(C)Patrício "Pitbull" Freire
現Bellator世界フェザー級王者のパトリシオ・ピットブル(ブラジル)が、現在空位となっているRIZINフェザー級王座への挑戦を望んでいる。
現在、RIZINのフェザー級王座は、クレベル・コイケ(ボンサイ柔術)が24日のタイトルマッチで400gの体重超過で王座を剥奪されたうえで、鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)に腕十字で一本勝ちもノーコンテンストの結果で、空位となっている。
そんななかパトリシオは、「RIZINのフェザー級のベルト空いてました。今年の年末僕とクレベルのタイトルマッチはどうですか? 本物フェザー級王者はきり(※本文ママ「はっきり」)決めましょか?」とツイートした。
Rizin のフェザー級のベルト空いてました。今年の年末僕とクレベルのタイトルマッチはどうですか?
本物フェザー級王者はきり決めましょか?— Patricio Pitbull (@PatricioPitbull) June 24, 2023
現bellator世界フェザー級王者で、元ライト級王者のパトリシオは、6月16日の『Bellator 297』で、バンタム級王者のセルジオ・ペティス(米国)に挑戦するも判定負け。史上初の三階級制覇がならなかった。
その1週間後のRIZINでのフェザー級王座戦で、大晦日にパトリシオが接戦で勝利しているクレベルが鈴木を圧倒も、体重超過で王座を手放した姿を見て、「クレベルのタイトルマッチ」に名乗りを挙げた形だ。
現在、RIZINフェザー級戦線には、主に下記の選手たちが参戦中で、7月30日の『超RIZIN.2』では、朝倉未来とヴガール・ケラモフが事実上の次期挑戦者決定戦的に組まれている。
そんななかで、5連勝中だった“二刀流”の鈴木千裕を完封したクレベルの王座剥奪により、上位陣にとっては、ベルトが視野に入る状況となってきた。
あらためて頭ひとつ抜けていることを示したクレベルだが、そこにBellator王者がベルトを狙って乗り込んできた。王者を軸に回すはずのフェザー級は、群雄割拠のなか、GP開催も可能なほど陣容が揃っている。
果たして、フェザー級王座戦線はどうなるか?