(C)ONE Championship
ONE Friday Fights 21
2023年6月16日(金)タイ・ルンピニースタジアム
▼第3試合 キャッチウェイト (140 LBS) ムエタイ 3分3R
×小川 翔(日本/OISHI GYM)
判定0-3
〇トンサヤーム・ゲッソンリット(タイ)
小川は極真空手を学び、中学でキックボクシングに転向して2019年に15歳でプロデビュー。2012年にはK-1甲子園で優勝し、以後は様々な団体に出場してREBELS-MUAYTHAIライト級王座、蹴拳ムエタイスーパーライト級王座、WBCムエタイ日本統一ライト級王座、HOOST CUP日本スーパーライト級王座を獲得。2018年8月のRIZIN初出場では海人に惜敗、2022年3月の2度目の出場では山畑雄摩にKO勝利。ひとつの引き分けを挟んで4連勝していたが、5月の『KICKBOXING WORLD CUP』ではチョ・ギョンジェに敗れている。
トンサヤームは元IBFムエタイ世界ジュニアフェザー級2位で戦績は90勝27敗3分。サウスポー。
1R、まずは小川が右ミドルで先制。スネカットしたトンサヤームがすかさず左ミドルハイを返し、右ローを合わせようとした小川のバランスを崩すと歓声が沸き起こる(ムエタイでは攻撃されて軸がブレるとマイナスになる)。小川のローをかわしながら左ミドルを当てていくトンサヤーム。さらに前蹴りからの左ヒザ。
小川は左ミドルを身体で受け、右ボディストレートからの左フックをヒットさせる。小川が左ミドルを蹴って入ろうとすると、トンサヤームは左ヒジを飛ばす。右インローを蹴ってトンサヤームのバランスを崩す。
2R、小川は右ミドルと右三日月を使い分け、右インローも蹴る。トンサヤームは小川が前へ来るところに左ミドル、左ロー、そして鋭いテンカオ。小川は強引に詰めて左右フックを打つが、ロープを背にしたトンサヤームは左ヒジを打つ。
トンサヤームは小川の右ストレートをかわし、長いリーチからの左ストレートをヒットさせ、小川の攻撃をかわしてからの左ミドル、前に来た時の前蹴りと差をつけはじめる。小川はトンサヤームのテンカオに左フックを合わせ、これが入ると一気に飛び込んでの左フックをビッグヒット。トンサヤームは首相撲に逃げる。
3R、小川の右ローとトンサヤームの左ミドルの蹴り合い。小川の右ボディストレートからの左フックがトンサヤームの顔面を捉える。さらに右ストレートも。パンチのヒットは断然小川の方が上だが、トンサヤームは左ミドルを蹴る。小川の左右フックをもらって下がるトンサヤームに小川がラッシュを仕掛けてロープへ釘付けに。ボディにもしっかり打ち分ける。
脱出したトンサヤームだが再び小川の連打にロープを背負い、今度は左ヒジを返していく。小川はパンチでなおもラッシュをかけるがトンサヤームはテンカオ、首相撲からのヒザで迎え撃つ。下がりながらもヒザをボディに突き刺すトンサヤームに小川はパンチを繰り出しながら前へ出続ける。
3Rに見せ場を作った小川だったが、判定は3-0でトンサヤーム。惜しくも勝利を得られなかったが、トンサヤームは小川の手を挙げて健闘を称えた。
<全試合結果>
▼第12試合 フライ級 ムエタイ 3分3R
×パイダン・ゲッソンリット(タイ
判定0-3
〇コンスック・フェアテックス(タイ)
▼第11試合 フライ級 ムエタイ 3分3R
〇モンコルゲーウ・ソー・ソンマイ(タイ)
KO 3R 1分40秒
×ソンラック・シット・ポー・ジョ・ーウォー(ミャンマー)
▼第10試合 キャッチウェイト (136 LBS) ムエタイ 3分3R
〇ペットンロー・シッルアンピナンフォン(タイ)
判定3-0
×ルンサンタワン・ソー・パラット(タイ)
▼第9試合 キャッチウェイト (142 LBS) ムエタイ 3分3R
〇ジャック・アピチャット・ムエタイ(タイ)
KO 1R 1分22秒
×マンダンレック・ナカタワン(タイ)
▼第8試合 フライ級 ムエタイ 3分3R
〇セクサン・フェアテックス(タイ)
KO 1R 2分50秒
×ドックマイパー・PK・センチャイ(タイ)
▼第7試合 キャッチウェイト (124 LBS) ムエタイ 3分3R
×ヨッドクーマーン・マックスジャンディー(タイ)
判定0-3
〇パタペット・VK・カオヤイ(タイ)
▼第6試合 バンタム級 ムエタイ 3分3R
ヨップーパー・ウィーマンエアー(タイ)
判定2-1
アンター・カセム(ベラルーシ)
▼第5試合 フライ級 ムエタイ 3分3R
×ジャバッド・ビグデリ(イラン)
判定0-3
〇エリアス・ガザリ(マレーシア/米国)
▼第4試合 キャッチウェイト (126 LBS) ムエタイ 3分3R
×チャビエル・ゴンザレス(スペイン)
判定1-2
〇ダブダム・ポー・トー・トー・トンタウィー(タイ)
▼第2試合 フェザー級 MMA 5分3R
〇アディレット・ヌルマトフ(キルギス)
TKO 3R 0分35秒
×レオナルド・カゾッティ(ブラジル)
▼第1試合 フライ級 MMA 5分3R
×マゴメド・マゴメドフ(ウズベキスタン)
TKO 3R 3分19秒
〇イリスケルディ・ドゥシェフ