2023年6月16日(金)東京・後楽園ホール『Krush.150』の追加対戦カードが発表された。
KNOCK OUTを主戦場とするJAPAN KICKBOXING INNOVATIONライト級王者の大谷翔司(スクランブル渋谷) と、加藤和也(ドージョー☆シャカリキ)の参戦が決定。大谷は児玉兼慎(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)と、加藤は黒田勇斗(K-1ジム心斎橋チームレパード)と対戦する。
児玉は2020年11月からKrushに参戦し、2戦目で提髪和希に判定で敗れるもその後は3連勝。前戦は2023年2月大会で第4代Bigbangスーパーライト級王者・昇也から綺麗なワンツーでダウンを奪って勝利した。戦績は5勝(1KO)1敗。
大谷は陸上自衛隊徒手格闘部隊出身。2016年にデビューし、2019年1月にはREBELS-MUAYTHAIライト級タイトルへの挑戦を経験(ドロー)。2020年8月にはJAPAN KICKBOXING INNOVATIONライト級王座に就いた。12月にはKNOCK OUT-BLACKライト級王者バズーカ巧樹とノンタイトルマッチで対戦し、ダウンを奪って判定2-0で勝利。しかし、2021年5月のタイトルマッチでの再戦では逆にダウンを奪われて判定負けで王座奪取に失敗。2022年4月には『RIZIN TRIGGER 3rd』で初回KO勝ちも、7月には梅野源治に3RでTKO負け。12月には庄司啓馬にKO勝ちで再起を果たすと2023年4月に力斗にKO勝ち。戦績は17勝(10KO)8敗3分。
黒田は2018年5月からK-1 JAPAN GROUPに参戦し、林勇汰、森坂陸、蒼士、椿原龍矢、小倉尚也らと対戦。2021年8月・10月に行われた「第7代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント」では準決勝に進出するも璃明武に敗れ、2023年2月の「K-1 WORLD GP第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント」では1回戦で金子晃大に敗れ、10月には倉田永輝にも敗れて3連敗中。戦績は5勝11敗1分。174cmの長身を誇る。
加藤は伝統派空手出身で、パワーとアグレッシブさを活かしたガッツ溢れる戦いぶりで3連勝して2021年5月からKNOCK OUTに参戦。炎出丸、2022年4月に工藤“red”玲央、12月に小倉尚也に敗れて3連敗。戦績は7勝(1KO)8敗。
今後、KNOCK OUTがKrushとどう絡んでいくことになるのか、注目される。
また、ライト級3分3R延長1RでTETSU(月心会チーム侍)vs.三宅祐弥(Hacker GYM) も決定。
TETSUは2018年8月からK-1 JAPAN GROUPに参戦すると、佐野天馬、伊澤波人を破って頭角を現し、3連勝でKrushフェザー級王者・江川優生に挑戦したがKO負け。2019年11月には斗麗に敗れて連敗を喫し、7月のKrushからスーパー・フェザー級に階級を上げて提髪和希と西元也史に連勝。2022年は1月に斎藤祐斗にKO負けも、6月は松本涼雅に勝利したが12月に山本直樹にKO負けした。スピードを活かしたパンチ&キックが持ち味。ARROWS GYMに移籍して野田哲司の本名で出場していたが、今回からライト級に階級を上げると共に元々所属していた月心会に所属を戻し、リングネームも元々のTETSUに戻した。戦績は10勝(2KO)6敗。
三宅は2021年12月のK-1でプロデビューし、2勝のあと昇也に敗れるもその後は2連続KO勝ち。前戦は2023年3月に岩﨑悠斗に敗れている。戦績は6勝(3KO)2敗。