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【GLORY】4大タイトルマッチに続き全対戦カード決定、K-1で活躍したエル・ボウニ、元サッカーのスイス代表、パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト4度獲得男ら参戦

2023/05/13 02:05
 2023年6月17日(土・現地時間)オランダ・ロッテルダム・アホイ・アリーナ『GLORY COLLISION 5』の全対戦カードが発表された。  既報通り今大会では4大タイトル戦が行われ、メインイベントはGLORYヘビー級暫定王座決定戦の1位アントニオ・プラチバット(クロアチア)vs.2位タリック・オサロ(ナイジェリア)に決定。  コ・メインはGLORYライトヘビー級タイトルマッチの王者ドネギ・アベナ(スリナム)vs.挑戦者2位タリク・カバベ(モロッコ)、第7試合はGLORYミドル級タイトルマッチの王者ドノバン・ウィッセ(スリナム)vs.挑戦者1位セルカン・オズカグライヤン(トルコ)、第6試合はGLORYウェルター級タイトルマッチの王者エンディ・セメリア(キュラソー/オランダ)vs.挑戦者1位ジェイ・オーバーメール(オランダ)と、階級順に並んだ。  4大タイトルマッチ前の第5試合では、ミドル級3位マイケル・ボアペア(ガーナ)と7位ウルリック・ボケメ(スイス)が対戦。  ボアペアはRINGS Holland Fighting Networkが主催する『Rings Gala』を主戦場とし、2022年3月には『Rings Fighting Network 2022』にてRINGSミドル級タイトルマッチを経験(ケビン・ヴァン・ヘッケレンに判定負け)。2022年8月からGLORYに参戦するも、2戦目でセルゲイ・ブラウンに判定負け。2023年3月には当時ミドル級3位のエルトゥールル・バイラックを判定で破った。戦績は14勝(6KO)3敗1分。普段は棺桶作りの職人。  ボケメはサッカーのスイス代表チームでプレーしていたが、怪我のため引退。リハビリで始めたキックボクシングでプロになることを決意したという。キャリア初期はスイスの大会で連勝し、『Enfusion』を主戦場にするとオランダやフランスで活躍。GLORYには2019年10月に参戦し、初戦では敗れるも12月の2戦目で勝利。しかし、その後はリングを離れて2022年6月に約1年半ぶりに復帰して勝利を収めている。戦績は31勝(17KO)3敗。  第4試合はライトヘビー級の3位フェリペ・ミケレッティ(ブラジル)vs.イブラヒム・エル・ボウニ。  ミケレッティは南米のWGPでアレックス・ペレイラ(現UFCミドル級王者)ともキャリア初期に対戦し、2013年3月にはWGPスーパーコンバットヘビー級トーナメント優勝。2014年9月にはWGPのブラジル -94kg王者、2016年8月にはWKN世界K-1ルール・スーパークルーザー級92.5kg級王座を獲得。2018年3月にはWAKOプロ世界ローキックルール94.2kg王座も獲得した。2018年10月よりGLORY参戦を果たし、2勝をあげたが以後は3連敗。崖っぷちで迎えた2023年3月のノルディン・マヒディンヌ戦で、得意のヒザ蹴りでダウンを奪っての勝利で連敗脱出した。戦績は17勝(5KO)10敗。  ボウニはメルヴィン・マヌーフの弟子で、2017年2月のK-1に初来日。当時、国内ヘビー級のトップに君臨していた上原誠に2RでKO勝ちを収めると、同年11月の「初代ヘビー級王座決定トーナメント」に参戦。1回戦でKOICHI、準決勝でロエル・マナートに連続KO勝ちという攻撃力の高さを見せつけたが、決勝ではアントニオ・プラチバットに判定負けして準優勝に終わった。その後は2018年7月から『ONE』に参戦し、初戦は勝利もタリク・ケバベス、アンドレイ・ストイカに連敗してONEを離脱。2022年6月からGLORYに参戦してマルシアーノ・ブングワンダスに勝利し、9月にはRISEで清水賢吾と1勝1敗のバダ・フェルダオスにも勝った。前戦は11月にムハマド・バリにKO勝ち。戦績は40勝(22KO)8敗1分。  第1試合から第3試合はプレリミナリーカードで、GLORYのYouTubeチャンネルにて無料ライブ配信される。  第3試合はヘビー級で8位ナビル・ハチャブ(モロッコ)とウラジミール・トクタシノフ(ドイツ)が対戦。  ハチャブは“ザ・タンク”の異名を持ち、134kgの巨漢ながらよく動く。2023年2月のGLORY初参戦ではウク・ユルジェンダルに勝利も、2023年3月の2戦目ではソフィアン・ラドウーニに敗れた。バダ・ハリとは同門。トクタシノフは51勝(28KO)18敗の戦績を持つベテランで、2019年12月にはMMAにも挑戦したが敗れている。GLORYには初参戦。  第2試合はライト級でアンドレイ・ケドブス(クロアチア)がマレクス・ペルチス(イギリス)と対戦。ケドブスは18勝(7KO)4敗、ペルチスは10勝(5KO)2敗で共にGLORY初参戦。  第1試合はウェルター級でディアグリー・カマラ(フランス)とエドゥアルド・ガフェンク(ルーマニア)が対戦。カマラは22勝(9KO)4敗1分、ガフェンク17勝(11KO)3敗で共にGLORY初参戦となる。  カマラは2019年9月にIKKC世界-86.2kg王座を獲得。ガフェンクはプロボクシングで3戦3勝の戦績を残してキックボクシングに転向し、2018年9月に第1回コロシアム・トーナメント世界スーパー・ウェルター級王座、2019年5月に同ウェルター級王座を獲得して2階級制覇。同団体では4度のパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを獲得し、『Dynamite Fighting Show』ではファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞するなど華々しい活躍をしている。 この大会は日本ではU-NEXTにてLIVE配信される。
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