稲垣は極真館空手出身でジュニア時代から数々の入賞歴を持ち、15歳で全日本ウェイト制大会-60kg優勝。キックボクシングではABEMAの『格闘代理戦争』に出場して名を上げ、2020年4月にプロデビュー。KHAOS、K-1、Krushで3連勝するとBigbangに出場して2連勝で2021年11月にBigbangフェザー級王座を奪取した。しかし、2022年5月の寺田戦で初黒星を付けられ、8月の岡嶋形徒戦ではKO勝ちも、12月には現王者の森坂陸に判定で敗れた。戦績は6勝(4KO)2敗。
弟がKrush王者になったので、自分も負けられない
――昨年12月以来の試合が決まりました。今の心境を聞かせてください。
「弟(稲垣柊)がKrushチャンピオンになったので、自分も負けられないなって思って、気合いが入っています」
――対戦相手のMOMOTARO選手にはどんな印象を持っていますか?
「長身の選手で蹴りが上手いイメージです。間合いは遠いなと思っているので、そこをどうするかを考えながら練習しています」
――この試合はテクニシャン対決としても注目されると思います。自分とMOMOTARO選手を比べた時、どのようなテクニックの違いがあると思います?
「自分は構えがオーソドックス・右で、MOMOTARO選手は両方使えますよね。あとは遠い距離からのミドルだったり、あとは相手をもらわないようにする攻防なんかも上手いと思います。バックボーン的に自分は空手で、MOMOTARO選手はキックボクシング・ムエタイで、蹴りとパンチというところにも注目してもらいたいなと思っています」
――今大会ではフェザー級の試合が2試合組まれていて、いずれもキャリアのある選手と若い選手の対戦という構図になっています。
「やはりリングの上での試合の経験は大きいものだなと思うので、その経験があるMOMOTARO選手にどう食いついていくかを自分は見ていてほしいなと思っています」
――それでは最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。
「試合まで死ぬ気で練習して、6月16日、勝つ姿を見せたいと思っています」