ベテランのMOMOTARO(左)と新鋭の稲垣が対戦
2023年6月16日(金)東京・後楽園ホール『Krush,150』にて、フェザー級3分3R延長1Rで対戦するMOMOTARO(OGUNI-GYM)と稲垣澪(K-1ジム大宮チームレオン)のインタビューが主催者を通じて届いた。
MOMOTAROは2010年10月にNJKFでプロデビューし、2014年11月にNJKFフェザー級王者、2015年9月には10連勝でWBCムエタイ日本統一同王者に。タイ、中国でも試合を重ね、2017年6月にはWBCムエタイ・インターナショナル王座を獲得。2019年に『ONE Championship』と契約し、3勝2敗の戦績を残して2021年3月からK-1参戦。西元也史、朝久裕貴にKOで連敗を喫したが、2022年8月に提髪和希から勝利をもぎ取った。スーパー・フェザー級からフェザー級に階級を下げた2023年3月の竹内将生戦も勝利して連勝。戦績は34勝(8KO)13敗1分。
フェザー級に来たからにはKrushのベルトを自分が獲りに行く
――フェザー級転向2戦目が決まりました。試合が決まってどんな心境ですか?
「フェザー級に階級を落としてきたからにはKrushのフェザー級のベルトを巻きたいと思っているので、OGUNI-GYMのMOMOTAROに注目しておいてほしいです」
――対戦相手の稲垣選手にはどんな印象を持っていますか?
「試合の映像を見て、すごくキレイなオーソドックスの選手だなという印象がありますね。ただ戦績はまだ若いのでベテランの意地を見せたいと思います」
――今の言葉にもあったように今大会ではフェザー級の試合が2試合組まれていて、いずれもキャリアのある選手と若い選手の対戦という構図になっています。
「自分は戦績的にも稲垣選手の倍以上やっているので、その若さに負けない試合、試合でもまだまだ若い選手に負けないという姿勢を見せていきたいと思います」
――MOMOTARO選手が若い選手に挑まれることは珍しくないと思いますが、どういう気持ちで稲垣選手を迎え撃ちますか?
「まだまだ若い選手には負けない姿をファンの方にも見てもらって、30代、同年代の選手だったり、全く違う普通の仕事をしている方々にも勇気や感動を与えることができるように、いい刺激を与えることができるような試合をしていきたいと思っています」
(C)K-1
――K-1参戦当初は連敗が続いていましたが、現在は2連勝中です。どんな変化があったのですか?
「K-1とKrushで合計4戦してみて、だんだんとこのルールに適応できているのかなというのを自分でも感じています。練習でもパンチだけのミット打ちやマススパーをやって、いろんな選手ともジムに来ていただいて練習させてもらっています。そのおかげで少しずつですけども、このルールに慣れてきているのかなと思います」
――その一方でMOMOTARO選手の多彩な蹴り技・変則的なリズムは武器になっていると思います。
「自分のトリッキーさといいますか、回転技だったり、そういう技はこのルールでも使っていこうと思っていますし、他の選手にはない自分の色を出して勝っていきたいなと思っています」
――それでは最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。
「フェザー級に来たからにはこのKrushのベルトを自分が獲りに行きます。強い選手はこの他にもいっぱいいると思うんですけど、しっかり勝って繋げていくので、OGUNI-GYMのMOMOTAROに注目をお願いします」