総合格闘技なんでね。全部チャンスあるじゃないですか
――SNSに動画をあげていた青木真也さんからのアドバイスは?
「なんも。だからなんなんでしょうね。なんのために使っているんでしょうね。そのおかげでみんなの印象に自分は残れてたし。なんかこの間、RIZINのインスタライブの文章に『あ、これが山本アーセンか」みたいなのがあって『あ、それで知ってくれたのか』みたいな。だからプラスではあるのでいいんじゃないですか。そこで裏で青木さんからテイクケアがあったらもっとよかったかもしれないけれど、あの動画ばかり使っているだけだから。まあ、いいんじゃないですか。そのおかげで覚えてくれて。ただ、俺はもういいですって感じ(笑)」
――フライ級の身体で動くことは?
「フライ級が一番自分に適してると思っています。減量方法も今回いろいろとチームでやってみて、昨日とか、(中村)倫也に相手してもらって組みをやってみたんですけれど、落ちてないし頭もまわるし。俺この階級に移してよかったなって。RIZINさんありがとうございますくらいですね」
――試合当日は体重を戻す?
「戻します、ちゃんと。どれくらい戻そうかな? それもあとでチームと相談して決めたいかなと思います」
【写真】2020年8月の加藤ケンジ戦、マウントをとってパウンドを打つアーセン
――今回のセコンドは?
「カイル(・アグォン)と將生とモッサ先生(K-1ジム五反田の秋元僚平トレーナー)ですね」
――このチームで取り組んできた?
「そうですね。だいぶ前からモッサ先生とはやってたんですけれど、ずっと一緒にやってきているし、自分の感情だったり、自分がここだったらこう考えてるだろうなってのを分かってくれているのがモッサ先生だったりするので。今回はあえて入れてみました。やっぱり信用する人をコーナーにおけば何を言われても信用できるんで」
――当て感のいい伊藤選手に勝利のポイントになりそうなのは?
「全部だと思いますよ。総合格闘技なんでね。全部チャンスあるじゃないですか。打撃ができるからって、寝技の人が打撃を当てることもあるわけだし。打撃だからとか、当て感がいいからとかじゃない。だからそんなに決めないでくださいよ」