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2023年6月24日(土)に『RIZIN.43』が開催される北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナがある真駒内公園でクマの目撃情報があり、21日(水)に真駒内公園が全面閉鎖された。
真駒内公園内の屋外放送では「令和5年6月21日午前5時30分ごろ、真駒内公園内でヒグマの目撃情報がありました。当面、真駒内公園は全面閉鎖といたしますので、公園内には立ち入らないでください」と警告の音声が繰り返し流されるなか、RIZINは22日、あらためて会場や地元警察と連携し、「十分な安全対策を施し大会を実施する」方針を明らかとした。
RIZIN関係者によれば、会場周辺をゾーニングして、人の流れを限定。要所・要所に警備員を配置し、大会を行うという。以下が公式HPに掲載された「対策」と「来場者へのお願い」となる。
【対策】
真駒内セキスイハイムアイスアリーナ付近を規制
禁止エリアを設け、フェンス/立ち入り禁止テープで封鎖し警備員を配置
【ご協力のお願い】
真駒内公園内の立入禁止エリアには入らないようにしてください。
真駒内公園内の駐車場はすべて使用できません。公共の交通機関を使用しご来場してください。
ゴミを放置せず、必ずゴミ箱へ捨てるようお願い致します。
クマの目撃情報が出たらすぐにスタッフにお知らせください。
5件のクマの目撃情報があった真駒内公園では21日朝に、出入り口で札幌南署員が通行を規制し、市職員が注意喚起の看板を設置した。
真駒内公園がある南区在住の個人タクシー事業者は本誌の取材に、「熊が札幌市内に出るようになったのは、ここ10年くらい。“春グマ駆除”の廃止が影響しているのか、里山も手入れはしていても農家も人手不足で機械作業も多くなり、“人を恐れない熊”が増えてきているのでは? 自宅前に以前は見なかったエゾ鹿の姿も見たし、鹿がいれば熊もいるということ。ただ、市内に出没しても発砲許可が下りないと駆除できないし……やはりヒグマは怖いね」と話した。