【KNOCK OUT】挑発を続ける生意気盛りの武蔵に、小倉尚也は「その勢いをぶっ潰せればと思っています」

　2023年6月11日（日）東京・後楽園ホール『MAROOMS presents KNOCK OUT 2023 vol.2』の前日計量＆記者会見が、10日（土）都内にて正午より行われた。 　セミファイナル（第5試合）のKNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級次期挑戦者決定戦3分3R延長1Rで対戦する、武蔵（WIVERN）は54.7kg、小倉尚也（スクランブル渋谷）はリミットちょうどの55.0kgで計量をパス。 　続いての会見で小倉は「明日に向けていい準備が出来たので、明日はベストバウト賞を持っていこうと思っています」といきなりのベストバウト宣言。武蔵は「明日はしっかり勝つので楽しみにしていてください」とキャリアで優る小倉を“喰う”とした。 　互いの印象を聞かれると、小倉は「スピードが一番。そこら辺を崩して行けたら」とスピードを警戒するとしたが、武蔵は「警戒するところはないです。自分の技で全部完封したい」と言い放つ。 　この試合の勝者は8月6日（日）の後楽園ホール大会にて、KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級王者・古木誠也に挑戦することになる。そのことに小倉は「8月のことは全く考えてなかった。明日に全て集中したい」としたが、武蔵は「8月のことしか考えてなかったので明日はしっかり勝って8月につなげます」と対照的。 　11歳下、キャリアも4分の1近い武蔵の挑発的な言葉の数々をどう思うか、と聞かれた小倉は「若いですからね。いいんじゃないですか。その勢いをぶっ潰せればと思っています」と笑みを浮かべた。 　どういう試合にしたいかとの質問には、小倉が「試合前の作戦でKO以外考えたことがないので、自分の試合はハズレがないので明日もそれをKNOCK OUTのリングで出せればと思います」と“ハズレなし”の試合を見せるとすれば、武蔵は「挑戦権を獲るのもベルトを巻くのも自分の方が似合っているので、しっかり明日勝ちます」と自分こそが勝者にふさわしいとする。 　最後に小倉は「ハズレなしが自分のウリなので“ノンストップ・クラッシャー”をKNOCK OUTのリングで出したい」と言い、武蔵は「明日は自分のいいところを存分に発揮していくのでお楽しみに」と、それぞれメッセージを送った。 　なお、2人の勝負メシは「昔は母親が炊き込みご飯を作ってくれましたが、今は兄がサムゲタンを作ってくれて、めちゃくちゃ美味いので楽しみです」（小倉）、「うなぎを食べます」（武蔵）とのことだった。