無敗のロシアンファイターを迎え撃つベテランのキム
2019年7月28日(日)さいたまスーパーアリーナ『RIZIN.17』の第9試合93kg契約5分3Rで、イヴァン・シュトルコフ(ロシア)と対戦するキム・フン(韓国)が26日(金)都内ホテルにて事前インタビューに答えた。
対戦相手のシュトルコフはこれまで16戦15勝1分と無敗のロシアンファイターで、MMAデビュー10連勝で臨んだ2017年7月のRCC Boxing Promotions日露対抗戦では、石井慧に2RでTKO勝利を収めている。
この今大会注目ファイターを迎え撃つキムは25戦10勝12敗1分け。2017年7月の『ROAD FC』では185ポンド(83.9kg)のミドル級で福田力にTKO勝ちを収めている。2011年の『Legend FC 6』では、現UFC世界ミドル級王者ロバート・ウィテカーに170ポンドのウェルター級ながら三角絞めで一本勝ち。しかし、2012年に中村K太郎に、2013年にはミノワマンにいずれもTKO負けを喫している。10勝のうち6勝は1Rの早い段階で仕留めているが、シュトルコフとは階級差があり、キムにとって厳しい試合となりそうだ。
「コンディションは悪くないです。いい方だと思います。相手はとても強い選手だと思います。思い切ったインパクトの強い試合をしたいです」とキム。
「年齢的(39歳)にはまだまだできる。だからオファーも受けた。強み・スタイルは相手が強ければ強いほど力を出せます」と、アラフォーながら強豪との対戦は上等だと豪語。
今回の93kg契約については「ミドル級が適正です。なのでヘビー級にパワーでは押されると思いますが、テクニックで対抗したい」と、シュトルコフの力を技で抑え込みたいとする。
UFCファイターのジョン・チャンソンと以前同じジムに所属しており、「彼のスタイルが好きで尊敬しています」とキム。今後戦いたい相手には岡見勇信と石井慧の名前をあげたが「2人ともRIZINの選手ではなかったですね」と笑った。