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【RIZIN】梅野源治が“爆肘炸裂”でKO宣言「ヒジで切り裂く、もしくは失神させたい」

2023/06/14 17:06
 2023年6月24日(土)北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ『RIZIN.43』にて、鈴木千裕の兄・鈴木宙樹(クロスポイント吉祥寺)とRIZINキックボクシングルール(62.5kg契約)3分3Rのヒジ打ちありルール(首相撲などのつかみからの攻撃は無制限)で対戦する梅野源治(PHOENIX)が、14日(水)都内にて公開練習を行った。  鋭いヒジ・ヒザを中心とした気合いの入ったミット打ちを披露した梅野は「今回は減量もほぼないので今のところ体調はバッチリでガッツリ追い込んで練習が出来ています。対策もバッチリなので、ついにみんなに見せる日が来るのかなと」と、“シン”梅野源治を見せられると自信満々。  RIZINスタッフから、「前回もヒジを見せると言って見せられなかったが」とのツッコミが入ると「バカにしてんの?」とさっそく突っかかる梅野。「今回こそみんなが待ち望んでいる試合が出来ると思うのですよ。アイツのヒジ打ちが見られるのかと。新規のベビ梅に梅野のヒジはヤバいなって印象を付ける試合をしたいので、かなり磨いているので期待して欲しい」と、“爆肘”を炸裂させると宣言。  公開練習には交流のあるサンフレッチェ広島のユニフォームを着て臨み「荒木隼人選手は凄い熱心なベビ梅で、J-1選手たちもヤバいだろポーズをやっているんですよね。サンフレッチェ広島は公式も僕をリスペクトしてくれているので、そのリスペクトに少しでも応えたいと思って着てきました」と説明。  さらに「RIZINのスタッフとは全然違くて、サッカーファンもみんなリスペクトしてくれているので、サンフレッチェ広島の荒木選手から入って僕もサッカーの虜になったし、サッカーファンにも格闘技を見て欲しいとの気持ちを込めて着ました。絶対にRIZINのTシャツは着ないぞと思って。本当にお前らとは違うぞ」と毒づく。  荒木選手からは「彼が言うには僕は懐が深い、と。あれだけRIZINからバカにされている中でベビ梅を増やして格闘技を見る層を増やしている。僕も口だけじゃなくサッカーを応援に行くという有言実行しているところはリスペクトしていると言ってもらいました」との理由からリスペクトされているのだという。  入場曲のことを聞かれると「その質問は来ると思った。僕、事前にRIZINの音響スタッフに連絡入れて、ちゃんとELLEGARDENの『Salamander』にしてくれと連絡しました。そうしたら今日の公開練習にスタッフがいるのでCDを渡してくれと言われたので今日持ってきた。間違えないように曲名と曲順も書いておいたから。お前らいい加減にしろよと。ネタだと思っている人がいるが、僕はELLEGARDENをリスペクトしているし、良くしてもらっているのでちゃんとやってくれ」と、本来の入場曲を使うように念押し。  RIZINで勝手に入場曲に使われているhy4_4yh(ハイパーヨーヨ)の「YAVAY!(輸出ver)」に関しては「アイツらにリスペクトがあるわけないだろ。人の入場を何回もぶち壊しにして。大晦日もあれはないぞ。謝罪の連絡もない。二度と来るな」と、まるでフリのように否定していた。 [nextpage] 鈴木宙樹が何をやって来るかは全部わかっている  自ら「身体なかなかにYAVAYだろ」とする仕上がった肉体は真っ黒に日焼けしている。これは「日サロで焼いて気合い入れようかなと2回行ってきました」というもので「ばっちり身体を仕上げて新規のベビ梅たちがいるので、試合だけじゃなく肉体もカッコいいぞというのを見せたい」とご満悦の様子。  対戦する鈴木に関しては「正当派。パンチとローキックを主に戦う。あと圧力をかけて打つパンチが重い」と評するが、「やりやすいですね。というか、ムエタイルールだったら日本人ファイターならどんなタイプだろうとやりやすい。