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【DEEP☆KICK】3階級でタイトルマッチ、-53kgは無敗対決、-60kgはV2目指す王者に倒し屋が挑む、-65kgは元アウトサイダーvs.神のヒザ

2023/05/11 11:05
 2023年6月18日(日)大阪・泉大津市のテクスピア大阪『DEEP☆KICK 66』の第1弾対戦カードとして、DEEP☆KICK-53kg・DEEP☆KICK-60kgの2階級におけるタイトルマッチ、そしてDEEP☆KICK-65kgの王座決定戦と3つのベルトを懸けた戦いをトリプルメインイベントとして開催されることが発表された。  まずはDEEP☆KICK-53kgタイトルマッチ、昨年6月にDEEP☆KICK-53kg第4代王者に輝いた長谷川海翔(誠剛館)へ挑戦者決定トーナメントを勝ち抜いた上村雄音(BKジム)が挑む。  長谷川は現在プロ戦績8勝(7KO)1無効試合と負けなしであり、何より特徴的なのは高いKO率だろう。事実、2021年4月にDEEP☆KICKの地でプロデビューを果たすと破竹の勢いでKO勝利を連発。昨年3月より行われたDEEP☆KICK-53kg王座決定トーナメントでは準決勝でKING剛(ROYAL KINGS)を1RKO、決勝の王座決定戦ではKAZUNORI(T-KIX GYM)を相手に3RKOと鋭いパンチ・蹴りに決め所を逃さない嗅覚を存分に発揮し王者となった。  その後はRISEに出場を果たすと2月「RISE165」にて黒田直也(ハーデスワークアウトジム)を相手に強烈なヒザを含め2度のダウンを奪いこちらも2RKO勝利と勢いは衰えない。4月「DEEP☆KICK ZERO 06」では親友でありDEEP☆KICK-51kg初代王者の塚本望夢(NJKF teamBonds)とスペシャルエキシビジョンマッチを披露、その後のマイクではベルトは渡さないと客席に宣言してみせた。まだ高校生ながらも圧倒的な実力を見せる長谷川、初防衛戦となる今回も圧倒的な実力を見せるのか。  対する上村はプロ戦績5戦5勝とこちらも負けなしを誇っており、サウスポースタイルから独特なリズムでパンチ・蹴りを放っていくアグレッシブファイター。昨年12月より開催されたDEEP☆KICK-53kg挑戦者決定トーナメントにてDEEP☆KICK初出場を果たすと準決勝では山川敏弘(Maynish KICKBOXING)を相手にフルマークの判定勝利を飾ってみせ、3月の決勝ではKING剛を相手に手数を武器に攻勢を仕掛け判定は割れるも2-1で勝利、激戦を制し今回のチャンスを掴み取った。その際のマイクでは「(長谷川は)非常に強いチャンピオン、でも絶対に僕がチャンピオンになる」と語った。プロ6戦目にして初のタイトルマッチとなる上村独自のリズムと根性でベルトを奪い取りにいく。  続くはDEEP☆KICK-60kgタイトルマッチ、DEEP☆KICK-60kg第8代王者として1度の防衛を得て2年間ベルトを守っている大樹(HAWK GYM)に挑戦者決定トーナメントを制した上野コウキ(直心会)が挑戦する。  大樹はプロ戦績16勝(1KO)7敗で、3Rを通して前進を止めないスタミナと確かな技術を持ち合わせたファイター。2021年7月「DEEP☆KICK 54」で行われた岩郷泰成(TFT)とのDEEP☆KICK-60kg王座決定戦を制して第8代王座を戴冠すると、昨年6月には大前洸貴(INFINITY KICK BOXING GYM)を下し見事初防衛を飾った。昨年7月「PROFESSIONAL SHOOTO 2022 Vol.4 in OSAKA」では1dayトーナメントとして行われた「CKC 2022 -57.5kgトーナメント」に出場すると優勝を飾るなど更に実力をつけてきた。