3分が終わったら彼には何も残っていない
――鈴木選手は3分でKOすると言っている。警戒するか?
「もちろん最初の3分で猛烈に攻撃してくると思っています。彼の試合はいつもそう。最初に激しく攻めてそれで終わる。彼が最初の3分と言っているのはそれしかないからです。3分が終わったら彼には何も残っていないでしょう。自分は相手が何をしてくるか知っています。でも、相手は私が何をするか分かってないです。彼だけでなくみんな自分を3分でKOすると言っているけれど、私が何をするかは誰も分かってないです」
――鈴木選手はパワーがテクニックを超えると言っているがどう思う?
「彼は力が強いと言っているが、自分はサトシやマルキーニョスや関根といったとても強い人たちといつも練習しています。自分にとって彼らより強い選手はいません。彼らが一番強いと思っています。そういう強い人と練習しているので強さには慣れています。彼は力が強いと言いますが、技術は必ず力を超えます。力は疲れたら出すことが出来ません。疲れたら彼は何をするんですか? 自分は疲れても技術を持っているので1Rから3Rまで技術で倒すことが出来ます。彼は自分を殴ってKOすると言っていますが、自分は柔術で必ず彼を極められると思っています。そんなに力強さを自慢するなら重量挙げとかそういう競技をやったらどうですか(笑)」
――そもそも鈴木選手はそこまでのパワーを持っていると思うか?
「自分はポーランドでも戦ったことがあります。ポーランド人は凄く強い。彼らは強さを持っているうえに強さを買うんです。筋肉増強剤などで強くしている。鈴木が強いと言うのは誰と比べてそんなに自分を強いと言っているのですか? もちろん彼に対する尊敬は持っています」
――三角絞めをパワーボムで外せるか?
「試合後にまた同じことを彼に聞いてみてください。言うのは簡単ですがやるのは難しいです」
――そのTシャツのイラストは?
「生徒のお父さんがデザインしたもので、半分が侍で半分が普通の人間というデザインで気に入ったのでTシャツにしました。自分もこのようだと思っています」
――もしクマと戦うとしたら?
「三角絞めです。バックチョークでもどっちでもです。簡単だな(笑)」