022年8月からGLORYに参戦するも、2戦目でセルゲイ・ブラウンに判定負け。2023年3月には当時ミドル級3位のエルトゥールル・バイラックを判定で破り、6月にはウルリック・ボケメにTKO勝ちで連勝。戦績は15勝(7KO)3敗1分。普段は棺桶作りの職人。


【写真】前回の対戦は1Rから激しい打ち合いとなり、3Rにブラウンが左フックでダウンを奪って勝利した

 ブラウンは2013年6月に来日経験があり、オープンフィンガーグローブ着用で顔面打撃ありの極真館2013全日本ウェイト制空手道選手権大会にて-89kg級で準優勝を飾っている。極真空手三段。WKU(World Kyokushin Union)の世界選手権では2度優勝の実績を持つ空手家。2022年10月の『COLLISION4』でマイケル・ボアペアを破ってGLORYデビューを飾ったが、2023年2月にはセルカン・オズカグライヤンにTKO負け。戦績は43勝(12KO)27敗。


 メインカードのオープニングでは "ザ・ダイヤモンド "ヤン・カッファ(オランダ)がモハメド・エル・ハムティ (モロッコ)とフェザー級で対戦する。

 カッファはキックボクシングを5歳から始めて“ラモン・デッカーの再来”と呼ばれているという。2022年8月にRISEに初来日し、山田洸誓と対戦するもKO負け。2023年5月にGLORYデビューを果たし、ベルジャン・ペポシとの激しい打撃戦を制して判定勝ち。戦績は19勝(7KO)3敗。

 ハムティは7戦全勝(4KO)の戦績を引っ提げて2022年11月にGLORY初参戦を果たしたが、アフマッド・チク・ムサに判定負け。今回再起戦に臨む。


 プレリミでは、19勝(2KO)7敗のイマド・ハダル(モロッコ)と11勝(4KO)3敗のマクシミリアン・ブラトコビッチ(ポーランド)がミドル級戦でGLORY初勝利を目指し、10勝(2KO)6敗のニコラ・フィリポビッチ(セルビア)が44勝(21KO)10敗のクリスティアン・リステア(ルーマニア)とヘビー級トーナメントのリザーブマッチで激突する。

 今大会は日本ではU-NEXTで独占配信される。

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