大技は逃げ。どの局面でも勝ってやろうと思っている
練習環境は「和歌山でボクシング。今回は月の3分の2は和歌山にいました。何度も合宿行かせてもらって。今トレーナーが3人付いていて、ボクシング、ムエタイ、フィジカルとバランスよくやっています。今まではボクシングの日はボクシングだけ、ムエタイの日はムエタイだけでしたが、今はボクシングの間にムエタイを挟んだりしているので、凄く効率よくバランスよく出来ている」という。
どんな勝ち方をしたいか、との質問には「電光石火です」のひと言で答えた。
安保と言えば飛び二段蹴りや飛びヒザ蹴りなどの大技のイメージが強く、その大技が電光石火ということかと問われると「あれはけっこう逃げなんですよ、逃げの技だった気がするんですよ、僕の中で、あれで倒しますし、派手な安保瑠輝也って印象でいいんでしょうけれど、僕としてはああいう技をするって展開は2つパターンがあって、自分がめちゃくちゃいい調子の攻撃を出している時、そういう時は倒せるんですよ。もうひとつが、自分の苦手な展開で潰されそうになった時に、決死の一手で出す胴廻し回転蹴り、飛びヒザ蹴り。あれは自分の弱点の部分を逃げるためにやっていたという自己分析をしていて。だから(今回は)あまり出さない気がします。出すとは思いますけれど、そんなに出さない気がしますね。というのは、そういったところを潰してきているので、弱点がなくなってきているんですよ。どの局面でも勝ってやろうと思っています」と、大技に頼るのは逃げなので正攻法で真っ向勝負を挑むと宣言。
この試合に何を背負って臨むのか、との質問には「何も背負わない。自分の人生を変えるために、あとは子供の頃に憧れたヒーローを超えるために戦います」とした。
ファンからは「そもそもなぜRIZINに参戦しようと思ったのか」との質問があり、「日本の格闘技で今一番盛り上がっている団体だし、本物志向の団体だと思います。安保はRIZINに来て何をするつもりなんだって、そこを聞きたい人が多いと思うんですけれど、僕自身に関しては明確な目標が固まっているんですが、それはまだ言いたくなくて。まずRIZINに一度上がって見たくて、もっと日本で安保の存在を格闘家として広く知られたいという気持ちでRIZINを選ばせてもらいました」と回答。
そして「俺にしか作れない道を作りたいと常日頃思っているので、僕の歩んでいる道は王道じゃなくて邪道。変なことはしているが結果は出していると思っている。そのスタイルは貫いていこうと思います。RIZINで立ち技はいらないと意見がたくさんあるのも分かっていますが、間違いなく言えるのは俺の試合はめちゃくちゃ面白い。それを期待してください」とRIZINファンへメッセージを送った。