キックボクシング
ニュース

【ビッグバン】王者ジョージの左ボディKO予告に挑戦者・藤村大輔も「逆にボディで倒す」、安保瑠輝也の弟・璃紅が3年半ぶり復帰戦

2023/06/17 19:06
 2023年6月18日(日)東京・後楽園ホール『ビッグバン・統一への道 其の46』の前日計量&記者会見が17日(土)、都内にて13:00より行われた。  メインイベント第2試合のスーパーウェルター級タイトルマッチで対戦する、王者ジョージ(T.G.Y)が69.60kg、挑戦者の藤村大輔(K-1GYM SAGAMI-ONO KREST)が69.30kgで計量をクリアし、フェイスオフで睨み合った。  防衛戦に臨むジョージは、破壊力のあるパンチとローキックを武器に、K-1 JAPAN GROUPやビッグバンのリングでキャリアを積んできたチャンピオン。2021年に松下大紀を下してBigbangスーパーウェルター級王座を獲得した。昨年は城戸康裕に敗北を喫したものの、巻き返しも含めて正念場の一戦となる。  対する藤村は、2015年8月にKrushでK-1グループデビュー。2019年3月の神保克哉戦後、K-1 GYM SAGAMI-ONO KRESTに移籍した。20年3月に小鉄から勝利したものの、8月にMIKE JOE、11月に城戸康裕と対戦して連敗。昨年10月は夜叉猿から判定勝ちを収め、その勢いに乗って王座奪取を狙う。  記者会見でジョージは「藤村選手は名前のある強豪選手ですが、会場を盛り上げた上で防衛したいと思います」と意気込みを語った。藤村は「タイトルマッチだしメインでもあるんで、会場が沸くようなKOで勝ちたい」とKOを宣言した。  2人ともフェイスオフではバチバチの展開というよりもじっと睨み合っている印象を残したが、嵐の前の静けさのようで、むしろ不気味だ。ジョージはタイトル防衛戦となるが、ベルトへの思いは人一倍大きく「松下選手との三回目の試合で、ようやく勝つことができましたが、負けたら引退するつもりでした。そう簡単に渡すつもりはない」と明かした。  その後、ジョージは城戸に負けるなど苦しんできたが、「ベルトを獲ってスポンサーがついてくれて生活環境が変わって、チャンピオンになって気づくことも多かった。歴代のチャンピオンたちが、挑戦者の気持ちで挑むと言っていた本当の意味が分かった」という。  ジョージはタイトルマッチで“盛り上げる”と発言したが、それは「自分が楽しんで戦うこと」だそうだ。そしてジョージは、「自分は地下格闘技出身でお行儀が良くないんで、名門の選手に勝ってやろうと思っています」と名門のK-1 GYM SAGAMI-ONO KREST所属の藤村に対抗心があると明かした。  対する藤村は「僕は格闘技を14年やっていますが、ここまで来るのに、いろいろな方々にサポートしてもらってきました。その恩を返す意味でも形にしたいです。そしてベルトを獲った後は、歴代のチャンピオンの中でも一番強いと言われるくらいに価値を高めていきたい」と決意を語った。  最後にジョージが「左ボディで倒したい」と予告フィニッシュをすれば、藤村も「まず僕にボディは効きません。逆にボディで倒します。今、閃きました」と逆フィニッシュブロー予告をぶち上げた。  明日のタイトルマッチ、最後にベルトを巻くのはどっちだ。  また、メインイベント第1試合(58.50kg契約)で対戦する龍斗(team NOVA)は58.40kg、神田賢吾(WSRフェアテックス幕張)は58.40kgで計量をクリアーした。当初、龍斗は田中聡(K-1 ジム三軒茶屋シルバーウルフ)とフェザー級タイトルマッチを争う予定だったが、田中のケガにより神田と対戦することとなった。  タイトルマッチではなくなったことについて龍斗は「正直、モチベーションが下がりました。でも、昨日、相方の里見柚己がタイトルマッチで勝ってモチベーションが上がりました! 互いに追い込んでいけたんで、それがよかったです。同じ月に試合をするのは7年ぶりだったんですが、昨日以上に盛り上げたいです。みなさんが引くような試合を見せたい」と勝利宣言。武尊とも練習してきたようで、「しっかり勝って、武尊選手につなげたい」とコメントした。  急なオファーを受けた神田は、「2週間ちょっと前のオファーだったんですけど、前回は負けてしまったので龍斗選手と戦うのは、ずっと後になると思っていたので、対戦が決まってモチベーションが上がりました。僕はファイタータイプなので、会場が盛り上がると思います」と声を弾ませ、自信満々の龍斗に対しては「カーフキックは、蹴らないでください(苦笑)」とジョークを飛ばす余裕もあった。 [nextpage] ▼第11試合 67.5kg契約 3分3R ビッグバンルール 大輝(ハリケーンジム)=67.50kg「(意気込み)明日は普通に1RKOを狙っていきたいと思います。(調子は?)絶好調なんで、明日はKOして、この先K-1のチャンピオンになるための踏み台になってもらいたいと思います。