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【PFL】東よう子がコレスニクに判定負け、PFLフェザー級プレーオフ進出ならず

2023/06/17 15:06
 2023年6月16日(日本時間17日)米国ジョージア州アトランタのオーバータイム・エリート・アリーナにて『PFL 5: Regular Season』が開催され、日本の東よう子(リバーサルジム新宿Me,We)が女子フェザー級リーグ戦2戦目に出場した。  2022年11月のDEEP JEWELSではバンタム級でダイヤモンドローズに3R TKO勝ちして、PFL参戦を決めた東。2023年4月の予選初戦では、ロシアのマリナ・モクナトキナ(ロシア)に2R、ダブルレッグテイクダウンからパウンドアウトされ、0点。アトランタのATTでの出稽古も経て、2戦目に臨む。  対するウクライナのコレスニクは、2022年に予選2連勝で決勝トーナメントに進出したが、ラリッサ・パチェコに1RKO負けを喫した。2023年のリーグ戦1戦目は、1点減点の体重超過の上で、元UFCのアスペン・ラッドに判定勝ちで2点を獲得している。 ▼女子フェザー級 5分3R〇オレナ・コレスニク(ウクライナ)[判定3-0] ※30-27×3×東よう子(日本)  1R、サウスポー構えのコレスニクに、オーソの東。中央を取る東に距離を詰めるコレスニク。定石通りの左回りの東は右インロー。互いに慎重ななか、右ストレートで飛び込む東。詰めて左から右のコレスニクに左で差して組む東が押し込む。  ボディロックも剥がすコレスニクが詰めると互いの喧嘩四つのローが当たり、組むコレスニクに東も四つに。右のヒザ蹴りを突いて離れるコレスニクは左右で詰めると、東は左差しで組み小外を狙うも、ここもヒザを突くコレスニク。  2R、中央を取るのはコレスニク。左回りでステップしてワンツーで入るが遠い。じりじりと詰めるコレスニクの右ジャブ、左アッパーを被弾した東。  追うコレスニクは組もうとする東の頭を下げてヒザを連打! 離れて距離を取る東は、グローブを気にするが、構わず前蹴りを当ててバランスを崩させるコレスニクは左の前蹴りも。ワンツーをかわして右ボディストレートを当てる東。  さらに右オーバーハンドで下がらせるが、コレスニクの圧力に下がってしまう。右ミドルも入れる東。左右にサークリングして足を使い、右ボディストレートの飛び込み。  左前蹴りのコレスニク。東は右ミドルで前に出るが、そこに左を浴び、山崎代表から「手を下げない」と声。左をガード上に浴びながらも右。さらに前足にシングルレッグに入るが、それを切ったコレスニクが東の頭部にヒザを連打するもゴング。  3R、東は変わらず足を止めず、右の飛び込み! しかし右で詰めたコレスニクが右差しで金網に押し込み。左で差して四つの東。膠着ブレーク。詰めるコレスニクに右を突く東! しかし右ローにはコレスニクに左右をまとめられる。コレスニクの左差しに、体を入れ替える東だが、突き放しヒザを突くコレスニク。東は遠間から低いダブルレッグも切るコレスニク。すぐに離れる東。  追うコレスニクに東は前足にシングルレッグでヒザをマットに着くが、そこからレッスルアップで立ち上がり押し込み。突き放すコレスニクは前蹴りで前に。  東の右に、左右でまとめて返すコレスニクは組みには左で差してクラッチを組むが、「ワンテイク行こう」の声に投げを狙うも、半身のコレスニクは崩れず。ヒザを突き突き放すと、離れ際に右ハイ。さらに低い組みをがぶってパウンド。東はそこで止まらず、シングルレッグから立ち上がるが、ゴング。  判定は3-0(30-27×3)のフルマークでコレスニクが勝利。前戦と異なり、常に動き続け、アタックも仕掛けた東だが、世界のフェザー級の力強さにも阻まれ、PFLで1勝を挙げることは出来ず。プレーオフ進出はならなかった。
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