今回は本来のムエタイルールとは違って首相撲からの攻撃が一発まで(後日、SNSにて無制限だったことが分かったと梅野は説明)だが、ヒジは何発も打てるということで、今までとは違う」と、ヒジ打ちが解禁されただけで今までとは全く違うとする。l 「ヒジを見せたいですね。対戦相手は僕とやる場合はヒジを一番気を付けると思う。ヒジに気を付けてくるのは分かっている、でも僕は何を狙ってくるかまで分かるので、そこにヒジをどう合わせるのか。当てるまでの過程を見て欲しい」という。  鈴木はプロボクシングでも勝利しており、パンチに関してはトップクラスの技術を持つ。しかし、「首相撲はやっていい。ヒジもあるので基本的にパンチは連打できないはず。アッパー、フックの短い攻撃は打ちづらい。そうなると打つ技は限られてくる。言っちゃいますけれど、相手はカーフキックと三日月蹴りで下か真ん中に意識をそらしてパンチで決めたいはず。もしくはミドルを受けてのリターン。絶対にそのパターンしかない。僕は全部分かっているのでやりやすいんじゃないかな。ただ気を付けるのはムエタイとは判定の基準が違うから、そこは分かっていると思うので、勝ちに行くよりも倒しに行くアグレッシブなガンガン行くムエタイを見せたいなと思います」と、鈴木の手の内はもう分かっているとする。  判定基準を気にするということは、判定になる可能性も考えているのかと聞かれると「基本的にはKOで倒したい、分かりやすい試合をしたいのが一番ですけれど、判定に行った時のことを考えないと。ポイントを勘定しないのはよくないので、下がりながらの攻撃をRIZINは取ってくれないのでそういうところは学びながら試合に臨みたい」と、今までのRIZINの試合で学んだことを活かすと答えた。 「もちろん、基本的には倒しに行く。倒しに行かない試合はつまらないと言われるので。僕はとにかく倒しに行く試合をするし、勝ちに行くというよりかは倒しに行く。ヒジあり、ムエタイ、梅野の試合は面白いなって。そこから火が付くと思うので、まずは面白さが伝わるアツい試合をしたいと思います」 [nextpage] 梅野、ムエタイ、ついでにRIZINを知ってもらえたら  これまでのキックボクシングルールからは何割増しの強さになるのかと聞かれると「ヒジを使えないと10~20%しか出せない。戦い方とか全部変わって来るから。競技そのものが変わってくる。球技で言うとボールが硬いか柔らかいか、それと同じくらい違う。僕が得意な武器の2つのうち一つは解禁されるので、強いファイトスタイルを見せられると思う。僕はヒジとヒザが突出していたからムエタイという競技で日本を引っ張ってこれたのかなと思うので」と、自分の真の実力を見せられるとした。  鈴木が「塩試合にする」と宣言していることには「試合展開も今までRIZINキックルールで戦っていたので、テクニックを使いながら距離をとりながら戦っていたけれど、ヒジが使えるので1Rからガンガン行こうかなと。塩漬けにされる暇もないくらいヒジで切り裂く、もしくは失神させたい。シンプルに分かりやすい試合をしたいと思います」と、そうはならないと断言。  今回の試合が無料配信されることには「格闘技を広めていくという意味では、初見でお金を払うのは勇気が出ないと思うが、今回は無料なので。まずはそこでインパクトある面白い試合を見せて、こうしてサッカーチームも応援してくれているので、サッカーを支えているファン、選手たち、格闘技の枠だけではなくそれを飛び越えた枠にも梅野、ムエタイ、ついでにRIZINを知ってもらえたらと思います」と、既存の格闘技ファン以外にも見てもらいたいとする。 「アイツら(RIZINのスタッフ)が学んでいるか分からないが、僕の試合を見て今回アイツらも悔い改めると思う。いい試合を見せて僕を応援してくれる人たちに恩返しがしたい」と意気込む梅野。最後には「1Rから倒しに行きます。もちろん爆肘で」と宣言した。
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