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【Krush】フェザー級で新美貴士vs.寺田匠、MOMOTAROvs.稲垣澪のベテランvs.若手対決、無敗の寺田はオランダ修行を経ての7戦目

2023/05/09 21:05
【Krush】フェザー級で新美貴士vs.寺田匠、MOMOTAROvs.稲垣澪のベテランvs.若手対決、無敗の寺田はオランダ修行を経ての7戦目

6戦無敗の快進撃を続ける寺田が、元王者の新美に挑む

 2023年6月16日(金)東京・後楽園ホール『Krush,150』の対戦カード第一弾発表記者会見が、5月9日(火)都内にて行われた。

 新美貴士(名古屋JKファクトリー)vs.寺田匠(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)、MOMOTARO(OGUNI-GYM)vs.稲垣澪(K-1ジム大宮チームレオン)のフェザー級3分3R延長1Rの2試合が決定。


 新美は2018年8月からK-1 JAPAN GROUPに参戦し、2020年の「第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント」で優勝して王座に就いた。同王座は2022年5月の4度目の防衛戦で玖村修平に敗れて失っている。8月にはK-1フェザー級世界最強決定トーナメントに出場も1回戦で敗退。12月に國枝悠太から判定勝ちするも、2023年3月のRISEでRISEフェザー級王者・門口佳佑に判定で敗れた。戦績は15勝(6KO)8敗のサウスポー。


 寺田は幼少期から様々な格闘技を学び、地元・九州のアマチュア大会でキャリアを積んでABEMAの番組企画『格闘代理戦争』に出演。2020年4月にプロデビューすると、現在まで6勝(2KO)無敗。前回はK-1に出場し、銀次から勝利を奪っている。


 MOMOTAROは2010年10月にNJKFでプロデビューし、2014年11月にNJKFフェザー級王者、2015年9月には10連勝でWBCムエタイ日本統一同王者に。タイ、中国でも試合を重ね、2017年6月にはWBCムエタイ・インターナショナル王座を獲得。2019年に『ONE Championship』と契約し、3勝2敗の戦績を残して2021年3月からK-1参戦。西元也史、朝久裕貴にKOで連敗を喫したが、2022年8月に提髪和希から勝利をもぎ取った。スーパー・フェザー級からフェザー級に階級を下げた2023年3月の竹内将生戦も勝利して連勝。戦績は34勝(8KO)13敗1分。


 稲垣は極真館空手出身でジュニア時代から数々の入賞歴を持ち、15歳で全日本ウェイト制大会-60kg優勝。キックボクシングではABEMAの『格闘代理戦争』に出場して名を上げ、2020年4月にプロデビュー。KHAOS、K-1、Krushで3連勝するとBigbangに出場して2連勝で2021年11月にBigbangフェザー級王座を奪取した。しかし、2022年5月の寺田戦で初黒星を付けられ、8月の岡嶋形徒戦ではKO勝ちも、12月には現王者の森坂陸に判定で敗れた。戦績は6勝(4KO)2敗。


 中村拓己K-1プロデューサーは「赤コーナーはタイトル歴もキャリアもある選手、青コーナーの若い選手がぶつかっていく図式のカードとなった。誰が一番のインパクトと結果を残すのか」とこの2試合のテーマを話した。

 稲垣は「弟(稲垣柊=Krushスーパー・ライト級王者)が王者になって負けられないなって思っていて。今回気合い入っています」と、弟に負けていられないとの意気込み。

 MOMOTAROは「フェザー級に落としての2戦目。落としたからにはフェザー級のベルトを巻きたいので注目しておいてください」と、今後ベルトを狙っていくとした。

 寺田は「10カ月ぶりの試合になります。その間、大きな怪我もなくオランダ修行に行ったりして濃い10カ月でした。この10カ月でどれくらい成長したか楽しみに見ていてください」と、オランダ修行の成果を見せるとする。

 新美は「Krushには1年ぶりの参戦なのでKrushらしいKO勝ちをして、もう一度しっかり勝つことでトップ戦線に行けるようにこの試合は絶対に勝ちたいと思います」と、勝利して再浮上したいと話した。

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