2度目の防衛戦となる今回、上野を倒し長期政権を築くことが出来るのか。  対する上野のプロ戦績は6勝(5KO)6敗1分と剛腕を武器に様々な団体で暴れまわっている倒し屋。DEEP☆KICKでは現在4戦4勝3KOと無敗かつ驚異のKO率を示しており、3月「DEEP☆KICK 65」で行われたDEEP☆KICK-60kg挑戦者決定トーナメント決勝ではKOSスーパーフェザー級王者など2団体でベルトを巻いているライヤマン(ナックルズGYM)と対戦、1Rにカウンターの右フックでダウンを奪うと3Rには三日月蹴りで強烈KO、ド派手な倒し屋ぶりを発揮し今回の挑戦権を奪い取った。プロ14戦目にしてようやく巡ってきた自身初のベルトを懸けた戦い、威力抜群のパンチとその基にある確かな技術を活かし第9代王者の栄冠を殴り取りにいく。  DEEP☆KICK-65kg王座決定トーナメント決勝は、4月に行われた「DEEP☆KICK ZERO 06」及び「DEEP☆KICK ZERO 07」で行われた準決勝を互いにKO勝利で勝ち進んできた石田迅(LEGENDGYM)と田邉雅弥(Blaze)が第4代王者の座を懸けて激突する。  石田はプロ戦績5勝(4KO)2敗と強力なパンチを武器にKO勝利を連発しているインファイター。DEEP☆KICKでは3戦2勝2KO1敗、12月にDEEP☆KICKランカーの竹市一樹(MA二刃会)から強烈パンチで1RKO勝利、トーナメントへの切符を勝ち取ると4月の準決勝ではラーテル湧人と対戦、こちらも2Rに強烈なパンチでKO勝利を奪い決勝に駒を進めた。過去にはTHE OUTSIDERで活躍しており醸し出す雰囲気も正にアウトロー、4月の試合後マイクでも「1Rで倒したかったけど2Rまでかかってしまった」とコメントしており開始早々から倒しに来る選手だ。  対する田邉はプロ戦績3勝(3KO)1敗と勝利は全てKO勝利、そしてそのKOは全てヒザ蹴りによるものという”神のヒザ”を従えるこちらもインファイター。DEEP☆KICKでは2戦2勝2KO、1月に杉山卓(TeamFIST)からヒザの連打でKOを奪い印象を植え付けるとトーナメントに抜擢、準決勝ではNJKFランカーの悠YAMATO(NJKF大和ジム)に対して2Rに今度は顔面ヒザ蹴りで2RTKO勝利を飾り、決勝進出を決めた。4月の試合後マイクでは「これは僕のためのトーナメントなので、必ずベルト獲って次のステップに行く」と強気なコメント。昨年5月にプロデビューを飾り僅か1年プロ5戦目で自身初のタイトルマッチまで辿り着いた田邉、勢いは上々だ、決勝も”神のヒザ”でベルトを奪い取れるか。  他にはDEEP☆KICK-55kg契約にて同級8位でパンチ・蹴り共にスピード抜群の井上大和(NJKF TOKEN KICKBOXING GYM)vs. 4月「DEEP☆KICK ZERO 06」にて強烈なKO勝利をおさめ早くもランカーとの対決になる中嶋愛樹斗(誠剛館)、RISE公式戦-45kg契約と銘打つ女子選手対決としてプロ10戦を超え更に実力がついてきた坂田実優(FASCINATE FIGHT TEAM)vs.3月「HOOST CUP KINGS KYOTO11」でデビュー戦勝利を飾ったSAMI(OISHI GYM)の対決など2試合も発表された。  以上3つのベルトを懸けた熱い戦いをトリプルメインイベントとして開催される「DEEP☆KICK 66」。近年、元王者も含めてDEEP☆KICK王者たちが先のステージで活躍を見せているだけに、今大会でも未来のスターとなるチャンピオンが生まれるのか。
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