以下、記者会見での一問一答。
――対戦相手の印象は?
稲垣
「長身で蹴りが上手いイメージ。間合いは遠いと思っているので、そこをどうするかを考えながら練習しています」
MOMOTARO
「試合の映像を見ました。綺麗なオーソドックスの選手という印象があります。戦績は若いのでベテランの意地を見せたい」
寺田
「印象は打たれ強いなっていうので、K-1王者とも戦って倒せていないので自分とやったらどうなのかなって楽しみです」
新美
「若くてパワーのある選手で。これからもっと強くなっていく選手だと思っています」
――中村Pが言った対決の構図をどう思う?
稲垣
「リングの上での試合経験は凄く大きいものだと自分もやっていて思うので、そこでMOMOTARO選手にどう食いついていくかを見て欲しいと思う」
MOMOTARO
「稲垣選手は戦績も倍以上やっているので、その若さに負けない試合、試合でもまだまだ若い選手に負けない姿勢をこの試合で見せていきたい」
新美
「まだ6戦くらいの選手なので、一戦一戦強くなっていくスピードが速いと思うので次の試合も強いのかなって。元々強いと思っていた選手なので試合が楽しみです」
――寺田選手はオランダ修行をしたということだが?
寺田
「去年の11月に行きました。兄がオランダに住んでいるのと、試合期間が3カ月くらい空くと言われたので新しい空気を入れようと思って2カ月ほど行っていました。ニキー・ホルツケンのジムに行きましたね。技術は正直KRESTの方があると思ったんですよ。でも凄くコーチが厳しくて、昔の自分を思い出したというか。初心に帰れたって感じです」
――新美選手はそれを脅威に感じる?
新美
「やることは変わらないので、しっかり勝つことだけを考えています」
――赤コーナーの2人は、若い選手を迎え撃つことはこれまでもあったと思うが、どういう心境?
MOMOTARO
「まだまだ若い選手には負けない姿を見てもらって、同年代の選手や違う仕事をしている人たちにも勇気や感動を与えられるようないい刺激を与えられる試合をしていきたいと思います」
新美
「僕も29歳でどんどん若い選手が出てくる中で、一戦一戦負けたら次はないような危機感があるので、死ぬ気で勝ちをつかみ取ってトップ戦線に行かないと先はないと思って試合をしています。その気持ちだったりを練習や試合で出したいと思います」
――MOMOTARO選手はテクニシャン、稲垣選手もテクニシャンということで自分とテクニックを比較してどう思うか?
稲垣
「自分はオーソドックスで、MOMOTARO選手は両方使えるけれどサウスポーがメイン。遠いところからのミドル、中までのもらわずの攻防なんかは凄く上手いと思います。自分は空手からやっているので、蹴りとパンチにも注目してもらいたいと思います」
――寺田選手、ホルツケンのジムはスパーリングをバチバチやるイメージがあるが?
「正直、レベルで言うと同じ階級の選手は相手がいなくて65kgの王者クラスとスパーリングしたんですが、ボコられたというより自信になりました。日本の技術が海外よりあるかなと思って。フィジカルは海外の方があるけれど、技術で言ったら日本の方が進んでいるのかなと思いました」
――MOMOTARO選手は2連勝して、K-1ルールにもアジャストしている?
MOMOTARO
「K-1とKrushで4戦してみて、ルールに適応できていると自分でも感じています。練習もパンチだけのミットやマスをやっていて、いろいろな選手もジムに来ていただいて練習させてもらっているので、そのおかげで少しずつですが慣れてきているのかなと思います」
――多彩な蹴りで対策しづらい展開にする?
MOMOTARO
「トリッキーと言いますか、回転技はこのルールでも使っていこうと思っていますし、自分の色を出していきたいと思っています」
――最後にファンへのメッセージを。
稲垣
「残り1カ月半、死ぬ気で練習して6月に勝つ姿を見せたいと思っています」
MOMOTARO
「フェザー級に来たからにはKrushのベルトを獲りに行きます。強い選手が他にもいると思いますが、しっかり勝ってつなげていくので注目よろしくお願いします」
寺田
「残り1カ月半、この一戦で自分の力量が分かると思うのでしっかり勝って。Krushに出るとなったら、もったいないって思われる選手になります」
新美
「6月、Krushらしい試合をして必ず勝ちます」