(印象は?)左の蹴りくらい、パンチは鼻くそって感じです。明日は、年寄りの介護でもしてやろうと思います。(今後の野望は)K-1の世界チャンピオンを目指しているんで年寄りは踏み台になってもらう、それだけです。蹴りに右のストレートをカウンターで合わせてKOします。イメージはバッチリです」 プライチュンポン・YSSジム (YSSジム)=67.50kg「(意気込み)明日のために十分な練習をしてきましたので、試合は問題ありません。(調子は?)明日は問題ありません、大丈夫です」 ▼第10試合 67kg契約 3分3R ビッグバンルール 山際和希(谷山ジム)=66.80kg「(意気込み)いいコンディションなので、いい試合ができると思います。谷山会長がタイ人トレーナーを呼んでくださって、僕はくっついて戦うのが好きではなかったんですが、そのタイ人が接近戦で戦うことが好きなタイプなので、近い距離の苦手意識がなくなりました。元々、離れて戦うのが得意なので、接近戦で戦うこともできるので、パーフェクトな選手になってきたと思います。おそらくガンガンくると思いますが、近い距離でも攻撃をさばいて完封したい。(印象)気持ちが強くて、ガンガンくる選手の印象です。(試合が面白くないと言われたこと)蹴って回って下がってという面白くない試合をしてきましたが、近い距離の打ち合いも自信がついてきたので前へ出る試合もしていきたいと思います」 政斗(治政館)=66.60kg「(意気込み)昔、一度決まっていた試合だったんですけど、山際選手のケガで流れてしまっていたので、そうした思いを乗せて試合をしたいですね。(印象)山際選手は、ビッグバンで何戦もされてきて凄い選手だなという感じです。(相手が具体的な戦略を明かしているが)自分がやってきたことを出せばいいと思っていますので、誰がトレーナーについたとか、どんな戦いをするのかなんて関係なく、ぶん殴ってやろうと思っています。(相手がパーフェクトと言っていること)穴はあるんで、そこをついていきます」 ▼第9試合 65kg契約 3分3R ビッグバンルール 安保璃紅(=あんぽ りく/フリー)=64.80kg「初参戦。急の対戦を受けてくれた斎藤選手、ありがとうございます。昔、Krushのタイトルを獲ったこともあるんですけど、期待されている分、鍛えてこないと恥ずかしい試合になるんで。明日は3年半ぶりの試合になるんですけど、いろんな思いがあって、明日は楽しみながら挑みたいと思っています。(相手の印象は?)気持ちの強い選手ですね。(今回の計量はどうだったか?)前回、Krushの時に体調不良を起こしてしまったんですけど、今回は65kgだったので無理はしない感じでした。(いろいろな思いとは?)自分のためでもあるんですけど、僕の格闘家人生を見てきた人たちに続きを見せていない部分があったんで、大切な人たち、ファンの人たちにここから上にあがる姿を見せたいです」 齋藤紘也(WSR フェアテックス三ノ輪)=66.40kg「ビッグバン初参戦で、安保選手と対戦できて嬉しいです。(相手の印象は?)3、4年前の動画でしか見ていないんですけど、総合的にバランスのいい選手ですね。(今回の安保戦は?)先のことは考えていないんですけど、ターニングポイントになる試合だと思っています」 ▼第8試合 S バンタム級挑戦者決定戦 3分3R延長1R ビッグバンルール小巻海斗(真樹 ジム AICHI)=54.80kg蘭丸 (team AKATSUKI)=55.00kg ▼第7試合 バンタム級挑戦者決定戦 3分3R 延長1R ビッグバンルール鈴木太尊(谷山ジム小田原道場)=53.10kg峯 大樹(若獅子会館)=53.40kg ▼第6試合 61kg 契約 3分3R ビッグバンルール琢磨(フリー)=60.80kg仲川広汰(Ten Clover Gym)=61.00kg ▼第5試合 67.5kg 契約 3分3R ビッグバンルール梅村直希(湘南格闘クラブ)=66.90kg田上“DARUMA”健太(K-1 ジム蒲田チームアスラ)=67.40kg ▼第4試合 フェザー級 3分3R ビッグバンルール竹添翔太(インスパイヤードモーション)=56.60kg大澤匡弘(STRIKEs GYM)=57.10kg ▼第3試合 (特別試合) 2分2R ビッグバンルール相馬勇悟(G-1 TEAM TAKAGI)YUKI(務所族)※計量なし ▼第2試合 フェザー級 3分3R ビッグバンルール夏気(TEAM RHAPSODY)=56.90kg石崎優佑(BATTLE FIELD チーム JSA)=56.60kg ▼第1試合 フェザー級 3分3R ビッグバンルール春暉(ファイティングアカデミー ドラゴンテイル)=57.70kg柴田清哉(ROAD MMA GYM)=57.00kg
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント