2023年5月20日(土)東京・後楽園ホール『Krush.149』の前日計量が、19日(金)都内にて13:00より行われた。
セミファイナル(第9試合)のKrushスーパー・フェザー級3分3R延長1Rで対戦する、岡嶋形徒(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)は59.65kg、松山勇汰(TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYO/K-1甲子園2020 -60kg王者)は59.85kgでそれぞれ計量をパス。
続いての会見で松山は「6戦目にして、タイトルマッチも経験している岡嶋選手。自分がここでどういう試合をするかで今後自分がどれくらい上に行けるかが決まってくるのでむちゃくちゃ楽しみにしています」と自分自身に期待している様子。対する岡嶋は「新しい階級に一つ上げて今回から試合をするので、倒して勝ちたい」と新天地となるスーパー・フェザー級での初陣をKOで飾りたいとする。
計量を終えた感想を聞かれると、松山は「1カ月くらい時間をかけて丁寧に減量してきたので、ミスることはないと絶対に思っていたのでとりあえずホッとしました。あとはリカバリーに専念して、やってやるぞって気持ちに切り替えていきたいと思います」とし、岡嶋は「57.5よりも2.5kg重いので、しっかり身体は作って来れたので明日はいいパフォーマンスが出来ると思います」とこちらも順調に減量が出来たとする。
互いの印象については「気持ちで前に出てくる印象」(松山)、「松山選手は天才系で何でも出来て凄い選手だと思います」(岡嶋)と、相手を評した。
試合が決まってから今日まで、どんなことを考えながら練習してきたのか。松山は「特に決めてやっているとか、何を狙っているのはないですが、一番自分がスーパーフェザー級で必要なのはフィジカル。なので今までの練習プラスアルファでフィジカルを徹底的に作り上げてきました」とフィジカル強化をあげる。
岡嶋は「ここ最近、技術を変に覚えて昔のよさ、勢いがなくなっていたので、前のように自分の戦い方を相手にぶつけるスタイルを意識して練習してきました」と原点回帰だという。
奇しくも、松山はレオナ・ペタスのジムの後輩、岡嶋は武尊のジムの後輩ということで、まさしく『格闘代理戦争』の図式となるわけだが…。
松山は「KRESTって選手が多くて、60kgの中でも。前回もKRESTの選手の予定でしたし、KRESTの選手とやるのはこれから先何回もあると思うので、特にそこはこだわってないです」、岡嶋も「僕も全然こだわってないですが、もう代理戦争と言われるのも嫌なので。ちょっと引っ張りすぎだなと思いますね(笑)」と、自分たちは自分たちだと話した。
そして、松山は「今回バッチバチに身体もコンディションも仕上げてきた。やってみないと分からないですけれど、自分自身めちゃくちゃ楽しみなので、きっと面白い試合が出来ると思うので注目しておいてください」、岡嶋は「新しい階級での一発目でいい相手を用意してもらったので、倒して勝ちたいと思います」と締めくくった。