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元RIZIN&Bellatorバンタム級王者の堀口恭司(アメリカントップチーム)が9日、都内で会見し、自身がエグゼクティブ・プロデューサーとして旗揚げする新団体の名称を『TOP BRIGHTS』(兄・堀口健太氏が代表)とすること、第1回大会を2023年9月9日(土)に、地元・群馬にある約1万人収容のALSOKぐんまアリーナで開催することなどを発表した。
ファンからの1万579件の応募から選んだという団体名『TOP BRIGHTS』は「一番輝く」を意味し、恭司は「『自分はトップになる』と自信を持って言える選手に出場してもらいたい。(応募選手のレベルは)全然、まだまだですね。今日、発表してこれから。まだこの団体にはスターがいないので、『俺は絶対新しい団体でスターになれる』っていう方は応募してきてください。いまがチャンス。それをぜひ掴んでください」と語った。
旗揚げ大会は、「現在制作中のケージ」でのユニファイドルールによるMMA(総合格闘技)とキックの試合、ジュニアの空手の試合を行う予定。5月13日に選考会を行い、そこで一部出場選手を決めるが、その後も募集やスカウトは続けていくという。
大会のテーマは「本物志向」。「エンタメ要素をあまり入れずにやっていきたい」と語る。現在人気を博しているBreakingDownが「刺激になった」とも堀口は明かす。
「『BreakingDown』が出てきてから、興行としてはいいけど、格闘技のイメージとしてはあまり良くない。そっちの方向に逸れてほしくないから、『TOP BRITHTS』を本物志向で作ろうと。『BreakingDown』にはいい意味で刺激されました。日本には武道がある。その心を忘れないために力を貸すことにしました」(恭司EP)
「日本の武道の精神、喧嘩ではなくスポーツ、競技とししての格闘技を進めていきたい」(健太代表)
恭司自身は、「自分は今後も選手としてトップファイターになるためにアメリカで練習していきます」と、Bellator契約選手としてフライ級で頂点を目指す考えで、「それと同時に、『TOP BRIGHTS』をこういう形で支えられたらと思います。群馬県ってネットで“秘境”って言われていますが、地元だし有名にしたい。選手としての自分の『TOP BRITHTS』出場は、ほかの団体の契約もあるので、いまは難しいですが、(エキシビションなどは)契約上許されれば。(将来的には)もしかしたら(参戦の)可能性はありますよね」と、語った。