2023年6月3日(土)神奈川・横浜武道館『K-1 WORLD GP 2023』の前日計量&記者会見が、2日(金)都内にて13:00より行われた。
「K-1 WORLD GP初代ミドル級王座決定トーナメント」に出場する8選手は、いずれも計量を一発でパス。
このミドル級の提唱者である神保克哉(K-1ジム目黒TEAM TIGER)は「最高のベルトを用意してもらったので、明日が最後だと思って全力で獲りに行きます」と、明日が人生最後の日になってもいいつもりで勝ちに行くと意気込み。
1回戦で対戦するリー・ホイ(中国/CFP)は「私が来日した目的は優勝して中国にベルトを持ち帰ることです」と必ずベルトを中国に持って帰ると宣言。
ダニロ・ザノリニ(ブラジル/ブラジリアンタイ)は「準備してきたのでいいパフォーマンスでいい試合をしたいです。最後ベルトを獲るまで頑張ります」と最後まで戦い抜くとの決意。
対するハッサン・トイ(トルコ/Team Toy)は「日本に戻ってこれて嬉しい。しっかり準備して来たし、準備万端なので明日はあのベルトを獲るために頑張ります」と余裕を感じさせる表情でコメント。
松倉信太郎(team VASILEUS)は計量後に体調不良を訴え、会見を欠席。1回戦で対戦するヴィニシウス・ディオニツィオ(ブラジル/ブラジリアンタイ)は「ここに来れたことに感謝しています。前回勝利できたことでこのようなトーナメントに参加できたことを嬉しく思っています。ベストコンディションで来たし、厳しいトレーニングを積んできたので準備は万端です。ベルトを獲ることしか考えていないし、日本の裏側から30時間かけて飛行機で来たので、このベルトは僕のものだと思っています」と、ブラジルからの長旅で来たのはベルトを獲るためだとした。
MIKE JOE(フィリピン/BATTLE FIELD/TEAM J.S.A)は「ついに来たというところで。この日のためにいろいろなものを犠牲にして今日まで来たので、明日自分のパフォーマンスを全力で見せてベルトを獲りたい。前回の記者会見からさらにベルトに近づいているので(座る位置のこと)、この勢いでベルトを獲って最高のバースデー(明日が誕生日)にしたいと思っています」と、自分にベルトをプレゼントしたいとする。
1回戦で対戦するムスタファ・ハイダ(イタリア/Fight Club Firenze)は「K-1のトーナメントに出場することが小さい頃からの夢だったので、夢が叶う時が来たと思います」と、幼い頃から夢見たK-1トーナメント制覇を実現させるとした。
優勝候補の最右翼との声も多いハイダはそのことを聞かれると「優勝候補に選んでくれたことを日本の皆さんに感謝したい。自分が優勝候補に選ばれた価値を明日証明したいと思います」と、その予想に応えてみせると恐ろしいほど冷静な様子で話した。
その優勝候補最右翼と1回戦で激突するMIKE JOEは「1回戦からいい状態で当たれて逆によかったと思っています。このままいいファイトを見せていきます」と、むしろ望むところだったと強気な発言。
ライバルである松倉が体調不良で会見を欠席したことに、神保は「彼の言葉も代弁するなら、日本人をナメんなよって感じでトーナメントに挑みたい」と、外国人選手有利と考えられているこの階級で日本人の意地を見せると言い放つ。
そして、3試合を勝ちにこだわった戦い方をするのか、それともK-1らしく1回戦から倒しに行くのかと聞かれると「1回戦から“気合い”ですね」と最初から気合いを入れていくと答えた。