対戦を望んでいるロッタンの試合をABEMAで解説した武尊
ONE Champonshipのチャトリ・シットヨートンCEOが「複数試合契約を締結した」とSNSで発表した武尊が5月6日(土)、『ONE Fight Night 10』ABEMA中継のゲスト解説に出演。
武尊が対戦を望むロッタン・ジットムアンノンが、エドガー・タバレスを左ヒジで2R KOに下した試合について「強いし試合が面白い。1Rからあれだけ圧をかけて相手を下げさせて、ローも当てて蹴りでも散らしていた。ヒジで相手のダメージが抜けていない間にKOした」と評価。
「感情を出して戦う選手が好き。ロッタン選手、ほんとうにやりたい選手なので、そこを考えてますけど、今は6月の復帰戦で勝つことだけを考えて集中して、そこで勝ってまた次が見えて来る。必ず勝ってベルト持って日本に帰ってくる」と語った。
ロッタンは試合後、ファイトマネーとは別に10万ドル(1300万円)のボーナスを獲得。「1個上(バンタム級)に上げてジョナサン・ハガティに挑戦したい」と二階級制覇を宣言した。
解説席の武尊は、「試合後にボーナスが決まるという形は日本で見たことがないですね。ONEだけじゃなく、今も夢がありますが、もっともっと夢のあるこういう業界にしてしていきたい」と語ると、「ONEにはいろんな選手がいるし、ずっとK-1をやってきた自負とK-1チャンピオンが世界最強という自負もあるので、日本格闘技の強さも見せられると思います。早く参戦したいなと思います」と意気込み。
さらに大会後も「あらためてああいいうファイトスタイルを見ると戦いたくなりますね。ファイターの気持ちみたいなものをふつふつを沸き立たせてくれる」とコメント。
ロッタンも、解説を務めた武尊に向かってカメラごしに「今日で僕のパフォーマンスが分かったと思う。武尊と戦うためならいつでも準備できてる。どこででも戦う」とメッセージを送った。
その言葉を受けた武尊は「嬉しいですね。僕も同じ気持ちです。ロッタン選手がこの試合を乗り越えたように、まずは6月の試合を乗り越えて、また違う機会にメッセージを送りたいと思います」と応えた(※9日午前11時30分よりABEMA会見予定)。
武尊は6月24日にフランス・パリのゼニスアリーナで開催される『Impact in Paris』でベイリー・サグデン(英国/Suggys Gym)を相手に空位となっているISKAのK-1ルール61kgのタイトルマッチで対戦する予定。
2022年6月19日に東京ドームで開催された『THE MATCH 2022』で那須川天心に敗れて以来、約1年ぶりの復帰戦に臨む。
武尊は「1回引退しようと思ったんですけど、負けたままの姿で終わりたくなく、手術をして復帰して、いまはもうリハビリも終わってガンガン試合できる状態です。先月1カ月くらいアメリカで合宿して、ここからラスト追い込みをやりきって仕上げていきます。
(ABEMAとの1億円契約は)僕自身がもらえることもそうですけど、格闘技業界が変わっていかないと発展していかないと思うので、海外では長者番付の上位に格闘家が並ぶくらいだし、日本もそれくらいに、もっと夢があることを見せていきたいと思います」と語った。