グラップリング
レポート

【PROGRESS】フォークスタイルグラップリング・ウェルター級暫定王者決定トーナメントは森戸新士と世羅智茂が10月の決勝に進出

2023/06/13 23:06

▼第10試合 PROGRESSフォークスタイルグラップリング・ウェルター級暫定王者決定トーナメント準決勝 5分2R
〇世羅智茂(CARPE DIEM)
[2R 1分50秒 肩固め]
×加賀谷庸一朗(創道塾)
※世羅が決勝進出

 世羅は、GLADIATOR CUPエキスパート77.1kg級準優勝者。森戸同様に国内柔術&グラップリングシーンをリードしてきた。

 PROGRESSフォークスタイルグラップリングでは、3月大会でスーパーティーンエイジャーこと大嶋聡承と戦い、アームドラッグからシングルレッグでテイクダウンという妙技を披露し、8-4で勝利。また、5月第3週にはタイで開かれたADCC東南アジアオープンで表彰台の頂点に立つなど、好調をキープしている。

 世羅は、「今回ウェルター級暫定王座決定トーナメントに出ることになりました。前回の試合(大嶋戦)は消極的になってしまったので、今回は一本で極めて次の決勝に進みたいと思います」と初戦から積極的に戦うとした。

 世羅と対戦する加賀谷は、2017年フリースタイルレスリング全日本選手権79kg級5位を筆頭に、全日本社会人選手権グレコ82kg級2位、JOC杯ジュニアで優勝、世界ジュニア選手権にも出場経験のあるエリートレスラーだ。MMAはアマで2戦2勝、GLADIATOR CUPでは初戦敗退も、ポイント制の同ルールではレスリングベースの実力がより発揮されやすいともいえる。

 加賀谷は、「今回、プロの方々が戦うGLADIATORの舞台で試合をさせていただく機会を与えて頂きました、櫻井会長をはじめ、大会関係者の皆様ありがとうございます。対戦相手の世羅選手は柔術やグラップリングでの実績が素晴らしく、手合わせできることだけでも大変貴重な機会だと思っています。私は元々レスリング出身で世羅選手とは戦う土俵が違いますが、それでもレスリングは強いぞということを証明できればと思っています」と、ベースを活かした戦いで臨む意気込み。

 その先にジョセフ・チェンが待つ「PROGERSSフォークスタイルグラップリング暫定ウェルター級王座決定トーナメント」を制するのは誰か。

 1Rから6-2でリバーサル、バッククラブ等ポジションで優位に立つ世羅。2Rもテイクダウン奪う世羅は、ラバーガードの加賀谷を潰してサイドに。右腕を首に巻く加賀谷、ブリッジでリバーサルを仕掛けるが、上を取った世羅が右脇に頭を突っ込み、サイドに抜けて肩固めを極めた。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント